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地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

節電ダイヤの田園都市線 (3) 東武30000系

2011-09-02 03:00:00 | 大手民鉄 (東武)


 台風の影響でじっとりと蒸し暑い週末ですが、とりあえず節電の夏には先が見えてきたようで、電力使用制限令は前倒しで解除されるとかされないとか。鉄道においても、『東京時刻表』が使い物にならなくなってしまった節電ダイヤがあと20日ほどで終了といわれますが、各鉄道会社とも何のかの言って節電ダイヤであっても日中の輸送需要に対応できることが分かってしまったことに加え、いずれ早晩「冬の節電ダイヤ」も必要になると思われることから、もしかするとこのまま節電ダイヤが正式ダイヤになって行くのだろうか……という気もする今日この頃。
 しかし……東急田園都市線や小田急線のお世話になっている神奈川県央民としては、それは何とか止めて頂きたい……と申しますか、少なくとも小田急における江ノ島線直通快速急行の復活と、「東武田園都市線」状態の是正は何としてでも望みたいところです (爆)。待てど暮らせど東武50050が数本連続で現れるという、乗るのも撮るのも幻滅しまくりな時間帯がしばしば現れますので……(-_-;;)。50050後期車であればまだましですが、前期車は……(@_@;)。
 そんな中、たまにひょっこり東武30000系がやって来てくれますと、突如絶望の淵から一気にパァァ……とお花畑に囲まれた気分になるのは何とも不思議なことですね (^O^)。とくに、運用を調べる暇もなくたまたま乗ろうとしたところに30000系が来たときの感動と興奮といったら……。どうか現在も田都直通用で残る6+4連2本は、本線限定化や東上線転属などということをせず、未来永劫田都直通用のままでお願い致します……東武様 (爆)。



 そんな東武といえば、確かこの6~7月あたりから東京スカイツリーを図案化したと思われる新しい社名ロゴを各種広告にて使い始めているようですが、個人的には「手裏剣っぽいデザイン……日光江戸村?」と思ってしまった次第です (^^;;……想像力が弱い人間でスミマセン。笑)。それはさておき、東武をめぐる変化は確実に進みつつあり、リンク頂いているブログ『Kreta dan Kucing』様によりますと、東上線の9050系が先日ついに東横線・元住吉に姿を現したとか!! 30000系はすっかり田園都市線で馴染みとなりましたので、東上線所属となった30000系が東横線を走るとしても衝撃度はそれほど大きくないような気もしますが(あ……でも東横線に東武・西武車が来ること自体が衝撃か……^^;)、東武9000・9050系は登場以来長年一貫して「東上線の電車」という印象が極めて強く、神奈川県民としてはたまに東上・有楽町・副都心線を利用しなければ基本的に縁薄い車両でしたので、そんな9050系の元住吉出現は歴史的な一大事件といっても良いでしょう……。
 そして模型面でも東武といえば、GM・クロスポイントから8000系リバイバル旧塗装キットが発売されましたね~♪ 秋葉原店では発売当日に瞬間的に消えてしまったとか……。時代は移ろい、廃車が進もうとも、東武電車の王者は8000系であるという思いがファンのあいだでは未だ根強いということでしょうか! という私も横浜店でリバイバル塗装キットを目出度くゲットしましたが、拙宅のGM東武車両キットは旧型国電キットに浮気しているあいだに未着手分が堆く積まれ……
 *5700系4両 *7820系12両  
 *6050系2両 (前パン編成をつくるつもり)
 *10000系板キット4両
 *10000系修繕車6両  *10030系4両
 *8000系新前面6両 *8111F 6両
 *8000系未塗装旧前面6両 *850系3両
……さてこれらをどうしたものかと (爆)。My旧国まつりは現在進行中のものをなるべく早急に落成させ、秋の夜長は東武まつりとしたいものですが、秋以降年内は余り模型をいじる時間がない……(苦笑)。

非常時節電と通勤電車の窓 (東武50050系)

2011-03-27 14:54:00 | 大手民鉄 (東武)


 首都圏の膨大な電力供給を福島第一原発に依存していたことが誰の目にも明らかになった今や、「耐え難きを耐え、忍び難きを忍ぶ」節電の努力は、復興が実現するその日まで続けられなければならないでしょうし、さらにはそもそも電気を湯水のように使ってきた従来のライフスタイルへの反省を迫るものとなるのでしょう。
 既にいろいろ言われていることですが、そこで「夏場の冷房をどうするのか?」という大きな問題が浮上することになります。暑さが苦手な私としては、とにかく猛暑とならないよう祈るばかりですが、もし猛暑が襲来するとしてもやはり極力冷房に依存せず酷暑に耐えなければならないと覚悟しているところです。



