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地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

風前の灯火となった相鉄7000系

2018-10-05 00:47:00 | 大手民鉄 (相鉄)


 一昨日の相鉄大本営発表によりますと、2019年度末=2020年3月改正で開通する相鉄=JR連絡線用の新型車両は、大方の予想通りにE235系と同じサスティナボディの12000系となるとのことですが (性能はE233・11000系に合わせるようです)、正面デザイン・塗装・内装はいずれも東急直通用の20000系と近いイメージとなっています。その20000系も、このたび経産省のグッドデザイン賞を受賞したとのこと。相鉄沿線民は、9000系YNBリニューアル車や20000系の登場からそれなりに時間が経った今でも、あの不思議な輝きを放つ濃紺の車体が現れると「をを・・」と感動の溜息を漏らしますから (私の親など、横浜への往復でYNBに当たると大喜びで報告するほど。笑)、とりあえず相鉄のブランディング戦略は、沿線民に対しては大当たりしたのかも知れません。今後、12000系や20000系が実際に都心へと直通するようになったとき、相鉄のソの字も知らないようなパンピー都民の皆様がどう反応するか興味深いところです。都内では電車よりもビジホの方が相鉄の名をいち早く広めているようですので……(否、都民は相鉄系ホテルに泊まらないでしょうから、まずは地方からの客に知られつつあるということでしょうか。でもそういえば、ソウル明洞のあたりにもオープンしたのでしたっけ?→相鉄沿線民が相鉄系ホテルに泊まるチャンス)。



 そんな12000系も20000系も近い将来の大増備は明らかで、まず12000系は来年度6編成が揃うとのこと。すると、既に8連各停としてたまに細々と走っているのみとなった7000系は、ひとたまりもなく全滅することになるでしょう……(モヤ700を除く)。2100系や5100→5050系を含めて、一時代を演出した切妻アルミボディ+幕板と裾の細い赤帯というスタイルは、間もなく見納めとなります。分かりきっていたこととはいえ、子供の頃からこの車体と付き合い、苦く甘酸っぱい思い出もある身としては、寂しいものですね……。既にそれなりに撮り貯めていますので、とりあえずは見かけたら乗ることに徹したいと思いますが、もしさよならHMでも付こうものなら、沿線はパニック必至でしょうか……。相模大野でさよなら撮影会が開かれるのであれば、万難を排して訪れたいものです。
 画像は、天王町〜星川間の高架化工事が始まる前の04年と09年に撮影したものですが、ついに上下両方の高架化が完成のはこびとなり、昔ここが名撮影地であったことの片鱗もなくなったことこそ寂しけれ。

 それにしても、マイクロから近いうちに発売される相鉄9000系は、単にひと頃のマイクロと比べて大幅に値下げとなっているのが好ましいのみならず、YNBの色再現もなかなかうまく行っているようで (少なくともNGIさんの画像を拝見した限りでは) 期待が高まりますが、すると9000系鉄コレの立場は一体……。既に7000系はマイクロから出ており、新7000系がマイクロの空白区となっていますが、新7000系もこの先あっという間に消えることは確定ですから、その動きとからめてマイクロからN模型が出るのか否か、注目したいと思います。

相鉄20000系撮影会影の主役・7712編成

2018-02-15 19:09:00 | 大手民鉄 (相鉄)


 相鉄・相模大塚の撮影会では毎回、安全上の見地からホームでの撮影を防ぐため、本線と撮影会場とのあいだに目隠し編成を並べるのが恒例となっていますが、往々にしてそんな目隠し編成が影の主役としての意味を帯びていることもあります。そこで、今回はどんな編成が並べられているのやら……と楽しみにしていたところ、何と!20000系の増備開始で完全引退の危機迫る7000系・7712編成! しかも御丁寧なことに、20000系甲種輸送の際に用いられたHMも掛けられていました! (^O^)



