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地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

相鉄12000系@新宿駅2番線

2020-01-30 15:27:00 | 大手民鉄 (相鉄)


 相鉄JR線の開通から、早いもので2ヶ月となりました。開通初日のお祭り騒ぎは一体どこへやら、羽沢横浜国大駅は余り人の気配がなく (ゆめが丘状態?)、直通列車そのものも朝8時半を過ぎれば余裕で座れてしまう状態ですが (ラッシュアワーにして大和から西大井まで座って行けるのは神状態)、JRE関係者が先日記者会見した通り、今後は半年定期の切り替え時期を経て徐々に客が増えて行くことになるでしょう。何しろ、横浜駅及び横浜発着列車で増した混雑を避けるに越したことはありませんし、鉄ヲタ的視点からみれば、これまでライナーを除けば旅客列車がほとんど走らなかった線路を通って相鉄から都内へ行けるというのは、昔しばしば運転されたミステリートレインのような感覚があってたまりません (個人的にはミステリートレイン未体験ですが。笑)。



 もっとも、そもそも相鉄沿線民は、横浜駅を経てさらに横浜中心部や東海道・京浜東北・京急・東横沿線に向かう人々が住まいとして選択しているようなところがあり、横浜駅西口こそ最もお手軽な買い物と食の殿堂だと思っているようなところもありますので、横浜駅の求心力は依然として圧倒的であり、果たしてJREと相鉄の読みの通りに客が転移するかどうかは、引き続き注目に値するでしょう。
 と申す私は、東京駅周辺での仕事にちょうど都合が良いため、大和〜西大井〜東京ルートをしばしば選択し、ラクをしております。最大の難点は、西大井における相鉄直通列車と横須賀線の連絡が必ずしも宜しくなく、下手をすると10数分待たされることでしょうか……。そもそも、新宿行ではなく東京行にしてくれよ、と思わなくもないのですが (^^;)。
 それはさておき、周知の通り直通列車の運用は埼京E233の方が多く、相鉄12000系でのJR直通をなかなか果たせていなかったのですが、先日土日出勤をした際に、海老名発朝イチの特急新宿行12000系に乗りまして、敢えて新宿まで通し乗ってみました。空いている車内で相鉄@山手線内を楽しんでみたかったのと、人が少ない時間帯の新宿駅で12000系を激写するためです。
 いやはや……性能はE233と同じとはいえ、デザインはあくまでYNBであり相鉄オリジナル。そんな電車の車内から渋谷の街を眺めて、ちょっとしたお上りさん気分になったことは否めません(←都内通勤通学歴30年超であるにもかかわらず、未だに田舎者な江ノ島賎民です。笑)。そして、巨大な新宿駅にて、成田機場特快を横目に佇む12000系を激写しつつ、早く12000系が池袋、大宮、川越へ毎日運転しないものか……と思ったのでした。

横浜2020新春鉄 (5) 相鉄12000系

2020-01-21 22:30:00 | 大手民鉄 (相鉄)


 相鉄JR直通線の開通からあっという間に1ヶ月半が過ぎ、ようやく相鉄駅の電光掲示に「新宿」「武蔵浦和」などと表示されることに慣れてきたほか、ラッシュアワーを中心に少しずつ利用客が増え始めているようにも思われます。いっぽう、例えば午前10〜11時台の海老名行きのような、旅客流動とは全く関係なさそうな列車については、正直「羨ましい!」と叫びたくなるなるほどスッカスカなのを目にします。また、相鉄沿線民にとっては依然として横浜が圧倒的な輝きを放っていることは言うまでもなく、余裕の全員着席で西谷を発車する新宿行きを、超混み混みな快速横浜行きの客が怨嗟の目で見つめているのを痛感します (笑)。



 そんな中、先日はじめて相鉄12000系で新宿まで直通しました。開通初日に通し乗った川越行きといい、その後もたびたび仕事の都合で大和から西大井(さらに横須賀線に乗換)まで利用した際といい、ことごとく埼京E233利用でしたので、概ね開業ブームも終わった頃合であることもあり、なるべく早めにJR線内を行く12000系を楽しもうと思いまして、早朝出勤のついでに相鉄からの一番列車に乗ってみたのでした。まあ、走行音や乗り心地はE233と同じと言ってしまえばそれまでですが、どう考えてもデザイン的にJREとは異質な (?) 12000系の車内から新鶴見や多摩川、そして山手線内の大都会な光景を眺めていると、にわかにお上りさんになったかのような心地がありました (笑)。
 というわけで、正月に羽沢横浜国大で撮影した12000系の画像をアップしておきます。このときは、停止前のズーム流しが上手くいったのですが、かぶりついているヲタの顔が余りにも明確に写りすぎてしまったためボツ……(悲)。結局、停車中シーンと後追いシーンを選んでみたのですが、何はさておき、画面奥の新横浜方面への線路が使用開始となるのを、今からワクワクしつつ待望しております。(何せ南北線や都営三田線まで来るのですから……)

