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地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

西武のなんちゃって京急を初めて撮る

2015-09-16 00:00:00 | 都市民鉄 (首都圏)


 最近、西武沿線に本社があるKATOが、京急2100形のN模型リリースを発表し、「これは何という……。勿論KATOの強みは国鉄&JR形にあるわけで、側面がシャッターだらけのトンデモ荷物車カニ38を急行安芸増結セットに混ぜるという、開いた口が塞がらない展開が予告されたわけだが、同時に京急で攻めてくるとは……。マイクロのお株を奪って (?) 関東私鉄の多様な車種のリリースに打って出るという巷のウワサは本当なのだろうか?」と衝撃を受けたのですが、個人的には2100を購入するかどうかは、他の鉄コレをはじめとした私鉄車両の出具合と照らし合わせた上で考えることにしたいと思います (やっぱ一番良いのは80年代までの車両ですので ^^;)。



 それにしても、西武と京急という、全く対極にある存在どうしの接近が甚だしい (?) 今日この頃……。そんな動きを代表するのが、京急におけるなんちゃって西武イエローな新1000の出現であったわけですが、それと同じく西武でもなんちゃって京急が現れるだろうと思ったら、4扉の9000系に京急の優等系塗装を塗ったという展開には驚かされました (^^;;)。優等系を塗るとしたら4000系がベストなのではないかと……。そして2000・新2000・9000系であれば、細い白線の京急一般塗装が相応なのではないかと……。しかし考えてもみれば、4000系は平日には全く池袋に姿を現さないため宣伝にはなりませんし、京急一般塗装では「羽田空港や横須賀・三崎へ快特で行きましょう~♪」という宣伝にならないのも事実。というわけで結局、9000系に白羽の矢が立ったということなのでしょうが、個人的には正面は余り似合わんなぁ~と思う反面、側面はのっぺりしたデザインが功を奏して結構似合っているような気がします。やっつけで埋めた戸袋窓部分は何だかトホホですが……。
 ともあれ、こうしてヘンテコなネタ編成が現れ、しかも池袋線地上車であれば京急の黄色いヤツと比べれば遙かに狙いやすいだろうということで、池袋線沿線での仕事のついでに撮り貯めたかったのはやまやまでしたが、線路脇に立つ空き時間をなかなか確保できず、その機会は延び延びに……。しかしようやく、去る7月末に少々時間が空きましたので、用務先からノコノコと池袋線の踏切に向かいしばらく粘ったところ、目出度く急行池袋行きで現れてくれました! そこで、逆S字カーブを描きながら反応へ向かうシーンを激写!! というわけで、ネットで見かけた第一印象は完全にどこかに吹っ飛び、これはクセになりそうです (笑)。
 ただ、だからといって、GMから出ているN模型に手を出すつもりはありません。窓の廻りが赤く、自分で塗りつぶすのが面倒臭そうですので (T_T)。

京王7000系・ダイヤ大改正予告に寄せて

2015-09-09 00:00:00 | 都市民鉄 (首都圏)


 京王は来る25日に大幅なダイヤ改正を実施する旨を予告し、あちこちで大きな反響を呼んでいるようですが、その核心は (1) 準特急と区間急行の停車駅増による特急通過主要駅の救済と列車運転間隔の適正化 (2) 初電の大幅な繰り上げによる新幹線・飛行機への利便性向上、といった点にあり、究極の目的はかねてから京王が掲げている沿線価値の向上にあるのでしょう。
 笹塚に準特急が止まることで、確実に都営新宿線へのアプローチは向上しますし (しかも新線新宿までは京王なので、運賃収入面で痛くも痒くもない)、従来日中の特急は輸送力に余裕がある上に、速く走りすぎて詰まる現象もありましたので、千歳烏山に停まる程度なら運行面でも全然OKということなのでしょう。たまに相模原線沿線で仕事したついでに、スカスカな橋本特急で明大前~調布間をブッちぎるのが快感だった私としては、些か寂しさを覚えるものですが……(^^;)。