 もっとも、実際にニセ厚木からかしわ台まで20000系をエスコートしたのは、オールMなモヤ700・4両であり、付随車が含まれる7000系通常編成が牽引するはずはありません。というわけで、7000系とこのHMの組み合わせはインチキであると見なすことも出来ますが、この際そんなことはどうでも宜しい! モヤ700も元は7000系ですし、モヤ4両では目隠しにならないとすれば代わりに7000系を登用するのは趣味的にみて上等! 去りゆく車両にこれからの車両の甲種輸送HMを掲げて並べることで、まさに相鉄にとって記念すべき世代交代を象徴するひとこまとなったように思います……。
 ちなみに、1枚目の画像では、柵を越えて人が7000系側に入って来ないか監視するボランティアの兄ちゃんが写っていますが、スタンプツールで消させて頂きました (^^;)。ローアングルな2枚目は、兄ちゃんが一瞬柵のこちら側に来たタイミングで激写しております。


相鉄20000系を形式写真的に撮る

2018-02-12 22:29:00 | 大手民鉄 (相鉄)


 去る10日の相模大塚撮影会にて多大な人気を博した相鉄20000系は、昨11日の午前10時半に横浜を出る特急海老名行きを皮切りに営業運転に入っています。しかし、初日は車内表示器の不具合により夕方で運用から離脱し、今日は沿線での発煙に伴うダイヤ乱れがあったことから、折角当分の間の運用情報が公式HPにアップされているにもかかわらず、なかなか予定通りには回っていないようです。公式HPによりますと、13日 (火) も営業運転に入るものの、運行予定を告知できる (運用が落ち着く) のは14日 (水) 以後となるようです。



 ともあれ、相鉄公式HPで運用を公開すること自体、沿線民やヲタからの反響が大きいことを意味するのでしょう。そして今朝の『神奈川新聞』によりますと、営業一番列車の客は1,000人を超えたとか……(さよなら運転かよ!@o@)。これから本数も俄然増えて、当たり前のように走る車両となるわけですから、急いで乗る必要は全く感じませんし、そもそも相鉄は他のJRや民鉄と比べても地味な存在であることは否めませんので、今般の相鉄20000系フィーバーは本当に不可思議なものがあります。恐らく、相鉄20000系が放つ趣味的な何かが、最近の「走るんです」やAトレと比較して俄然強く、何はさておき初物買いしたい衝動に駆られるということなのかも知れません。
 というわけで、去る10日の相模大塚イベントで撮影したカットのうち、形式車新的に撮影したものを貼りたく存じます。PLフィルターを装着すれば、これほどまで上手くYNB塗装を撮影出来る、という見本としてお楽しみ下さい。(装着しなければ、7000系の車体や来客の姿が反射しまくり ^^;)。

相鉄20000系撮影会 (@相模大塚) 開催!

2018-02-11 00:00:00 | 大手民鉄 (相鉄)


 相鉄は創立100周年を迎え、新たなコーポレートイメージの策定やホテル業拡大など様々な試みに打って出ているところですが、とりわけJR及び東急への直通工事進展は、これまで都内に足場を持っていなかった相鉄の沿線イメージを上げてアピールするための究極の策と言えましょう。その重責を担って昨年の夏に落成した東急 (そしてメトロ・西武・東武) 直通用の20000系は、どうやら誘導障害が起こったようで地上設備の調整に手間取っていたようですが、このたび準備万端が整い、いよいよ本日から運行開始となります。
 そこで昨日は、運行開始に先立つ記念撮影会が相模大塚で開催されました。普段新型車には余り興味のない私も、地元相鉄の個性的な新車登場ということで出陣したのですが、相模大塚イベントの常として、さほど混まないだろうとタカをくくり、10時の開場直前にノコノコと訪れたのでした。



