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地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

武相風雪鉄2014 (4) 東急デヤ7290

2014-02-15 00:00:00 | 事業用車両


 雪の恩田に来たとなれば、これを忘れるわけには行きません。白い世界に佇むデヤ7290! この車両がこの位置に押し込まれて以来、早いもので約1年半、既に何度高台から撮りまくったか忘れてしまいましたが (笑)、これほど雪まみれな姿はこれが最初で最後になるかも知れません。というわけで、風雪の中でレンズ交換に難儀しまくりでしたが、まさに一期一会なひとときをかみしめたのでした……。



 ちなみに他の車両につきましては、まず5166Fの中間車3両が目立つ位置にいましたが、5000系列のことはどうでも宜しい。8590系の3両と1000系数両が不気味な沈黙を保ったまま雪をかぶって奥に放置されていることの方が気になりますが、1000系につきましてはついに池多摩用として大改造を受けた1500系が総合車両から出て来たことからして、近いうちに新たな動きがあるのかも知れません。

【朝8時半補筆】2/8に撮影したこのネタから隔たること6日後、昨14日の深夜に降った雪の影響で、元住吉駅で衝突事故が起こり、こどもの国駅ホーム屋根が崩壊したり……。朝起きてニュースやネットを見て仰天しました。対応に当たっておられる現場の皆様には、一介のファン&田都利用者ながら御見舞い申し上げます。

駿遠私鉄周遊2013春 (9) 遠州鉄道ED28

2013-12-09 00:00:00 | 事業用車両


 天竜二俣にて転車台に国鉄型車両保存車といった古典的鉄道遺産三昧を満喫したあとは、再び天浜線に乗って移動……と申し上げたいところですが、1時間に1本の天浜線はすぐには来ないため、ほんの数百m歩いて二俣市街に入り、西鹿島まで15~20分間隔で走っている遠鉄バスでGo! 残念ながらやって来たのはエルガミオでしたが (-_-;)、天竜川を列車とは違った眺めで渡るのはいとをかし。本当に、ここ二俣界隈で天竜川が峡谷から突然だだっ広い流れに変わる光景は不思議なものです。いずれ水窪までフォッサ・マグナのバス旅をしてみたいものですなぁ……。



 というわけで西鹿島に着いたあとは遠鉄電車で浜松に向かい、あとは新幹線で帰るだけでしたが、それだけでは面白くありませんので西ヶ崎にて下車し、遠鉄の秘宝・ED282を甥っ子に見せて激写した次第です。この罐、今から約10年前に訪れた際にも撮影しておりまして、今回は違った位置、そして休車札無しの状態で撮りたいものだと思っていたのですが……位置も休車札も寸分違わず10年前と同じで残念……!! (-_-;;) まぁある意味でこの罐は、何時訪れても全くピクリともせず同じ位置でとどまり絶食している、いま流行のダイオウグソクムシのような存在なのかもしれません (爆)。しかし……いずれ一度でも良いのでパン上げした状態を撮って見たいものです。その前に廃車となるのか、それとも今後も末永く、ほとんど休車のまま延々と生き延びて、自分の方が先にこの世におさらばとなるのか……? (汗) ……な~んてことを書いていたら、最近この罐は検査を受けたそうで、目出度い限りです。ピカピカな姿を拝みにまた西ヶ崎に行きたいなぁ……と。

播州鉄見聞2013 (4) クモヤ443参上!

2013-12-06 00:00:00 | 事業用車両


 季節はすっかり師走に突入している今日この頃ですが、去る9月に近畿を襲った台風豪雨の直前の凄まじい湿気の中で敢行した南海鉄コレ購入ついで関西遠征のネタはまだまだ続きます (滝汗)。というわけで、今日のアップは珍車中の珍車!
 寺前を12時57分に発車した姫路行は、恐らく真っ昼間につきガラ空きだろうという予想とは裏腹に、停車駅ごとにどんどん客が増え、姫路に着く頃には立客多数! うぬぬ……なかなかやるじゃないか、播但線とジェット103! この勢いで福崎以南30分間隔化の実現を、「乗り撮り鉄」としてお願いしたい次第であります。
 というわけで、姫路駅に進入する103系の車内から、岡山の115系とか停まっていないかなぁ~と思い窓外に注目していたところ、なななな何と!!神出鬼没の架線検測車・クモヤ443が停まっているではありませんか!\(^O^)/



 個人的には、なかなか多忙な中で架線検測車を追いかけるだけの時間的余裕はありませんが、いつかクモヤ443も一度で良いので撮ってみたいものだ……と思っておりましたので、何というラッキーさ♪♪ とりわけ、東の兄弟車両・クモヤ193が廃車となって久しい中、この手の「正面→特急顔、側面→急行&近郊型車両断面」な事業用車と戯れるとすれば、西のクモヤ443をつかまえるしかありませんので、突如予期せずして訪れた奇跡の出逢いに感謝!感激!であります (*^^*)。
 なおこのクモヤ443、大阪方のヘッドライトが点灯していましたので、てっきり山陽線を東に向かうのかと思いきや、複雑な渡り線を通って播但線へ入ってしまいました! うぬぬ……分かっていれば播但線内で激写したものを!と一瞬思ったのですが、冷静に考えてみれば盆地状の沿線の蒸し風呂ぶりは堪え難いレベルでしたので、「まいっか、逆光ながらも姫路でこうして奇跡的に撮れれば♪」と思い直し、改札を出て次のスポットに向かったのでした。

