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地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

東武スカイツリートレイン・634系登場!

2012-09-27 15:05:00 | 大手民鉄 (東武)


 東武が事業主体となって去る5月に堂々オープンした東京スカイツリーは、新しもの好きな人々に十分アピールして予想以上のペースで来客数を伸ばしているとのことで、一介の東武ファンとしてもご同慶の至りです。そして東武としては、スカイツリーの波及効果として鉄道による観光を全面に押し出そうとしているようで……かねてから総合車両 (J-TREC) に入場し、展望車として改造されるといわれていた6050系の6177・6178Fが、ついにそのヴェールを脱ぐことになりました!! そこで個人的にも、6050系ファンでありながら両編成の総合車両入場甲種を撮影出来なかった悔しさから (^^;)、何としてでも6050系の大胆リニューアル姿を逗子界隈で拝みたいものだと思いまして、たまたま平日休みとなったのを良いことに、久しぶりにバリバリの鉄活動をして参りました (笑)。  



 まずはお約束通り (?) 早めに神武寺に行ってみますと……をををっ!6050系のイメージを良好に保ったまま、見事に天窓が設けられており、塗装も東京スカイツリーのイメージイラストに合わせたカラフルな水玉模様に変わっている……! 勿論、電車の塗装=ライン塗り分けという原理主義的な立場からは文句も出るのでしょうが、個人的には夢のある観光列車としてこのデザインは大いにありだ!と思います (*^^*)。と申しますか……早速「鉄コレかマイクロで出れば絶対ゲットするぜ!」と心に誓いましたし (←イキナリそういう問題かよ。笑)、何と言っても事前にネット上で囁かれていたミ○ーカ化の恐怖を免れて本っっっっっっっ当ぅぅぅ~に良かったぜ!!!と声を大にして叫びたい気分です (超爆)。
 そして2枚目は、これまたお約束通りに逗子でのカット。注目の車両のファースト・インプレッションだけに、逗子駅3番線は凄まじい人出でしたが、主に東武・私鉄ファンが集まったためか、無言のうちに譲り合いの精神が完璧に発揮され、スムーズかつ快適に撮影できました♪ こうして見てみますと、車体の基本構造はそのままに、屋根のR部分に天窓を開ける加工の妙が看て取れますし、一方で潰された扉の奥には一体何が……と想像するにつけワクワクして参ります (笑)。クハのトイレの位置は変わっていないようですので、恐らくは物販・供食スペースか何かでしょうか?? そして、今日の時点では全てブラインドが下げられていたため正確には確認出来なかった座席の造作ですが……僅かな隙間から、オレンジ色の展望シート (まさに伊豆急2100系や南海「天空」の如し)がこちらを向いているのが見えました! これは恐らく……相当座席定員は少なそうですなぁ……。恐らく完全座席指定のラグジュアリー感漂う観光列車・団体専用列車としての用途が考えられており、800・850系や300・350系などと類似の発想の形式名として「634系」(スカイツリーの高さそのまんま……^^;)という名前が与えられているのも東武の並々ならぬ気合いの表れなのでしょうか? というわけで、通常の快速・区間快速への連結は構想されていないのかも知れませんが、いや~やはり標準色6050系との混結は見てみたいですし、自動連結器は甲種輸送時の仮のものと信じたいものです (汗)。
 何はともあれ、東武から具体的な運用計画が明らかにされるのが楽しみです♪
 【17:20補筆】……と思ったら、さっそく東武公式HPにて正式発表! 愛称はそのものズバリ「スカイツリートレイン」だそうで (形式名も一般向けに「むさし型」とルビを振っています。笑)、来月27日から運行開始!! まぁ性能は6050系そのままのようで、綿密な試運転・習熟運転をする必要はないのでしょう。


 クハ634-12。



 モハ634-21。



 クハ634-22。こちらの方が、スカイツリーのイラストクッキリ。
 さて、10番台と20番台の違いは単に編成番号&カラーリングの違いを意味するのでしょうか? それとも内装が大幅に違うとか……??