 すると槍玉に挙げられそうなのが……窓が開かない通勤車両! 夏場に大停電の危機を避け平常の社会生活を維持しようとするならば、既に「春は名のみの風の寒さ」の中でも車内暖房が切られているのと同様、車内冷房オフが広く提唱されることになるでしょう。しかし例えば、窓が一切開かず、換気すらも全て電気仕掛けで行うものと割り切った (いや、最新の未来電車として奢った?) 車両はどうするのでしょうか? もしこのままであれば、車内冷房オフの必要性が高まったときにガンガン冷房を使わざるを得ないことで「節電非協力車両」ということにもなりかねません。あるいはもし節電のため空調を全てオフにするとしたら、窓が全て開かず夏場は悶々とした車内だったという定山渓鉄道2300形のようなシロモノとなることでしょう (→そんな定山渓2300形でも天井に通風器がありました)。
 したがって、既に209系で上下開閉窓化改造がなされ、東武50070系でも同様の改造を施された車両もある中、何故か未だに改造されていない50050系でも同様の改造を進めることが焦眉の急となっているように思われます。その点、最初から窓が開く51061F以降の編成は偉大だ……と思うわけです。あ、50050系の窓を改造するのであれば、ついでに椅子の座り心地改善改造もヨロシク……(爆)。
 そういえば……窓が開かない通勤車といえば京浜急行にもゴロゴロ……(汗)。

東武6050系・新雪の会津を行く

2011-01-10 00:00:00 | 大手民鉄 (東武)


 昨日は柄でもなく大河ドラマについてゴニョゴニョ記した次第ですが、そういえば、正攻法で堂々と扱われるべき格好の大河ネタでありながら、未だに実現していないものがあるではありませんか! そう……戊辰戦争で壮絶なドラマが繰り広げられた会津藩の物語……。涙なくしては語れない、日本人好みの悲劇満載となることが予想されるのみならず、会津の余りにも美しい風景と相俟って、注目度は俄然高まるのではないかと思われますが、そういえば薩摩に攻め込まれた琉球の悲劇すら以前大河化されているというのに、何故会津が舞台としてクローズアップされないのか?という意地悪な疑問も浮かんで参ります (根暗なワタクシですので許して……♪yu)。ひょっとすると「会津は朝敵ゆえ、大河のネタとしては絶対不可」という抗議を恐れる自主規制・不文律が、某国営放送そのほか関係者に受け継がれていたりして……。(以上に関するコメントはご遠慮下さい)
 う~ん。会津が大河ドラマの舞台になりさえすれば、沿線の見どころ満載な東武~野岩~会津ルートにも脚光が集まり、ふだん青息吐息の空気輸送が続く末端区間の6050系も乗客で賑わうことになると思うのですが……。いやいや、混んでしまうとまったり通し乗ることが出来なくなるわけで、なかなか難しい問題です (汗)。



 というわけで、昨年末に撮影した東武6050系の画像をアップしてみましょう。
 東武6050系を撮影するとすれば、伊勢崎・日光線を6連で飛ばすシーンが最も雄壮であり、しかも今の季節は一部の編成に装備された前パンが霜取りを兼ねて常時使用されますので、まさに今が6050系撮影のオンシーズンであるのかも知れません。いっぽう、今の季節は雪の世界で闘う6050系の姿もこの上もなく魅力的ですが、会津線内まで4連のまま乗り入れる運用は確か既に消滅し、前パン編成も基本的に会津線内に乗り入れないように運用が組まれているようですので (-_-;)、編成の迫力という点では快速・区間快速の6連には到底及ばないのでしょう。
 しかし、6050系の2連が朦々と雪煙を立てまくりながら会津線内を力走する姿は、雪が降るとしても湿雪がちな関東平野部ではまず見られない魅力がありますし、会津田島へラストスパートする6050系を「オレも浅草からここまで遠路はるばる乗り通して来たんだよなぁ……」という感慨とともに撮影する気分もたまらないものがあります♪ とりわけ所要時間がかかる区間快速に対しては、思わず「お疲れ!」と声をかけてしまいたくなるような……(^^;)。いっぽう2枚目は新栃木発ですが、普通列車は正面の行先幕に途中の切り離し駅を表示することがなく、デカデカと「会津田島」を表示しているのが良い感じです (^o^)。
 こんな感じで雪に挑み力走する6050系も、早いもので誕生から四半世紀……。下回りを6000系から流用している編成に至っては、約半世紀走っていることになります。そして来年にはスカイツリー開業ということで、快速・区間快速の利用者が増えることも予想され (区間快速はとにかく停まりすぎる故、そんなことはない?)、今後快速・区間快速をどう扱って行くのか、そろそろ東武も考えつつあるのではないかと愚考します。6050系ははっきり言って名車……と申しますか、「日本最後の本格派急行型車両」と形容しうる車両であり (単にデッキがないだけで、居住性は国鉄急行型車両を上回ると思います)、遅かれ早かれ引退が決まれば必ずや、車内も沿線も大変なことになりそうな……。そうなる前にこれからも、折に触れて6050系を撮り続けたいものですが、果たしてあと何回雪の中を行くシーンを撮影出来ることやら……。
 ※会津鉄道線内での撮影ですが、カテゴリは「東武」とさせて頂きます。

いぶし銀的魅力を増す東武10000系

2010-11-09 00:00:00 | 大手民鉄 (東武)