東急恩田通信・旧デヤ残り1両編

2013-11-23 00:00:00 | 事業用車両


 約2週間前に等々力総合競技場で開催されたサッカーと東急のコラボイベント……本当にデヤ7200が陸送で解体場送りとなってしまいましたね……(号泣)。しかも展示の方法は、車体のギリギリまで柵が迫り、車内は幕を回すガキもとい御子様や、一般見学に殺到したヲタヲタヲタ……ということで、とてもゆっくりしみじみと別離のひとときを味わうというものではなかったとか。天気が悪いうえに前日の伊豆急での猛ハッスルの疲れが残り、自宅に持ち帰った仕事もしなければなりませんでしたので、「まぁパスで良いか……」と思った次第ですが、実際にパスして本当に正解であったなぁ、と改めて思う次第です。



 と申しますのも、今月初頭の時点で、ド順光のもと恩田での最後のひとときを過ごすデヤ7200を最後に撮りまくることが出来たからです♪ このときは、デヤ7200の搬出が近いことを踏まえて、いつもの高台がちょっとした賑わいとなっていましたが、もちろんパニックとはほど遠く、あくまで永きにわたったデヤ7200の恩田留置を最後に目に焼き付ける静かな時間であったと思います。テクノに長期間置かれていたということは、恐らく何らかの改造を施して別のところに持って行くことを意図していたのかも知れませんが、その計画が流れて結局解体になったことは、まさに「一寸先は闇」という言葉を思い出させるに余りあります (T_T)。とにかく残念のひとことですが、長年にわたる活躍どうもお疲れ様でした……。
 そして現在、デヤ7200がいた位置にはデヤ7290が押し込まれています。「検測車を展示」ということで、7290を等々力に持って行くのかと思いきや、7200であったというのは意外であり、しかも7290よりも奥にあった7200を引き出す入換も面倒だったのでは、と思うのですが……何がどうなるかは一介のヲタには分かろうはずもありません。今後少しでも永く、デヤ7290がその姿をとどめることを祈るばかりです。

富山新港をめぐる旅 (3) 万葉線デ5022

2013-10-22 00:00:00 | 事業用車両


 祝!富山地鉄17480形(東急8590)のデビュー日決定! さてと仕事を頑張らねば……(謎) というわけで、7月に富山を訪問した際の記録として、かつての富山地鉄射水線~加越能高岡市内線の栄光の跡を偲んだ旅の続きです。
 越ノ潟から、眺めて良し・乗って良しの猫電に揺られることしばし、結構長大でビビる単線併用軌道をひた走り、JR氷見線&伏木貨物線をオーバーパスする築堤を乗り越えると、万葉線の要に当たる米島口に到着~! 軽快なトークと安全運転動作が素晴らしいくノ一運転士様とはここでお別れしまして、まずは教えられた通りに本社窓口に向かい、ドラ電クリヤファイルをゲット! (^o^) いやその……当日その場に来るまでは、そんなものが売っているとは全く知らなかったのですが、いざその場で目にしてしまいますと購入せずにはいられないのは、既にヲッサンとなって久しくなった「哀しいドラえもん初回放送世代」ゆえであります(ドラえもんの声は、絶対に大y……以下略!)。



 それはさておき、グッズ購入の後は少々駐車場にお邪魔しつつ (但し近寄らず、遠くから望遠で撮影)、今回の米島口訪問、いや万葉線訪問における最大のお楽しみであるデ5022の御尊顔を拝観致しました……(*^^*)。かつて富山地鉄射水・笹津線のインターアーバン車両として一大勢力を誇ったデ5010形は、両線の廃線と運命を共にしたものの、一部はその軽快なボディゆえに野上電鉄に移り、デ10形として1994年の廃線まで走り続けたという経歴を持っています。したがって、デ5010形の営業用車両としての命運は、野上電鉄廃線によって断たれたわけですが、加越能鉄道→万葉線に引き継がれた5022は、緑とクリームの塗装も如何にも往年を偲ぶべく、冬期の除雪車として活躍してきました。しかしその除雪車としての役目も、如何にもデキる雰囲気の赤い車両が出現したことから既に終了し、こうして予備車的存在として眠り続けているという次第……。そのシンプルな田舎電車然としたスタイルに、巨大なスノープロウを装着した姿は……このアンバランスさが何とも魅力的で、豪雪を狙って高岡に宿を確保し撮影するという機会がなかったことを今さら残念に思うものですが (こればっか ^^;)、放置され朽ちてボロボロになる前に良好な状態で撮影出来たのはラッキーだったなぁ……と思っております。