 ナンバーの表記スタイルはこんな感じ。
 やっぱ……  モハ
       634-11
       東武鉄道 ……というスタイル希望 (^^;;;)。

東武9000系、ついに東横線日中試運転!

2012-09-24 00:00:00 | 大手民鉄 (東武)


 秋分を過ぎてようやく涼しさを感じられる今日この頃、季節は確実に巡りつつありますね……。酷暑を逃れてホッとする反面、秋の夜長に感傷的な気分にもなりますが、鉄道界は感傷に浸る暇もなくダイナミックに変動を続けています。その最たるものこそ、ついに約半年後に迫った東横線~副都心線直通開始でしょうが、その半年後をスムーズに迎えるための最後の鍵はマンパワーのソフト面であることは詳論を俟たないところ。そこで最近、東急5050系が西武・東武に貸し出され、あるいはメトロ10000系が東急に貸し出されて、互いに営業運転に入るという新展開となっていますが、これらの新型車両への興味は薄い私としましては、東武9000系と西武6000系の東横線内日中試運転こそ、東横線新時代の間もなくの到来を実感できる一大分水嶺だと思っておりました。そしてついに、直通開始半年前というタイミングを見計らったかのように、東武9000系が日中の東横線を駆け抜けました!



 そこで私も、詳細な運転日もダイヤも分からず、単純にいちかばちかで当たればラッキー♪という心づもりで訪れてみたのですが、いやはや何と申しますか……実に様々な意味で感無量な光景ですね……(*^^*)。
 まず、私が初めて東武東上線を訪れた1983年当時、たしかに9000系が最新鋭車両として君臨してはいたものの、圧倒的にセイジクリームの73・78系や未更新顔8000系の印象が勝っていましたので、そんな東上線から東急東横線にこうして9000系がやって来るというのは、ある意味で伊勢崎線から田都線内に30000系が乗り入れて来たときを上回る革命的展開かも知れません……! 少なくとも、住宅が密集した丘陵地の谷間をウネウネと走る光景から、東上線内で撮影されたものではないことはご確認頂けるものと思います♪ 
 そして、9000系が採用しているのはコルゲート車体に (界磁チョッパ近似の?) チョッパ制御、直流モーター、分散クーラー……。それらはある意味で、8000系が去って4年半を経て、再び「8000系列的なるもの」が東横線に帰ってきたことを意味するのです!! 勿論、東武9000系は有楽町直通・副都心直通の兼用であり、50070系というイマイチな存在も共通運用に入るでしょうから、9000系が東横線で大きな存在感を示すことになるとは余り想像出来ませんが、それでも何はさておき、こうしてギンギンギラギラにコルゲートを輝かせた東武9000系が、My生誕地の目の前を快走してくれること自体が無上の喜びなのです……!!

梅雨ときどき東武 (3) 野田線8000系

2012-08-06 00:00:00 | 大手民鉄 (東武)


 関西では将来的に節電のため次第に現在の直流モーター車天国ぶりが変容して行くことになりそうですが、既に関東では直流モーター車が主流であるという路線は減少の一途をたどっているわけで……とりわけ抵抗制御の鋼製車のみで運用されている大手私鉄の長大路線である東武野田線は、最早まるごと昭和高度成長期の産業遺産といっても過言ではないかも知れません。もちろんこのことは、高度成長期に製造されたシブい車両Love・東武8000系Loveという立場から肯定的に申し上げているのですが (あくまで趣味のブログですので)、最近ついに野田線の車両置換計画もあらわになって来たようで……とりあえず今年度は2編成程度にとどまるものの、数年後には8000系帝国としての野田線は跡形もなくなることでしょう (T_T)。野田線への新車が50000系列になるのか、それとも全く別の車両になるのかは見当もつきませんが、何はともあれ野田線のかつての盟主・釣掛5070系が野田線を去ってから早いもので約8年、既に車齢30年を超えた鋼製車8000系が野田線という天下を総攬する時代はもう長くないのでしょう……。



