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地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

ミャンマー国鉄の客車をつくる (1)

2015-07-12 00:00:00 | 超へっぽこ模型製作


 久しぶりに手掛けているこの夏のGM板キットいじりのうち、スハフ42を短くした17m級客車につきましては、これまで成功するかどうか分からない海千山千状態でしたので「フリーランス」扱いしておりましたが、さらに作業を進めた結果、何とかそれっぽさが明確になって来ましたので、ここからは表題を改めさせて頂きます。ええ……既に慧眼な方にはバレバレでしたが (笑)、ミャンマー国鉄の日本製 (&日本ノックダウン)客車である「BDTEZ10400形」に似せたシロモノを作っているのでございます (^^;)。まぁそもそも、天地方向に幅が狭いドア窓はどう頑張っても再現出来ませんし、客室窓も1枚だけサイズが小さいのを再現するのを省略してしまっていますので、所詮はタイプに過ぎませんが、全長ではちょうどGM板キットのクモハ11と同じ (17m級) となっております。



 前回アップした段階では、雨樋とシルヘッダーを全て削った段階でしたので、今回はこの客車のキモである窓上とドア上の雨切り (?) をプラ線で再現し、さらにベンチレータ (ガラベン) と妻面のヒューズボックス (?) を設置しました。この窓&ドア上プラ線、本来でしたら断面が正三角形なプラ線があればベストなのですが、極細プラ線にそのようなものがあろうはずもなく (T_T)、結局0.25mm厚・0.5mm幅のプラ線を貼ってみました。出来れば、0.3mm幅以下であれば一層実感的なのですが……そんなものもヨドの模型コーナーでは見当たらず、思い切り妥協した次第です。
 そんなこんなで貼ってみた直後 (1枚目) の実感としましては……「嗚呼、やっぱりプラ線が太すぎて、雨切りではなくウインドヘッダーみたいになってしまった……失敗か??」と滝汗モノでしたが、その後屋根色である灰色9号をブワーッと吹いて全体的な仕上がりを確認してみたところ (2枚目)、ほぅ、なかなか悪くはないではないか☆
 いっぽう、かなり失敗したのが……側面のヒューズボックス (?)。1.2mm厚のプラ板を切り出して、プラ板側と車体側の双方に1mm口径の穴を開け、プラ丸線を噛ませて着実な装着を目指したのですが、当初「こんなもんかな?」と思って切り出した面積ならびに選んだプラ板の厚さが、余りにもオーバー過ぎて絶句……。そこで、接着後デザインナイフやヤスリで必死に削ってこの大きさにしたのですが、疲れた……。これくらいの厚さ・幅の太いプラ線を勝ってきた方がナンボかマシだなぁ……と猛省。
 とまぁこんな感じで、今後の量産 (爆) に向けた技術上の問題点も浮き彫りにしつつ、何とかサマになって来ましたので、次はいよいよ塗装です♪ しかし問題は、何色に塗るかですな……。一番カッコが良い現急行色を塗りたいのですが、10400番台は鈍行色の方が多いような気がするわけで……。あるいは、クリーム+朱色の急行色旧塗装であれば、RBEと同じ色につき、テキトーにRBT的存在として活用することもできるのですが……(実際には連結器の違いにより存在しません)。

梅雨時の超妄想フリーランスまつり2015 (続)

2015-07-07 00:00:00 | 超へっぽこ模型製作


 余りにも鬱陶しい雨続きの日々、余りにも悶々とするあまり脳内はいよいよ根腐れを起こし、指先はますます妄想に任せてシコシコと動き……去る先月末にアップしたヘンテコ車両群いじりはさらに少しずつ進展している状態です。とりわけ、スハフ42の17mバージョン (妻面と屋根はクハ76……80系用でも多分OK) のようなシロモノにつきましては、雨樋とシルヘッダーを全て削り落としたうえで、400番→1200番ペーパーで「アチョーー!」とヤスリがけしまくったところ、かなり完成イメージに近づいて来ました♪ 勿論、これで下地づくりはおしまいではなく、プラ線で小細工を加える予定です。



 一方こちらは、湘南顔の17m級ヘロ電。当初切り接いだ段階では雨樋を残していましたが、やはり完成度の高さを目指すべく、雨樋も削ってしまいました。そのうえで、180→400→1200番ペーパーでシコシコとこすりまくったところ、をを~見事にのっぺら♪
 今後の問題は……果たして元の位置に雨樋を再設置するべきか、あるいは張り上げ屋根にすべきか……。またウインドシル及びヘッダーも、再びプラ線で表現すべきか、ウインドシルのみ再現するのか、はたまたノーシルヘッダーながらもヘロい存在感の車両を演出するのか……。田舎電車テイスト炸裂するフリー電車を作ろうにも、いろいろと選択肢がありすぎてますます脳内がグルグルしてしまいそうです (爆)。それでも、次回にアップするあかつきには、完成時のイメージを容易に想像しうるような段階=塗装直前に持って行くつもりです。

