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地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

鉄コレ秋田中央交通デワ編成をN化する

2016-02-04 04:00:00 | 超へっぽこ模型製作


 この冬における怒濤の鉄コレ物欲地獄、もとい祭りの備忘録、福鉄200形を先にしてしまいましたが、これに負けず劣らず秋田中央交通も「これぞ鉄コレ10周年!」と形容するのが相応しい逸品であったかと思います。東急からもらってきた電動貨車デワ3000がメッチャ可愛いぜ♪♪ こんなヘロヘロでショボい車両が大量製造の玩具として市場に供給されること自体、日本のヲタ市場の計り知れない奥深さ、とゆーか泥沼ぶりを良くも悪しくも痛感するのであります……(笑)。



 しかも、これに挿入する動力TM-TR02が極めて秀逸……。傍目には本当に大したことない、非力の極みのような雰囲気です。どう見ても、同梱のキハ04崩れ客車を1両牽引して青息吐息なのではないかと……。ところが意外や意外、結構な牽引力がありまして、試しに平坦線で徐々に牽かせる車両を増やしてみたところ、二軸貨車10車ほどなら軽く牽引出来ます。というわけで、実際の活躍当時の編成(例えば客車1両のみとか、客車+貨車1~2車のミキストとか)など一切無視して、いろいろな貨車をガチャガチャ連結してみるのも楽しそうです。シキ=大物車と連結させたらさすがに場違い感は甚だしいでしょうが (笑)。
 いっぽう客車ナハフ20につきましては、第10弾で発売されたキハ04の塗り直し・前照灯省略・床下簡素化バージョンですので、取り立てて記すことはないのかも知れませんが、塗装が非常にキレイで見映えするように思います……。というわけで、当初はド派手新塗装は予約していなかったのですが、店頭で「これもイケてねーか?!」と思いましてゲットしてしまいました (→優柔不断 ^^;)。
 さて今後は……徐々に充実しつつある鉄コレ中・小型電機シリーズの一環として、いずれ東急デキ3021(→上毛大胡で保存)も用意され、デワ3000の東急時代とセットで事業者限定発売されそうな予感がしておりまして、戦々恐々です……(ただの妄想し過ぎ ^^;)。



鉄コレ福井鉄道200形をN化する

2016-02-03 00:00:00 | 超へっぽこ模型製作


 昨年の11月に登場10周年を迎えた鉄コレ。思い出してもみれば、鉄コレからリリースされるマイナーな (?) 私鉄車両模型の数々を手許に置いておきたくて、それまでは「金を失う道」と警戒していた鉄模の世界に足を突っ込み、超ヘッポコ模型いじりを始めてしまったものです。以来、果たしてどれだけの車両を買い込んできたことやら、自宅の在庫(N化工事をせず整理箱に放置中のものを含む)を正確に計算してみれば卒倒する数字になるのではないかと恐れています……(^^;)。事業者限定品をめぐる派茶滅茶な大行列狂想曲の数々、厳しい風雨や寒さに耐えたひとときも、未だに脳裏をよぎります……。
 それだけに、昨年上半期に富技から「10周年企画を出す」という大本営発表がなされて以来、果たしてどれだけ「10周年にふさわしいニッチなシロモノになるのやら」と固唾を飲んで見守って来たものです。そしてフタを開けてみれば……秋田中央交通の珍ドコ編成に福井鉄道200形とは!! 地方侘び寂び系私鉄ヲタ殺し過ぎる内容で、当然予約ゲットしたのでした……!



 福井鉄道200形といえば、地方私鉄が輝いていた昭和30年代の傑作のひとつであり、とりわけ優美なセミクロス2扉車体に連接構造という野心的なデザインの車両が福井の街のド真ん中をゴロゴロ走るというギャップが、地方私鉄ファンのココロを熱く捉えてきたところです。しかし個人的には、福井鉄道の鉄コレ化は極めて難しいのではないかと諦めていました。何故なら、腰高な郊外用電車が路面電車として走るために欠かせない大型折り畳みステップが、台車の首振りと露骨に干渉するからです……。
 ところが!鉄コレはこの問題を思わぬ方法で「解決」したという……! すなわち……ステップはユーザーが随意着脱出来る構造になっているのです! 開封すると、ステップが無い車体と、ステップパーツが同梱されており、嵌めたいヤツは嵌めてね♪ということで丁寧な説明までついています。