 ところがその見通しは甘かった! 10時直前では既に相当列が長くなっていましたし (海老名方最初の踏切のすぐ手前まで)、その後も電車が着く度に「JREの東京車両センターイベントかよ!」と思うほどの人が歩道橋をワラワラと渡って構内に入って行ったという……。車体の脇に人が写らないようタイミングを見計らって撮る、という目論見はあっさりと崩れ去りました (滝汗)。結構広大な立ち入り可能スペースがあっという間に (?) ヲタや家族連れだらけとなり、車内立ち入りには長蛇の列が出来たとか……(別件の都合で11時10分頃の電車で相模大塚を後にしましたので、車内には入っておりません。まぁ今日以降いくらでも乗る機会がありますし)。
 というわけで、今回のイベントを通じて、Aトレながらも相当個性的な風貌を纏った久しぶりの新車・20000系に対する沿線民の期待は大きく、相鉄という会社は地元民によって愛されてるなぁ〜ということを確認したのでした。また、Aトレでありながら、凄まじい光沢を放ちまくるYNB塗装を纏った20000系の圧倒的存在感からして、相鉄が東横直通に賭ける意気込みの強さを改めて見せつけられる思いがしました。まずはこの場ながら、今回のイベントを企画・運営された相鉄関係者の皆様にお礼を申し上げます m(_ _)m
 それにしても、YNB塗装の反射は凄まじく、今後この塗装が増えることからして、相鉄撮影においてPLフィルターは必須ですね……! 今回予めレンズにPLフィルターを装着したのは本当に正解でした。恐ろしいほどに効果テキメンです。
 いっぽう、相鉄史上かつてない存在感 (?) の車両が登場したということで、果たして鉄道友の会のブルーリボン賞・ローレル賞において相鉄が悲願の初受賞となるかどうか、非常に気になるところです。あの阪神ですらブルーリボン賞を獲りましたので……。しかしそれは、競争相手となるような同年度デビューの新型車が偶然僅少だったためと思われ、今度は小田急70000形 (GSE) や東武500系をはじめとして強豪がズラリ……。これに対し、20000系の基本はAトレゆえ、実は目新しさはありません。さて結果は……? (私は鉄道友の会の会員ではなく、無責任にダラダラと記しているに過ぎません。悪しからず ^^;)

祝!相鉄グループ100周年・モニ2005

2017-12-18 00:00:00 | 大手民鉄 (相鉄)


 本日は、1917年に相鉄が創立されてから100周年の節目となりました。周知の通り、相鉄の当初の路線である茅ヶ崎〜橋本間は、戦時買収で鉄道省のものとなってしまい、現在の路線網は神中鉄道を買収した路線がベースとなっているものですが、何はさておき、横浜への往来において相鉄のお世話になっている神奈川県央民としましては、相鉄の今後ますますの発展を祈りたいものです。
 相鉄100周年を祝う行事としてはとりあえず、横浜高島屋での「大相鉄展」開催と豪華記念入場券の発売がアナウンスされています。100周年に合わせた最大の目玉のはずの20000系お披露目は今のところ伝わって来ませんが、営業運転開始が決まれば相模大塚あたりで撮影会を開催して下さるでしょうか?



 そんな12月18日……昨年は鉄コレ9000系YNB色が発売され、同時にかしわ台で秘蔵されている車両の特別撮影会が電撃的に開催されたものです。というわけで、昨年の今日開催された撮影会の画像のうち、最大の目玉であったモニ2005の画像が未アップであったことを思い出しました (滝汗)。この日は大いに幸いなことに、晴れベースながらもしばしば陰りましたので、余計な影が車体に落ちることもなく、非常に良い感じで撮影出来たのは感涙モノでした。

 それはさておき、ここのところ相鉄鉄コレは現行車種が続いて来ましたが、現在オープンパッケージで中間車つき5000系 (初代) のリリースがアナウンスされていることから (勿論即予約 ^^;)、既にモニとしてお目見えしている2000系鉄コレも、例えば旅客営業バージョンや、大雄山線など地方私鉄に転じたバージョンなども出ないものでしょうか?! 犬吠駅前で潮風に晒され続けた「幻の銚子電鉄 (就役しそびれ) バージョン」は未来永劫出ることはないでしょうが (^^;)。