梅雨時の超妄想フリーランスまつり2015

2015-06-30 00:00:00 | 超へっぽこ模型製作


 【1】湘南顔の支線用17m旧型国電というノリ。



 【2】同じく兄弟車両ながら側面はマニ36窓 (^^;



 【3】何故か17mに短縮したスハフ42。妻面はクハ76。



 【4】123系板キットの使用目的は最早お遊びしかあるまい (爆

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 先日、非常に久しぶりのGM板キットいじりとして、17m旧型国電を素組みしてみたところ、ここしばらく多忙のため忘れかけていた指先の感覚が戻って来まして、インスピレーション、もとい終わってる超妄想の赴くままに、各車各様のフリー車両を4両組んでかたちにしてみました。
 【1】につきましては、以前アップしたこちらの内容の続きです。クハ47 011を製作した際に (しまった、完成後の姿をアップしそびれている……)、乗務員扉部分を除いて余ってしまったクモハ12 040の側面と、相鉄3000系を製作した際に大量に生じてしまった70系マスク・乗務員室側面を組み合わせ、支線単行用電車というノリの車両を作ってみよう、ということです。側面を整えたきり1年以上放置してしまったのですが、ついに組んで見ると何だかカワイイ♪
 【2】は上記の兄弟車両ですが、側面窓は【1】と同時に製作を始めたオハ71風側面の電車 (全く進んでねぇ~! 滝汗) に一部の側面を提供したマニ36の余りです (^^;;)。小窓が疎らに並んだ、最高に鈍臭くダサい電車を目指します (笑)。
 【3】は、スハフ42を17mに短縮し(両端にブレーキ・車掌室窓を使うため、計2両分を使用)、妻面は相鉄3000系製作で大量に余ったクハ76のそれを流用、屋根もクハ76の屋根を短縮しています。さてこれは、一体何を作っているのでしょう……? (カンの良い方はもうお分かりでしょうか?)
 【4】は、鉄コレ123系の登場と大量の中古市場在庫(お値段大暴落気味?) によって、ほぼ板キットとしての命脈が尽きた123系側面・屋根を、テキトーに活かして遊んでみる一例です (爆汗)。でも、多分完成したら、80~90年代における理想の1M田舎電車っぽく見えること間違いない……とワクワクしています。
 さて……と、この先それぞれ何ヶ月、あるいは何年放置することになるのだろうか……。考えただけでもオソロシイです (^^;;

鉄コレ熊本電鉄6000系2種をN化する

2015-06-27 00:00:00 | 超へっぽこ模型製作


 昨日は、ボーナス日を迎えたヲッサンの財布を狙い撃ちにするかのように、富・富技新製品の怒濤の発売ラッシュを迎え、いつもお世話になっている模型店の方々がてんてこ舞いとなっておりましたが、私も待ちきれずに模型店の御多忙に輪をかける一因となりつつ、鉄コレの予約品を引き取ってきました。
 今回の三大ブツは、都営三田線6000系ボディの第一弾となった熊本電鉄6000系、ようやく本来の2両単位販売にふさわしい組み合わせ (モハ8500+クハ8600)も出た東武8000系、そして問答無用でボロ国電ヲタを悩殺するJRW105系であり、レジで精算後にブツを詰めた袋の余りの大きさに「どれからN化したら良いのか、この量……」とブッ飛びました。とはいえまぁ、今回の三大ブツのうち、最も新味を放ち、かつ地味でマイナーな車両を激賞する向きにとって待望されていたのは、都営改め熊本電鉄6000系であることは論を俟たないでしょうから、まずは熊電6000の出来映えを確かめつつN化作業を進めてみました。こんな車両を完成品で出して下さるのは鉄コレ様、富技様しか考えられないわけですから……。



