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地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

鉄コレ遠州鉄道30形 (25+85) をN化する

2015-05-17 00:00:00 | 超へっぽこ模型製作


 このたび静岡にて開催されたホビーショウにおいて、何と!関東鉄道キハ2100の鉄コレ化が発表されたということではありませんか……! 既に関鉄モノは元小田急や元小坂など複数発売されていますので、出てもおかしくなかったわけですが、新旧塗装2種が一気に出て来るとはこれまた中私鉄ファンにとっては嬉しい悲鳴というものです (笑)。 
 そんな鉄コレの中私鉄モノといえば、かねてから遠州鉄道30形が、路線の孤立ぶりにもかかわらず(西鹿島でも天浜線とレールがつながっているわけではなし)ラインナップに加えられているのが印象的です。しかも80年代に1本のみ製造されたカルダン駆動車51+61まで発売されているという……。富技社内には必ずや、浜松出身の関係者がいるものと想像しています。そこで、次は1000・2000形かな?と思っていたところ、クハも両開き扉な25+85が鉄コレ化されたということで、2×2の計4両を購入して朝の4連っぽくしてみました♪



 今回のブツ、正面の白Hゴムが僅かに塗装乱れの気配を帯びているものの、総じて同時発売の京急1000分散冷房車セットAと比べれば窓もそこそこキレイで、なかなか良いのではないかと思います。事前の注文はどう考えても遠鉄の方が少ないと思われる分、C国の生産現場でも丁寧につくるのでしょうか?
 そして、計3モデルを並べてみると……をを、何という西鹿島的情景! 今後は是非この調子で1000・2000形を出して頂くよう期待したいものですし、あるいは30形登場時の緑+クリームツートンや昭和の頃の赤一色塗装なども出て来るのでは?と予想しなくもありません。
 とはいえ、最近は鉄コレにしてもマイクロにしても、ひところ旺盛を極めたC国生産品の勢いがすっかり衰えているようで……。マイクロは最近ようやく安定的生産に戻りつつあるようですが、それでも依然として労働争議発生以前からの注文受付品をこなしているという状況ですし、京王8000系に至っては2年待たせて結局事実上の生産中止とは! これに対し、鉄コレはペースを落としつつ持続的販売を重視しているようで何よりですが、1両あたりの単価がKATOあたりのメジャー車両単品を既に越え、N化用パーツも値上げに次ぐ値上げということで、フリーランス用素材として大目に買い込もうという欲求までは起こらなくなってしまいました(いじるヒマが最近激減しているからでもあるのですが -o-;)。とりあえず直近にはほくほく線が発売となり、さらに南海7000冷房車 (欲しい……) や熊本電鉄6000 (ドア窓、絶対違うだろ……) が続くわけですが、高くスローペースになっても、その分塗装乱れが減ってちゃんとしたモールドであれば引き続きお布施したいと思う反面、お布施するのに相応しいモールドであって欲しいと切に願うばかりです (とにかく熊電=都営6000を何とかしてぇ~! @_@;;)。


鉄コレ京急1000形分散冷房車AをN化する

2015-05-14 00:00:00 | 超へっぽこ模型製作


 黄金週間鉄コレいじりの二発目は京急旧1000分散冷房車。これのモールドの良さについては既に定評があると思いますので、特に何も申し上げることはなく、増やしたくなったから単に買ってN化したというだけの話ですが、あの上大岡での極寒忍耐戦、それにインレタや幕を貼る面倒を考えるにつけ、何故最初からオープンパッケージで出ないの??という気分でいっぱいです (爆)。



 というわけで、N化作業を終えた後、上大岡での発売分(2枚目画面奥)と並べてみたのですが、レッドの色合いは今回の方が深く、色味のバラツキが嫌いな方は混結しない方が良いでしょう。逆に、検査期限の違いを表現したい場合はどんどん混結を、といったところでしょうか。それにしても、同梱のアンテナはやっぱり薄い色の方が良いな……というわけで、装着前に何も小細工しなかった前回分については灰色9号をまぶそうかと考えているところです。

鉄コレ東武ED5080をN化する

2015-05-08 00:00:00 | 超へっぽこ模型製作


 しばらく模型関連の記事が全くなく、N模型ネタ目当てで当ブログを訪問して下さる方がいらっしゃるとしたら、大変申し訳ございませんでした。何しろ最近いじるヒマがなかったもので……(滝汗)。しかし、その間にも予め注文していたブツが発売となるわけで、次第に高く乱雑に積み上がって行く未開封模型をいつまでもそのまま放置しておくわけにも行きません。そこで、去る黄金週間に何故か風邪気味(または強い風が吹いてヒノキ花粉濃度が急上昇したのにやられた?)となってしまい、自宅に蟄居した手慰みとして、かなり久しぶり~に鉄コレをいじってみました。
 その一発目は東武ED5080。鉄コレ私鉄箱形EL第1弾となったED5060の売れ行きに気を良くしたのでしょうか、総括制御可能車として登場し別形式を振られた車両が続編として、さほど間を置かずして発売となりました。鉄コレにおける両形式の最大の違いは、正面のジャンパ栓と両パンタ脇避雷器の有無でしょうか?