相鉄JR直通開始の朝 (4) YNB

2019-12-21 00:00:00 | 大手民鉄 (相鉄)


 相鉄JR直通線の開通から早いもので3週間。優等列車の間隔が一定せず、しかもラッシュ時に事実上の減便となった横浜駅利用者からは、今までの相鉄ではダイヤ乱れ時を除けばほぼあり得なかった凄まじい混雑への怨嗟の声が上がっているようです。一方、JR直通列車は総じて快適ですね〜♡ 午前9時台に海老名を発車する特急と各停を、それぞれ大和から西大井まで利用してみましたが (仕事の都合で通勤ルートが変わるので定期券を持たない生活をしている怪斜員でございます)、特急の場合、大和から二俣川までちょうど満席、二俣川と西谷で若干客が入れ替わりつつ減り、西谷〜武蔵小杉間では7人がけの椅子に5〜6人、武蔵小杉で降りる客もいるので武蔵小杉から乗った客が歓喜の表情を浮かべる、といった感じです。各停の場合は各駅にて、直通線を狙って乗って来る客が確実にいるという感じで、二俣川で横浜方面に向かう客が若干下車するほかは、西谷での乗り換えもほとんどないまま、椅子がほぼ埋まった状態でJRに入って行くという感じでしょうか。



 相鉄としては、所要時間面でセンセーショナルな意味を持たせるためにも、JR直通列車として特急を多数設定したのかも知れませんが、海老名と大和の乗降客が相鉄JR直通線を使って新宿や渋谷に行くインセンティブはかなり低いようにも思われます。朝のロマンスカーが熾烈な争奪戦となっている中、海老名(そして早朝の大和)から乗っても確実に座って行けるのであれば、全然運賃が高くなってもロマンスカーよりは安いので利用したい、という向きが今後増える可能性もありますが、大和を利用する小田急江ノ島賎民はそこまで思い切ったことを考えますかどうか。
 したがって、相鉄と海老名タワマン不動産業者の見栄のために若干特急を残しつつも、基本的にJR直通列車は相鉄線内各停として運転するのが最も合理的であるような気がしております。何と言っても、相鉄沿線民(とくに本線民)は長年来、目の前に停まった列車に乗ればそのまま横浜にラクに行け、帰りも横浜から急行や特急に乗ればそのまま自宅の最寄り駅へ行けるというノリに余りにもどっぷり浸りすぎており、そういうことも含めて長年来形成された沿線文化を一朝一夕にして変えることは難しいように思われます。一番良いのは、JR直通列車はほとんど大和始発の各停として運行することでしょうか (大和利用者大勝利。笑)。次の大きな改正は2年後の東急直通ですが、そのときにはJR直通の需要が下がることも予想されますので、なおのこと、瀬谷以東の各駅利用者に配慮したJR直通となることが必要ではないかと愚考します。
 というわけで、11月30日に撮影したYNB二題、今をときめく12000系と、最豪華車9000系です。TOMIXの12000系製品化予告、当然のように来ましたが、基本は4両ではなく6両であって欲しい (←家が狭い貧乏人)。しかし、マイクロのYNB9000系 (基本6両のみ) と並べるのが楽しみでもあり、基本・付属両方予約しました (6両短縮化編成とモヤサンド6連を並べて遊ぶことにします ^^;)。

相鉄JR直通開始の朝 (3) 10000系

2019-12-14 10:58:00 | 大手民鉄 (相鉄)


 相鉄とJRの直通開始から早いもので2週間となりましたが、新線には定期券の切り替え都合で直ちに客がつくわけではないためでしょうか、それとも相鉄沿線民のお出かけ需要は元々圧倒的に横浜駅経由であるためでしょうか、様々な要因が複合することによって、直通列車はそれほど混んでいない印象です。朝から午前中の新宿方面行き、そして夕方から夜間の海老名行きでは、概ね椅子が埋まって若干の立ち客がいる、という程度でしょうか。京急・東海道・横須賀・湘南新宿・東横・田都・小田急の混み具合を思えば、まぁ夢みたいな話ですし、まったりした雰囲気の車内のまま、鶴見と武蔵小杉の間をダラダラ流す列車に揺られてみれば、何気に行き先不明のミステリー列車に乗っているかのような気もします (笑)。



