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地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

相鉄新7000系、残り3本活躍中 (上)

2020-05-26 19:53:00 | 大手民鉄 (相鉄)


 相鉄&東急新横浜線の開業を控え、最近は保安機器改造のため東急3000系が恩田や金沢八景に入場云々という話を目にすることが増えましたが、相鉄の側でもそろそろ東急乗り入れ用の20000系を大量に準備する頃合となることでしょう。したがって今は、残り10連3本となった相鉄新7000系を撮って乗って楽しむ最後のチャンスとなっていますが、幸いにして沿線に誰もいないのは実にある意味で相鉄らしく、沿線ファンがまったりと最後のひとときを味わう状況が続いています。



 そんな最中に今般の新型ウイルス問題が起こり、私自身は完全在宅化のためしばらく電車に全く乗らず、自宅の周囲半径数kmの中で過ごす日々を過ごしていましたが、緊急事態宣言が解除された今日、54日ぶりに是非電車に乗りたいと思いまして、短時間の買い物のため横浜に往復して参りました。そのついでに折角ですので、久しぶりに駅撮りもしてみたいと思い、二俣川で約30分ほど撮り鉄してみたところ……7752Fの特急キターッ! 7753Fの急行キターッ! それはあたかも、新7000系が「お疲れさん」と言ってくれているようでもあり、大満足のうちに今夜は久しぶりにビールを飲んでしまいました (笑)。
 いっぽう、全ての窓が多少なりとも開いた状態になっているのは、これはこれで時代の記録であり、恐らく新7000系運行終了のそのときまで続くことになるでしょう。
 今日唯一の遺憾は、午後になると雲行きが怪しくなり、相当暗い中での撮影とならざるを得なかったことです。ISO2000まで感度を上げましたが、それでもアンダーな画像となってしまい、レタッチで救済するのは非常に大変でした。それでもイマイチ眠い画像ですが、これ以上いじると不自然になることもあり、何とも難しいものです。


YNB相鉄8709Fと埼京線E233系

2020-05-25 18:08:00 | 大手民鉄 (相鉄)


 本日、約50日にわたる緊急事態宣言の解除が発表されましたが、怪社では1月下旬頃から次第に警戒モードを強め、3月に入ると様々な行事が徹底的に簡略化され、3月末以後は徹底的にテレワーク化されましたので、ここまで本当に長い道程でした。そして少なくとも今後1〜2週間は完全テレワークを継続し、少なくとも夏までは大部分をテレワークにしつつ、たまに必要に応じて怪社に来るべしという通知が来ましたので、しばらく平常は遠い状態が続きます。テレワークでも何とかなる反面、人が顔を合わせるのも大事という商売であるだけに、まぁ何だかなぁ〜という気がします。
 それでも少なくとも、用心しながら電車に乗っても差し支えなし、というのは大きいですね。3月下旬から4月中の首都圏の状況はどう考えても問題で、テレワークで間に合う人は電車に乗らない方が良いことは言うまでもなく、私もその通りにしておりましたが、やはり鉄ヲタにとって、目の前を走る電車に乗ることは望ましくないという状況は、どう考えても精神衛生上宜しくありません。



 というわけで、自宅周辺で徒歩のみで生活する自粛生活の間(私は車に乗りません)、たまに気分転換で散歩をして電車を撮っても、今ひとつ気分はすっきりとせず……。窓が悉く開いている電車を撮ることで時代の記録としたことは確かではありますが……。
 そんな中、一度だけ快哉を叫んだことがありました。長めの散歩をして海老名あたりまで来て、しばし相鉄と埼京線を撮っていたときのこと、8000系のうちYNBへの塗装変更第1号となった8709FとE233系がちょうど並びまして、連写!連写!連写! (笑) まあ海老名駅の手前ですので、すれ違う確率が高いスポットではあるのですが、8709Fですから……(*^^*)。
 さて当面、都内のオフィスに久しぶりに行くのは来月以後となりますが、まずは横浜にサックリと出かけて久しぶりに買い物をするのが楽しみです……。また、都内に出るにしても、基本的に空いている相鉄JR直通線を利用して西大井まで行けるのは本当に有り難いです (西大井〜品川間が混むのはネックですが)。もっとも、来年相鉄&東急新横浜線が全通し、南北線や都営三田線に直通するようになれば、怪社にも乗換なしで行けますのでそちらにしますが……(^^;)。
 以上、極めて個人的な内容ばかりで大変失礼しました (汗)。
 皆様も御自愛下さい。引き続き協力で乗り切りましょう。

鎌倉街道徒歩鉄録 (5) 相鉄9000系YNB

2020-03-26 00:22:00 | 大手民鉄 (相鉄)


 相鉄のYNB (Yokohama Navy Blue) 塗装は大変美しく、総じて沿線の利用者から支持されていると思われますが、撮影時に露出をどう調節し、車体のテカリをなるべく出さないようにするかという大難題があります (というほどでもないか……)。とりわけ、これまでの白ベースの塗装と比べると、白がすっ飛ばないように絞り気味で撮るのか、それとも濃紺が潰れないように絞りを開け気味で撮るのか……。来る列車が見え次第瞬時に判断して、素早くカチカチとダイヤルを回してからファインダー内の列車の動きに集中するという動作が必要です。