 そんなED5080鉄コレ、購入してから実際に動かすまでは、通常の動力挿入やパンタ交換(そして重連のTとする場合には車輪交換とウェイト挿入)に加え、プラ製の手すりを装着するという非常に面倒臭い作業を進めなければなりません。ED5060のN化にあたっては、先に (a) 正面連結部の手すりを付け、後で (b) 本体とデッキ部分をつなぐ手すり(表現がビミョーですみません)を付けようとしたところ、(b) の作業をする際に既に装着した (a) が邪魔になり……とゆーか何度も当たってその都度グラグラ揺れたり外れたり……の繰り返しとなって相当苦しめられたことから、今回は先に (b) を装着し、後で (a) を装着することにしました。すると……面倒臭いことに変わりはありませんが、てきぱきと作業が進む度合いが大幅アップ♪ そう、別に説明書通りの手順で作業をする必要はないのです。
 しかしまぁ、前回のED5060で、N化にあたっての面倒臭さが多くのユーザーに痛感されてしまったためでしょうか、私がいつも訪れる模型屋では数日前の時点で店頭在庫がまだまだあり、折角雰囲気は良いのに何とも勿体ない話です。富技様の見解としては恐らく、本家の国鉄型ELでも別パーツの手すりを装着する作業をユーザーにお願いしている以上、テツコレでも当然よろしくね♪ということなのでしょうが、面倒くささや失敗しやすさの度合いはこちらの方が高いわけで……。KATOやマイクロで、手すりが最初からふんだんに装着された完成品が発売されていることを考えるにつけ、ユーザーとしては「鉄コレも最初から宜しく頼むよ」といったところでしょうが、動力別挿入、そしてニッチ製品におけるコストダウンを考えれば (マイクロの秩父デキ、高い……。買ったけど ^^;)、このようなかたちでの販売に落ち着かざるを得ないのでしょう。何とも難しい話です。

 ちなみに、ED5080そのものとは関係ありませんが、借景として鉄むすコンテナの東武モノを使ってみました。地味で硬すぎる当ブログにもたまには萌え~な要素を……。とゆーか黄金週間中、買ったけど全然使わないままどんどん貯まる模型を整理整頓していたところ、「鉄道むすめを集めているわけではないが、そういえば東武モノなど気に入った柄だけは買っていたのだ」ということを思い出し、ちょこっと使ってみたくなっただけです、はい (滝汗)。古い農業用倉庫が途中駅にあった1980年代までの地味~な東武に突然、スカイツリー景気に沸く2010年代の「イケてる東武」が乱入してきたらこんな感じか、ということで……。このちぐはぐさがまた東武らしいと言ってしまえばそれまででしょうか。悪しからず (^^;;;

鉄コレ東急3500形をN化する

2015-04-03 00:00:00 | 超へっぽこ模型製作


 去る2月初旬のヨコハマ鉄道模型フェスタにて、ヲッサンキラーな限定品として東急3500形鉄コレが発売されたのは記憶に新しいところです。しかし、若いつもりでも脳味噌は老化の一途をたどりつつある四十路のヲッサンとしましては、その後怒濤の仕事修羅場やら緬泰両国への遠征、そして再度の関西出張ついで鉄や「甥っ子の中学受験成功記念・日帰り叔父馬鹿東北遠征」(そのうちアップします)などに振り回され、僅か2ヶ月前の鉄コレ購入が遠い昔のように感じられる今日この頃……(滝汗)。このままですと、自室の片隅で堆く積まれているN化未施工鉄コレの山に、折角の海坊主タンも埋もれてしまう……そんなのイヤ過ぎます。
 そこで、春の鉄コレいじり第二弾として、東急3500形を一気呵成にN化してみました。これは事業者限定品の常として車番が付されていないため、手持ちのGM東急インレタを貼って半光沢を吹くべく一旦バラさなければならず、その作業がかなり時間を要して面倒臭い次第ですが、それを敢えて我慢しないと完成の喜びも味わうことはできません。