 いっぽうの初電時刻大幅繰り上げ……その望みをまず抱きようがない小田急江ノ島賎民としては、正直「おい小田急!京王の爪の垢を煎じて飲め!」と叫びたくなるほどの快挙かと存じます。何と言っても、京王の改正後上り特急が新宿に着く頃、まだ上り一番各停すら来ないクソレベルな駅が江ノ島線にありますし……(初電を待つホームが通勤ラッシュ並みの人の多さで思わず苦笑)。そう、これからの時代は朝を有効に使う時代。それに対応できる路線こそ不動産価値にも直結し、対応できない路線はますます賎民の巣窟になって行くものと思われます。今回の改正の報で、京王沿線に住もうかなぁ……という誘惑に強く駆られざるを得ません。山に登るにも便利だしなぁ……(つーか、その前に別の人生設計を何とかしなければいかんわけですが。諦める点は諦め、こだわる点はこだわるというか……)。

 をっと私情が入りすぎてしまいましたので閑話休題。そんな京王、今年度の上半期は沿線の取引先事業所に週1で出入りしていましたので、相模原線を時速110kmでブッ飛ばす7000系や8000系を楽しみまくっていたのですが、残念ながらほとんど撮るヒマがなく……8月上旬に辛うじてついで撮影を楽しむことが出来ました。しかしこういう時に限って、某駅にて1時間待ち構えた際にやって来たのは9030ばかり……。たまに8000系が来ても、正面窓にいろいろ映り込むのが気分萎え萎え……。7000来ねぇ……。というわけで諦めて多摩センターまで移動したところ、ようやく最大のお目当てである7000系コルゲート車が来てくれたのですが (1枚目)、こういう時に限ってゲリラ豪雨……(-_-;)。すっかり諦めモードになり、小田急に乗って移動したのでした。
 というわけで2枚目の画像は、7年前に撮ったきり放置していた画像をHDの中から漁ってみました。今後、昼間の八王子行き優等は特急から準特急になりますね~。
 いやはや、京王は地下鉄直通を除けば基本的に8・10両それぞれ共通運用と思われ、その結果7000系は来るときは来て、来ないときは来ないというトホホな現象になるわけですが、その結果……運が悪ければ捻出した撮影時間と7000系が噛み合わず、全然撮り貯められないことにもなります。日々の細かい「ついで鉄」の積み重ねによって、はじめて記録も増えて行くわけですが、その「ついで鉄」の時間もなかなか……(鬱)。

千代田線6000系狭窓車、多摩線内を行く

2015-08-13 00:00:00 | 都市民鉄 (首都圏)

 
 千代田線の開通に伴い用意された車両のうち、103系1000番台については車体デザインのボロさ (?!)、否それ以上に、抵抗器から発せられる熱がトンネル内にこもり、真夏は極めて悲惨なことになっていたことから、遙か昔に (爆) 千代田線から消えてしまったものです。いっぽう営団地下鉄が用意した6000系は、電機子チョッパのまま残った車両も数年前まで現役でしたし、何と言ってもデザイン面で非常に洗練されていたため、今でも他の車両と比べて決して見劣りせず (?) 走っているのは特筆に値するでしょう。まぁ……さすがに16000系と比べると全然古いか (^^;)。



 そんなメトロ6000系、個人的にはここのところ、ジャカルタでばかり撮っていたものですが、女性専用車ラッピングも広告ラッピングもない鮮烈な姿が過去のものになってしまいますと (KKWラッピングはまぁ、あってもOK)、結局のところシンプルな千代田線緑帯姿こそが一番美しい、と思わなくもない今日この頃……。とはいえ、最近はたまに小田急線内を走る姿を見かけても、なかなか撮るヒマはなく、「いかん……既にメトロが残存6000系の置き換えを予告している昨今、このままではズルズルと撮り逃してしまう」という危機感を抱いておりました。
 そんな中、先日ようやく久しぶりに、京王相模原線沿線での用務が早めに終わったついでに、しばし多摩線内で撮り鉄する機会を得まして、多摩急行が16000系や小田急4000形でやって来る中「何とか6000系来てくれよぉ……」と念じておりました。すると……狭窓6120F御登場!! (^O^) 言うまでもなく、田の字窓編成が来ればサイコーでしたが、贅沢は言えますまい。むせ返るような緑に包まれた丘陵の住宅街を快走する緑帯の6000系の姿に、小さな幸せを感じるひとときとなりました……。