 毎日多忙な中、たまに東京スカイツリーに目をやると、日に日に高く成長しているのが見て取れ、それが何ともはや……どーしよーもなく終わっているニュースばかりの今日この頃にあって癒しを感じる光景となっております (^^;)。工事自体はとりあえず先月、主塔部分が497mに達したところで一段落しており、今後は展望台の工事に力点が置かれるとともに、最終的に634mまでニュッと突き出すゲイン塔の製作が進むのだとか。総本山=東武本社の前の踏切にて、↑こんな感じで撮影出来たのも数ヶ月前の話となり、今や広角で縦位置でもツラいのでしょうか?
 そんなスカイツリー、このたびシンボルキャラクターが発表されたようですが、田都~半蔵門を走る50050系の車内中吊り広告でそれを目にして思わず気分は萎え萎え……。嗚呼、やっぱり東武は広告代○店のセンスに問……(以下略。爆)。



 しかも問題は、萎える広告を目にした電車が、これまた超鬱萎え萎え気分な50050系前期車であったということ……。激務で疲れきって乗る急行中央林間行きでこの腰痛製造ギブス椅子に遭遇しますと、疲れが一層ドッとあふれて来る思いです (-_-;)。50050系後期車であればまだ全然マシですが。
 というわけで、毎度50050系に辟易するにつけ、「Series 30000, I miss you! 田都にもっとカムバァァック!」と叫びたくなるのと同時に、地上線用ながらも絶対的な風格と安定感を以て走り続ける10000系の存在が恋しく思われます。8000系が東上線からも消えつつあるという今の東武にあって、細かいコルゲートや引き締まった面構えを持つ10000系はいよいよシブさを増しているように思われ、たまに見かけるとつい嬉しく……(*^^*)。現在、6連は続々と修繕工事を受けているようで、これはこれで非常に素晴らしい出来だと思いますが、東上線の10両固定編成などは今後8000系なき時代における東上線の注目度No.1編成となりそうですね。う~む、カッコ良すぎでしょう……マジで。
 ところが、そんな10000系の登場当時は、7300系を廃車に追い込むための代替新造という意味合いも強く、これから73をガンガン撮ろうと思っていた矢先に10000系登場、73系集中廃車という事態に直面した中学生の私は「ク○10000よぉ……」と悪態をつきまくったものです (^^;)。人間の趣味も移りにけりないたづらに、といったことを思い出させてくれるのが10000系なのであります (笑)。

東武東上線池袋口8000系の激減を痛感する

2010-10-06 00:00:00 | 大手民鉄 (東武)


 東急で8000系列の変動が続く中、そういえば東武も東上線を中心に8000系の廃車が進む今日この頃……。とはいえ、多忙つづきで「体内東武ん」が著しく減少する中 (田都で50050系に乗っても回復はしません -o-)、そういえば東上線に乗ったのも3月の雪に見舞われた秩父を訪問した際以来となってしまっており、最近の状況については完全に疎くなっておりました。そこで昨日は、少々時間が出来たのを良いことに池袋からプチ非日常の東上線エクスカーションへ! (^^;) 減ったとは言え大所帯を誇る8000系だけにまだまだ多数やって来るだろう……という期待とともに撮り鉄に興じようと思ったのでした。しかし……とにかく来ない!! (号泣)



 結局昨日の成績は、池袋口で約1時間少々粘ったにもかかわらず、8141+8171Fの10連1本が姿を現したのみ……。ついこの間まで、8000系は粘るまでもなくいくらでもやって来たはずですが、余りにも無残な激減ぶりにただただ絶句するしかなかったのでした……(T_T)。その一方でまざまざと見せつけられたのは、50000系の急増という鉄の事実……。3月に池袋から小川町まで落成ホヤホヤの51004Fに乗り、増備再開に驚かされたものですが、昨日はいつの間に51008Fが走っていることに驚愕したのみならず、焦って帰宅後ネットで調べてみたところ、51009Fも既に就役しているとか。道理で50000系や50090系が多数闊歩しているわけですなぁ……。とくに、50000・50090系が池袋~成増&志木普通運用に多数入ることで、池袋口が50000系列の天下になりつつある現実が一層強烈な印象として迫って来ます。まぁエネルギー効率的には適切な運用方法であることは確かですが、東上線10連の地上編成は50090系を除き形式によって運用が分かれていたっけ?と思うにつけ、たまたま自分が超貧乏くじを引いただけなのかも知れず……(滝汗)。
 というわけで、改めて訪問する際にもっと多くの編成が運用されていればなぁ……と思いつつ、和光市から副都心線に乗って退散したのですが、そういうときに限って和光市駅に池袋行8000系急行が到着~(泣)。自分は「たまたま」ではなく本質的にくじ運が悪すぎる人間なのだ、ということを再認識させられつつ、硬座車 (メトロ10000) の客となったのでした……。
 とまぁ戯言三昧でオチも何もありませんが、東上線は2012年度に保安機器の一新を図っているとか。8000系もそれを意識して大量廃車させられていると思われ、1時間に1編成現れただけでも良しとすべき時期に突入しているのかも知れません。