 また、車体のテカリをなるべく減らすためには、PLフィルターの使用をお勧めしますが、ふつうのPLフィルターですと2段分の光量を損するのが何ともトホホ。この点、Kenko製の高級PLフィルターを使うと1段分の損で済みますし、何と言っても今やデジカメの高感度側における描写の進歩が素晴らしく、こういった技術の進歩はひとえにYNB塗装をうまく撮るためのものであるとすら思えます (大袈裟。笑)。
 それはさておき、先日8000系のうち8709FがYNBとなり、9000系は9701Fを除いてYNB化完了ということで、次の焦点は9701FがYNBとなるのか、8000系は今後何編成がYNBとなるのかといったことに移りそうです。また、8702Fは中間車2両のみを廃車とし、再び編成を組んで8連となりましたが、これは恐らく10000系のYNB化・下回り交換推進に伴う8連不足を救済するためかと思われます。これから1年半〜2年後に迫った東急直通を見据え、まだまだ相鉄の過渡期が続きます……。

鎌倉街道徒歩鉄録 (4) 相鉄8000系

2020-03-16 20:35:00 | 大手民鉄 (相鉄)


 東海道線を横切った鎌倉街道上道は、しばし東海道線・小田急江ノ島線・横浜市営地下鉄青線に囲まれた起伏の多い地域を縦断します。結構駅から離れた、神奈中バスのみが頼りな地域であるため、東京駅から50km圏内であるにもかかわらず結構田舎臭い雰囲気が広がっていますが、その一角にはかつての横浜ドリームランドの象徴・ホテルエンパイア改め横浜薬科大学図書館もあって、非常に目を惹きます。そのすぐ下を鎌倉街道上道が通っているため、もしドリームランドのモノレール遺構が残っていれば是非立ち寄りたいところでしたが、今は跡形もなし。やがて湘南台駅周辺の都会が見えて来ますと、隣接する横浜市営地下鉄青線と相鉄いずみ野線をくぐり、ゆめが丘駅の西400mくらいの所を通りますので、ついでにゆめが丘駅に寄り道し、記念に「ゆめきぼ切符」を購入がてら、しばし定番のホーム先端で撮影してみました。



 相鉄いずみ野線は、昨年のJR直通開始ダイヤ改正の結果、空気輸送だった日中の特急が廃止され、昼間はほぼ約10分間隔で各停が走るのみとなっています。それすらも、いずみ野・いずみ中央あたりから先は超空気輸送だったりしますが……(訪れた日は、慶應湘南藤沢キャンパスなどの沿線大学が春休みなことも拍車をかけていたのかも知れませんが)。
 そんな中、相次いでやって来たのが、青オレンジ帯の8000系。旧6000系を置き換えるために登場してからあっという間に約30年、未だに新型だと思っていた8000系ですが、今後の20000系新造計画に照らしても、どう見ても新7000系と同様に、一部の編成が廃車となる運命です(既に、衝突事故で台枠が歪み全車廃車となった8707Fという存在もありますが……)。その一方で、8709FのようにYNB化の対象となり延命される編成もあります。というわけで、いま8000系は、新7000系と同様に最も注目すべき存在であると言えます。
 今回の短時間の撮影では、先日離脱し休車となったという(したがって廃車の可能性が高い)8702Fが偶然やって来ましたが、もしかすると別れを告げに来たのかも知れません……。

相鉄の世代交代進む@相模大塚

2020-02-11 12:56:00 | 大手民鉄 (相鉄)


 このたび、国産連節バスの第一陣にして、横浜市営バスの市内中心部向け新車でもある「BAYSIDE BLUE」が公開され、あたかも相鉄のYNB塗装を薄く明るくしたような雰囲気に目を惹かれましたが、この結果ゆくゆくは現在の市内中心部バス「あかいくつ」が引退するのでしょう。今のうちに撮っておかないと……。
 一方、本日は相鉄12000系の第6編成が甲種輸送されているようです。12000系はあのクオリティと快適さですから全く文句ありませんが、これでまた1本、新7000系が消えるかと思うと、昭和ヲタとしては寂しいものがあります。



 というわけで、そんな節目にあたり、昨年10月14日の相鉄7000系さよなら撮影会に先立って相模大野で展開された、12000系・新7000系・20000系の並びをアップしておきます。もちろんこれは当日の企画でも何でもなく、このシーンを撮影してしばらくした後、真ん中の7753Fは出庫してしまいましたが、イベントの本務編成である12000系と、本線側の目隠し (?) 編成である20000系のあいだに、朝方のみながらも新7000系が並んだのは、実に相鉄の世代交代を印象づける名シーンであったと信じて疑いません。新7000をここに入れるように指令員氏が仕向けていたとしたら、間違いなく神です。
 それにしても、最近20000系は踏切事故に遭ったり調子が悪かったりでイマイチな御様子 (休車?)。ポポンデッタから発売される模型も遅延に遅延を重ねているようですが、ここに来て武漢肺炎ですから、中国の工場もどうなってしまうのでしょうか (予約はしていない)。そのうち20000系は量産車が現れ、模型もKATOからFシリーズの一環として発売されることを切望しているのですが、とりあえず20000系には、12000系にすっかり最新鋭としての存在感を持って行かれてしまった (?) のを挽回するのを期待したいと思います。