千代田線からさよなら (?)、メトロの珍車06系

2015-08-10 00:00:00 | 都市民鉄 (首都圏)


 小田急つながりで、そういえばこんな車両の画像がありました……。昨日、ネット上を千代田線06系が廃車回送された云々という話題が駆け巡っており、思わず腰を抜かした次第ですが、少なくとも千代田線の車両が綾瀬から新木場に送られるということは、廃車回送または他路線への転属である可能性が高いわけで、千代田線にはもう戻って来ないとしても不思議ではありません。嗚呼……これでまた一つ、珍車の中の珍車が姿を消そうとしています。



 個人的には、最近の……と申しますかVVVF時代に入ってからの車両には余り興味がない方ですが、メトロ06系については丸みを帯びたアルミ車体でありながら重厚・高級 (?) さを演出した雰囲気が好きで、登場以来一貫して、たまに千代田線や多摩急行で当たる度に鼻息が荒くなりニヤニヤしたものです……。椅子は確かに、ご多分に漏れずやや固いものの、インテリアもしっかりとした雰囲気で、総じてバブル崩壊前後の鉄道車両の良い点が集約されたような車両であったと思います。しかし、ドアの位置がホームドア化の時代にあって適合せず、1形式1本ということで、保守面でも手を焼いていたことが想像されます。というわけで、結局1編成を造ったのみで、しかも千代田線がらみの運用は取手から本厚木・唐木田まで壮大な範囲に及ぶことから、06系は滅多に遭遇できないまま離脱となるのは寂しいことです。私が撮ったのも、せいぜいこんな画像しかございません (滝汗)。
 さて今後は、改造を経て東西線07系に改番されるのか? それとも本当に解体されてしまうのか……? 

さよなら京成3300形 (上) こち亀ラッピング

2015-02-28 00:00:00 | 都市民鉄 (首都圏)


 首都圏では今や、のっぺりとしたステンレス車が天下を握ったかの感がありますが、そのあおりでこのたび京成では、長年来主力として活躍してきた3300形が完全に引退することとなり、今日は最後の花道として8連の臨時特急「成田山」号が運行されるはこびとなりました。私は最近、いわゆるさよなら運転系のイベントには出掛ける気力がなく(脳内フェイドアウトを選択)、しかも今日は絶対にキャンセルできない仕事が入っておりますので、ネットのみでその最後の雄姿を眺めることになりますが、何はともあれ既に引退した直通先の京急1000形と同じく、京成の一時代を築いてきた3000系列の完全引退を意味するわけで (リースされた北総7260形はまだ走っているのでしたっけ? ^^;……疎くてスミマセン)、まずは無事故で有終の美を飾って欲しいものです……。



 というわけで、1年数ヶ月前に撮ったきりアップしそびれていた、「こち亀」ラッピングの金町線専用編成の画像をHDからゴソゴソ引っ張り出してみました。個人的には「こち亀」は破天荒すぎて大好きな漫画のひとつですが (とはいっても普段から漫画本を収集しているわけではなく、ごくたまにジャンプ誌を眺める機会があれば欠かさずチェックするという程度 ^^;)、せっかく金町線でチンタラ往復している3300系に派手なラッピングというのはどうよ……と思いまして、結局撮ったのはこの一回きり (滝汗)。しかもこのときは金町線に乗ったわけではなく、高砂駅から線路沿いに徒歩で往復したのみ (^^;;;)。時間の都合ゆえ、1往復撮ったのみで早々に高砂駅に引き上げてしまったのでした。しかしまぁ、今改めて引退に際して眺め返してみますと、これも一つの記録。短時間でも訪れて良かったなぁ~と思っているところです。