 というわけで、とくに詳しく説明するまでもなく然るべき手順を踏んで完成に至ったのですが、まぁ~精巧な雰囲気はさすが鉄コレ♪ こうして二編成並べてみれば、目蒲・池上線の佳き時代が眼前に蘇って来るかのようですね……(*^^*)。もっとも個人的に、東急グリーン釣掛の現役時代は、3450が来ると「わーいわーい♪」と喜び、3650の正面貫通車が来ると「海坊主だけど珍しいからまぁ良し」と納得し、3500が来ると「海坊主つまんねぇ……」と文句をたれるという、何ともどうしようもなく物事の本質を知らない青二才な10代だったものですが (笑)、そんな「穴があったら入りたい」記憶や、80年代半ばまでは戦前製釣掛をよりどりみどりであったことの贅沢さも含めて、とにもかくにも懐かしい……(遠い目)。
 もっとも、今回失敗した点がないわけではありません。同梱の車番シールに番号があったことから、3503-3252-3504をGMインレタで貼り半光沢を吹いてみたものの、後で調べてみたところこの編成はドアを小窓化していない編成とか……(滝汗)。まぁ、気まぐれで交換済みという架空設定としておきましょう……(^^;;)。


 走るんですシリーズ、自宅に初入線……(^^;
 ホンモノよりもリアルに見えるKATO製品の魅惑に負けました (笑)。

鉄コレ東武ヨ101をN化する

2015-03-30 00:00:00 | 超へっぽこ模型製作


 当ブログの検索キーワードは鉄コレ・N模型関連がかなりの割合を占めており、模型歴僅か数年で未だに初心者臭が抜けないにもかかわらずご覧頂いていることには何とも恐縮の至りです。そしてここしばらくも、仕事の過密や外遊・出張ついで鉄が重なったため、しばらく模型いじりが停止してしまい、N関連の記事を楽しみにして頂いている皆様には心よりお詫び申し上げます。あくまで管理人の製作感想記&備忘録ということで御容赦頂ければ幸いです m(_ _)m
 しかし、そうこうしているうちにも……予約品の入荷・受け取りは従前通り続くわけで、自宅には買ってきたまま手を入れていない鉄コレや、インレタを貼らなければサマにならないTOMIX模型などがどんどん積み上がってしまうと言うオソロシイ状態となってしまいました (滝汗)。そこで、先日の月末入荷ラッシュを期に一念発起しまして、まずは最も短時間で竣工しそうな鉄コレ東武ヨ101を手掛けてみることにしました。



 東武の車掌車は、アイスグリーンの車体と手すりが何ともチャーミングかつ独特の存在感で、国鉄や相鉄の真っ黒な車掌車や緩急車を見慣れた神奈川県民ヲタにとっては非常にオドロキであったのを思い出しますが、73・78系追っかけで東武を訪れていた貧乏中学生にとって、貴重なフィルムは基本的にこれら半鋼製釣掛電車のために消費されるべきものであり、貨物扱い駅にちょこんと置かれていたり、側線で待避中の貨物列車のケツにぶら下がっていた車掌車を結局撮影しなかったのは、返す返すも勿体ない話です (嗚呼……こんなんばっか。つくづく、イマドキの○キはデジカメで湯水のように撮り貯めることが出来てうらやましい限りだわい……。もっとも、肝心の各社現存車両が撮りたいネタかどうかという問題もありますが)。それだけに、今こうして小粒でピリリと辛いヤツを、机上や掌に乗せて楽しむことが出来るようになったというのは、何とも隔世の感にして嬉しい話です。
 しかし……余程ニッチなブツであるためか、かくも小粒な単品で1,000円を軽く超えてしまう御値段にはオドロキを禁じ得ませんし (円安とC国工賃高騰……)、「速攻でN化できるかな?」という予感も呆気なく叩き壊されてしまうあたりは何とも厄介なところです……。鉄コレELと同じく、プラ手すりを自分で植えなければなりませんので、とにかくプラ手すりを折らないよう細心の注意を払いながら組み立てるのはマジで面倒臭い……。箱の説明書の冒頭に示された通りに「まず手すりを植える→後から警戒色板と社紋板を貼る」という手順では、絶対に上手く行きません。先に手すりパーツに警戒色板や社紋板を装着したうえで手すりを台枠に植える、という方が確実です……(「上手く行かない場合にはこうせよ」とありますが、最初からこう書けよオイ……-_-;)。なお、手すりを設置しなければ、2枚目の画像の左側のように間抜けな雰囲気のままですので、上手い下手に関係なく手すり設置作業は推進することをオススメ致します……。プラ手すりでは折れる恐怖が付きまといますので、鉄コレELを含めて手すりの金属化をお願いしたいところですが、まぁ余計に金がかかって高騰しそうですのでムリか……。