 というわけで、既に一ヶ月半前の話となってしまいましたが、梅雨の中休みに久々に東武を訪ねた際のカットの続きです (^^;)。この日はとりあえず伊勢崎線で6050系や東急8500系を賞味し、草加駅前の珍○本店に久々に入って太麺なラーメンを賞味したのは良かったものの、やっぱり白い車体に青い帯の8000系が来ないのは寂しい……という思いが沸々と。いや勿論、全く来ないわけではなく、亀戸・大師線で運用される2連の出入庫のため、忘れた頃に猛スピードでやって来るのも事実ですが、久しぶり過ぎてすっかりその存在を忘れており、気が付いてみればカメラを構える暇もなく後ろから現れてキカスへと走り去って行きましたとさ……(滝汗)。
 そこで「う~しまった。やはりこの悔しさは、久しぶりに野田線を訪ねてみろという天の声なのだろうな」と思いまして、20000系と東急8500系を乗り継いで春日部へ! 春日部駅は高架化大改造の話がちらほらあるようですが、未だ古き良き《粕壁》という風情のホーム上屋を眺めますと、かつて5070系乗りたさで小まめに訪れた頃のことを思い出します……(笑)。そんな感傷に浸っていると、野田線ホームには大宮・柏行きの8000系が到着~! 一歩車内に踏み込んでみますと、車内更新を受けているとはいえ、鋼製の塗りドアなどからして「嗚呼……8000系に乗っても物凄い旧型電車という印象を受ける時代になってしまったか……」という感慨がこみ上げて来ます。もっとも走り始めると、相変わらず静穏で重厚な走りを魅せてくれるのは、さすが基本が超しっかりしている8000系だけのことはあります♪
 少々乗った後は、ちょうどうまい具合にド順光となる駅及びその付近で何本か撮影に興じたのですが、立て続けに幕車ばかりで来てくれたのは何ともラッキーでした☆ もっとも、大宮行きばかりでもアレですので、そのうちちゃんと岩槻・春日部・七光台・運河・柏・船橋etc...といった幕も撮っておかなければと気を引き締めた次第。恐らく幕車から廃車が進んで行くことになりそうですので……(それとも幕・LED関係なく検査切れ順?)。しかし、よくよく考えてみれば……野田線は度重なる部分複線化などの輸送力増強の結果、日中は大宮~柏・柏~船橋の各系統がキレイに10分間隔に整理され、区間運転列車天国だった頃は偲びようもなくなっていますので、こりゃ区間運転を撮るのであれば早起きしなければなりませんなぁ……(それが幕車で来るとは限りませんし。汗)。

梅雨ときどき東武 (2) 変わりゆく10030系

2012-06-26 00:00:00 | 大手民鉄 (東武)


 先日開業から一ヶ月を迎えた東京スカイツリーの累計入場者数は500万人をはるかに超えているそうで……まさに化け物集客施設参上!の観がありますね~。一昨日も休日出勤で田都~半蔵門線を利用したところ、従来でしたら中央林間から渋谷に着けば一気に車内が空いてしまうのが休日の半蔵門線の常でしたが、今や渋谷で乗って来る客も結構おり、永田町、九段下、大手町と進んでも椅子がスカスカになることはないという……。その多くの客は家族連れやカップルなどで、誰もがみなスカイツリーへ向かうのではないか?という勢いです。
 そんなこんなで東武にとってはウハウハなのだろうと想像されますが、スカイツリーについて報道される際に「運営会社によると」というフレーズが目立ち、東武が建設したことについては全然触れられる機会が少ないのは何故……(汗)。