 一方、直通開始にあたって相鉄の列車の本数や乗務員の数が大きく増えたわけでもないことから、横浜〜西谷間の列車は事実上の減便となっており、かといって客が急に直通線に流れて減ったわけでもないため、狭い横浜駅はいっそう凄まじい人人人で溢れかえる事態となっており、以前はラッシュピークの一部の急行で見られたのみの激しい混雑が、下手をすると快速や各停にも波及しているのだとか。また、これまで長年にわたり、相鉄沿線民が横浜に向かう場合には、二俣川以遠の各停利用者が二俣川で優等列車に乗り換える他は、総じて「乗った駅からそのままダイレクトで横浜へ」という乗り方に慣れきっているため、二俣川のみならず西谷でも乗り換える可能性というものを全く脳内に想定しておらず、したがって折角相鉄のスジ描き屋氏が苦労して緩急接続に手を尽くしても、西谷で乗り換える客は余りいないという雰囲気です。
 ともあれ、今回のダイヤ改正は余りにも相鉄にとって巨大な変化であり、さらに2年後には東急との直通も始まって激震が続くことになりますが、当初は誰も乗っていなかった大江戸線やTXもいつの間にか混み混み路線に変貌し、それとともに客も新たな路線網の現実に適応して行くことになる、というパターンがここでも繰り返されることになるのでしょう。
 というわけで、相鉄新時代の夜明けの中に佇むマンケーの画像をアップしておきます。長野送りとなって機器更新中の編成もそのうち戻り、YNB化されるわけですが、同じような改造がマンケー全編成に及ぶとされていますので、今までは個人的に割とどうでも良かった現行色のマンケーもこんな感じで撮影出来て良かったかな?と思っております。出来れば新7000系の方が良いですが……。

相鉄JR直通開始の朝 (1) 12000系特急

2019-11-30 23:06:00 | 大手民鉄 (相鉄)


 本日は待ちに待った、相鉄JR直通運転開始の目出度い一日。既に様々に報道がなされ、ネット上でも様々に同時生中継に近いかたちでレポートされていますので、敢えて長文を記す必要もないかと存じますが、何と言っても新線・新駅の開業にふさわしい見事な晴れにも恵まれ(その代わり寒かった!)、早朝から多くの客やヲタで大賑わいとなったのは、本当に良かったと思います。この日を迎えるまで多大なご尽力を傾けられた関係者の皆様には心よりお祝いと敬意を表したく存じます。



 というわけで、相鉄を長年利用しているヲタの端くれとしましては、記念すべき相鉄12000系・埼京線E233系それぞれの新宿方面行き一番列車を何が何でも撮るべく、寝不足をこらえて早起きし、デジカメの目覚ましい高感度対応の進歩ならびにF2.8ズームレンズの超高性能ぶりに依存しつつ、何とか激写して参りました。海老名で乗り込んだ一番列車目当てヲタを満載した特急新宿行きが、闇を切り裂いて快調に飛ばして行く姿を無我夢中で撮り(猛烈ハイビームでフレア&ゴースト地獄となりましたが、逆に雰囲気は出ているかな、とも思います)、その直後目の前を通過してゆく各号車の混み具合を眼で追いながら、「嗚呼……ついに始まったな!」という感慨を抱いたのでした。
 約20分後に来た2本目は各停新宿行き。少しずつ明るくなって来ましたので、条件としては1本目よりも良いはずですが、撮り終えてみれば正面にピントが来ておらずトホホ。まぁどうせ撮り直す機会はいくらでもあります。1本目が上手く撮れていれば良いのです……(負け惜しみ ^^;)。
 このあとは、待ってましたのE233系。放射冷却に打ち震えながらも、刻々と変わりゆく空の明るさを見計らって露出ダイヤルをいじりつつ、じっとその時を待ち続けたのでした。


皆様おはようございます。
本日ついに待望の、相鉄JR直通運転が始まりました。
先刻大和で無事記念入場券をゲットとしたと思ったら、5時26分頃に通過した横浜方面行きの回送列車は早速E233でした。



JR直通一発目の特急新宿行きは海老名出発時点で当然立ち客ありでしたが、8両目あたりから後ろは空席もありました。2発目の各停新宿行きはまあまあ座っている程度。順調です。
E233の一発目直通特急も無事定時通過。JR通勤電車の特急表示はやっぱ面白い。



海老名からは、記念すべき海老名発川越行き一番列車に乗っております。川越まで乗り通します。まあ、大崎に着いたら、あとはいつも通りの埼京線なのですが。笑



核心部が迫って来ました。



羽沢横浜国大、そして武蔵小杉を過ぎれば、湘南新宿のE233ロングシートに乗っているのと同じです。明日の色が違うだけ。笑
羽沢を出ると、横浜羽沢駅のDE10が見えたり、鶴見でも今まではライナーと貨物専用だった線路を走り、新鶴見では機関庫のすぐ脇を通ったりと、イベント列車感満載です。笑
ただ、トンネルを出てから武蔵小杉に着くまで、余り飛ばさずダラダラ走っていたのが意外。
蛇窪を通過して大崎に着くと、全くいつもの埼京線となります。
しかし今日は、とにかくも川越まで乗り通します。12000だったらなぁ天気…



やっと川越に着きます。時刻が表示され、乗った証拠になるのが良い。



17時半 埼玉から湘新特快で帰って来て、武蔵小杉の横須賀線ホームに初めて降り立ったところ、相鉄方面から来た埼京線E233が立ち客多数でビビりました。昼間、相鉄はお祭り状態だったのでしょうか??
17時35分に武蔵小杉を発車した海老名行きは、大体席が埋まって数人立っている程度。話のネタ乗車期間が終わると、しばらくは空いていそうな可能性も。まあ、大江戸線も昔は空気輸送だったもんだ……(遠い目)。