 というわけで、帰宅後早速箱から出して不要なプラパーツを全て落とし、箱も全てバラバラにしてリサイクルの山に加えたのち、突貫工事で動力装着・カプラー&車輪交換・パンタ換装といったいつもの作業を進めてみました。その結果、絶対に熊本では有り得ない妄想4連が完成~! (^^;
 今回の出来映えは、既にネット上で散々議論されております通り、ドア窓の隅が角張った感じになっておらず、イマイチ他の車両と同じような丸みを帯びているのは残念無念に尽きます。とくに「くまモン」編成の場合、ドアがブラックである分、なおさらドア窓四隅の丸みが目立ってしまっているような……。
 あと、パンタのすぐ脇に避雷器が再現されているのは良いのですが、パンタ換装後は畳む際に少々干渉しているような……(-o-)。
 しかしそれ以外の部分につきましては、まぁこんなものでしょう♪ とにかく、GM板キット京王6000系を使って、全然似ていない1段窓車を作るしかなかった時代 (私は結局作っていません ^^;) が長く続いたことを考えますと、これほどお手軽に都営6000系ボディをゲット出来るようになったこと自体を有り難がらなければならないのだろうと思います。
 なお、今回の一つのキモは、「くまもん」編成・6221efが装備しているef-WING台車でしょうが、残念ながら赤い模様は入っていませんので、どうしてもという方は色差しをするしかなさそうです。また、この台車にハメこまれた車輪は、鉄コレ史上初 (?) の黒プラ車輪ですが、赤い輪が描かれているわけではありません。というわけで個人的には、N化にあたってこの黒プラ車輪には恋々とせず、手許にストックしてあったTOMIXの黒染め金属車輪を装着することにしました。
 さて……と、今後は是非中間車も用意して頂き、オープンパッケージで秩父5000系とインドネシア鉄道Hibah6000系 (!……Hibahは贈り物の意。日本政府・東京都による援助を意味) をリリースして頂けると非常に嬉しいのですが……。とくに後者はオレンジ帯時代・標準緑黄帯時代、6121F限定の紺帯時代・現行の青黄帯時代をコンプリートして発売して頂ければ狂喜モノです (爆)。

GM板キットで17m旧国をつくる (1)

2015-06-24 00:00:00 | 超へっぽこ模型製作


 先日のKATOによる鶴見線クモハ12050の模型化宣言は、余りにも新鮮すぎるショックということで、私も早速行きつけの模型屋にて予約したところ、予約リスト一覧には既に20数名分の氏名が……。そりゃそうだよなぁ~。但し、そこで予約したのは1両のみ。この好評に気を良くしたKATO様が、いずれ番号違いで再生産して下さるものと確信しておりますので……。そして今後は、鶴見線2連や南武線のサハ17組み込み4連などもやってくれるだろう、やってくれるに違いない……。
 すると、これまでそういうシーンを再現するために用いられて来たGM板キットの存在感が一気に霞む可能性が高くなったのは否めません。微妙にオーバースケールである以上、それも仕方あるまい……。



 とはいえ、17m旧国板キットをまだ完成させたことがないくせに批判をするというのもアレですし、むしろGM板キットを一通り完成させたうえでこそKATO製品の喜びを一層享受できるのだろうと思います。
 そこで、買ったきり全く放置していた17m旧国板キットを製作してみることにしました。モハ50・クハ65改め、クモハ11 400番台・クハ16 400番台の4連を製作し、73系化される前の鶴見線におけるラッシュアワーのテイストを机上で再現してみようというわけです。但し、製作にかけるヒマは余りありませんので、基本的には素組みで、正面の手すりを再現したオブジェはカッコ悪いので削除し、クハ16については屋根上配線やパンタ台座を削除しております。また、動力は鉄コレのTM-07を使用することにしました。
 とりあえず、何も考えずに淡々と組んで、洗浄・塗装の直前まで持っていった状態がこんな感じ……。鉄コレもそうですが、アーノルドカプラーを使用すると、連結面がやたらと広くなってしまうのはご愛敬でしょうか??
 なお、17m旧国の板キットにおけるウェイトの装着は、床上ではなく床下の凹み部分に、押さえのプラ部品を用いて行うようになっていますが、そもそもウェイトの鉄棒が凹みにハマらねぇじゃねぇか……(-_-;;)。というわけで、ベンチレータに銀河の金属モノを用いることで、申し訳程度のウェイトとしました (滝汗)。
 あと、DT-10を購入するのを失念しておりましたので、台車は当面代用としてDT-13を履かせておりますが、アーノルドカプラーポケットと車体が干渉して、カーブで記念写真を撮ろうとしても脱線しそう……(@_@)。DT-10でもイマイチ当たる感じがしますので (苦笑)、完成前にポケットの角をナイフで削るしかなさそうです。これもまた「創る楽しみいっぱい」ならぬ「上手く行かない苦しみねっとり」ということでしょうか……。

 それはさておき、板キットとは全く関係ありませんが、先日久しぶりにアキバのGMストアを訪れたところ、新型フライホイール・コアレスモーターが展示運転されており、余りの静穏さに「こ、これがGM動力かよ……?!」と腰を抜かしてしまいました。そして直後、この新動力を使った新規金型・完成品の小田急1000・東武10030ブツ6 (10050) を発売する旨が発表されましたので、思わず御布施することにしてしまいました……。ここのところ各社におされまくりの気配が強かったGMですが、マイクロがあのブッ飛び高騰新価格(しかもチャイ製)ということもありますので、是非これを期に頑張って頂きたいものです。(小田急1000など、マイクロが出るまで待とうと思っていたのですが、GMがこの値段で静かな動力・新金型ということですので、マイクロを待つまでもないかな?……と)