 というわけで、東武こそスカイツリーの立役者なり!ということを強調するためもあってか、いつの間にか東武を象徴するものが古き良き社紋から「手裏剣マーク」の新CIロゴへと移行していますが、最近新CIロゴを採用した小田急や相鉄などと全く同じく、所属車両に掲げられた社紋を消して「手裏剣マーク」を貼る作業が進行しています (汗)。田都に直通する50050系や30000系では未だ見かけないだけに……余計にオドロキを隠せなかったですね……(^^;)。まぁ、50050系の社紋描き換えはオレンジ色のラッピング全体を剥がすことになり、相当の費用と手間がかかることになりそうですので、単に狭い面積の社紋を剥がして「手裏剣マーク」を貼るだけならばはるかにやりやすいと言えばその通りなのでしょう。
 ともあれ、10000系列と社紋の組み合わせを撮るなら今のうちという感じですが、いっぽうで伊勢崎・日光線系統ではコルゲート10000系のリニューアルがほぼ終了したようで、今や10030系すらリニューアルの対象になっていることに大いなるオドロキを隠せません (汗)。今後は10000系列の幕が消えようとしている……ということで、極めてありふれた、珍しくも何ともなかったシーンでも忘れずに記録を重ねなければと思った次第です。

梅雨ときどき東武 (1) 6050系激走!

2012-06-20 00:00:00 | 大手民鉄 (東武)


 東武が一世一代の大勝負で建設した東京スカイツリー、開業から間もなく1ヶ月を迎えますが、いやはやその人気はとどまるところを知らないかのようであり、連日10万人前後は軽く集まるというからびっくりです。とりわけ、目立つ存在と言えば如何にも戦後建築然として地味~な東武本社と、土埃にまみれた貨車がゴロゴロしているヤードのみという業平橋界隈の1980年代前半を記憶している者としては、まさに天地がひっくり返ったかのような観があります。
 そんな東武伊勢崎・日光線では、スカイツリー開業以来「スペーシア」と「りょうもう」に記念HMを貼り付けており、しかも御スペの塗装変更車が次第に増えていることから、その名の通りに「粋」で「雅」な新塗装と、消えゆく御スペ旧塗装両方のHM姿を撮っておきたいという誘惑に駆られます。そこで先日、梅雨の晴れ間の平日休みを使って「東武ん補給」にレッツゴー! (笑) 取りあえず中央林間から急行押上行に乗ったため、押上で乗り換える際にはあの超閑散としていたはずのコンコースが人人人でごった返しており、これって絶対平日の押上ではない……と泡を吹いたのでした (^^;)。



 そんなこんなでやって来ました伊勢崎線。一応御スペを狙ったことは確か……なのですが、平日は毎時1本であるうえ、まずやって来たのは個人的にハズレなサニーコーラルオレンジ編成 (苦笑)。勿論一応撮りましたが……。肝心の「雅」様も1回撮りましたが、浅草から折り返して来たところはうっかりミスってしまいました (滝汗)。まぁ柄にもなく特急車を撮ろうとするからこうなるのかも知れません。
 というわけで、結局最も気合いが入り、かつ完璧に撮ったのは、例によって6050系♪ トブコでようやく、長距離高速列車用スペックにはそぐわない各駅停車状態から解放された6050系区間快速が、まさに鬱憤を晴らすが如く猛スピードで飛ばしまくる光景は……「これぞ東武の中の東武」以外の何者でもありません (*^^*)。
 そんな6050系のうち、純粋な新造車が東急車輌改め総合車両に最初に入場する車両として金沢八景に向かって以来すでに2ヶ月半。そろそろどのような改造内容となるのか明らかになる頃合いだろうか……と思うのですが、もしそれがウワサされる観光列車への転用ではなく、既に新造車でも約四半世紀走っていることからして本格的な更新(とくに車体載せ替え?)であるとすれば、今後は恐らく編成美そのものが崩れて行く可能性もあります。というわけで、6050系の美しく雄々しき6連を記録するのも、もしかすると今のうちなのかも知れない……と思うにつけ、今年はしばらく東武に注力しなければならないなぁと覚悟を新たにする次第です(杞憂で終われば良いのですが。とゆーか、そもそも頻繁に通えないですし。汗)