 というわけで、同時発売の連接車用動力 (クモル用や路面電車用として蓄積した技術により、走りは安定) を挿入し、サックリとN化してみたのですが、ステップは連接部に近いドアのみ設置することにしました (前扉への設置は、直線レールへのディスプレイ時に限られます)。総じて福鉄200形鉄コレは、富技としても非常に気合いが入っているためか、非常にシャープなモールドに (鉄コレの中では) 断トツで美しい塗装、そして窓パーツも乱れ無し……N化する際の組み立て上のバグも無しということで、10周年の総力を挙げた逸品かと思われ、超満足です♪
 あ、ちなみに……N化にあたっては台車レリーフを元の非動力台車から外すことが出来ますので、面倒臭いレリーフ切り出しは必要ありません。202編成は前後の台車がDT21になっていますので、とくに2編成同時にN化するときなど、非冷房201編成のND108台車と混同されませんよう。

 あと、こんなことを考えるのは愚か者の私くらいかと存じますが、出来れば妄想4連をやってみたかった……(^^;)。しかし、そんな財布に優しくない妄想は、今回いじってみてスパッと諦めました。N化する前の台枠のままでは、連接部分が非常に固く、急カーブも含めた模型レールの上を走らせるどころではありません。全車動力化して、中間に封じ込める部分の排障器を外せば妄想4連化することが出来ますが、そこまで金をかけようとは思わない……(汗)。というわけで、この鉄コレに関しては、福井鉄道での姿と同様の連接2連で楽しむのがベストかも知れません。

社会主義日本エレクトリーチカ2を作る (1)

2015-11-09 00:00:00 | 超へっぽこ模型製作


 先日、韓国コレール1000系電車を北朝鮮塗装にするというおふざけの極みをアップしたものですが、そこで沸々と湧き出ずるものがありました……。そうだ、鉄道趣味と共産趣味の馬鹿馬鹿しすぎる結合体たる「社会主義日本エレクトリーチカ」の第2弾を作ってみようかなぁ……と (爆)。
 そこで、ゴソゴソと手持ちのGM板キットを見繕い、テキトーに一部を切ったり削ったりした結果、こんなシロモノが掌の中で爆誕しました (^^;)。作ろうと思って買ったのは良かったものの、その後完成品モデルとしても発売されてしまったばっかりに死蔵品となっていた東武10000系のボディをメインとして、相鉄3000系 (初代) を作るためにクハ76を買って以来余ってしまっている湘南顔をくっつけ、屋根は垢抜けない雰囲気を醸し出すべく国鉄101系 (電動車は秩父1000系前パン) のものを流用しております。↓の画像の、オデコ部分に貼った極細マスキングテープは、正面雨樋設置にあたり位置を研究しているものです。



 まぁ要するに今回は、北朝鮮国鉄や平壌地下鉄のような雰囲気と、日本的な雰囲気を兼ね備えた電車をつくるとしたら、大体こんな感じか……というトライアルです。厳密に再現しようとすると脳味噌がバクハツしますし、時間もいくらあっても足りず……。前回作の「社会主義日本エレクトリーチカ」が、モスクワ地下鉄リスペクトな日本の電車を目指したのと同様、北朝鮮の鉄道をリスペクトしたもの、という程度に割り切っております。したがって塗装も、前回作が社会主義国家標準色の緑皮であったのに対し、今回は北朝鮮電車風の緑系ツートン+黄色帯になることが決定しております (爆)。
 コルゲートがいっぱいなのは、まぁソ連や北朝鮮の客車にも、確か鋼製でコルゲートいっぱいな客車があったはずだ、ということで……(^^;;

 ちなみに、前回「社会主義日本エレクトリーチカ」を制作した時点では、これを「日帝期の省線・民鉄線を合併した首都圏電鉄網の共通電車」とし、あたかも今日「走るんです」がJREと私鉄各社を席巻しているのと同じような状況を想定しておりました。しかしこのたび、大幅に (?) 雰囲気が異なるこの電車を作り始めたことで、架空設定をいじる必要が生じて参りました (笑)。以下の通りに改めさせて頂きます (^^;)。
 *旧帝国省線電車……日本人民共和国鉄道省が走らせる国電として、前回作の「社会主義日本エレクトリーチカ」を運用。
 *旧民鉄……各社ならびに、戦時中に発足していた帝都高速度交通営団を、すべて一大事業体に合併。人民共和国中央政府が50%、首都圏の直轄市 (東京市・横浜市) および各県人民政府が50%出資した「民都高速度交通営団」(略称:営団電鉄 ^^;;) が発足。その標準電車 (略称:営電 ^^;;;) として、今回作の「社会主義日本エレクトリーチカ2」を運用 (非貫通ですけど、地下鉄用はどーすんだ……笑)。

湘南顏のフリー旧型電車を作る (1)

2015-10-26 12:30:00 | 超へっぽこ模型製作


 去る梅雨時、湿気でイカレた脳味噌の奥底からブツブツと発酵物質が発生する如く、思いつくままにGM板キット切り接ぎ遊びをして湘南顔のフリーランス旧型電車を作ろうとしたものですが、所詮は気紛れ、その後3ヶ月半以上完全に放置してしまいました。しかし……可愛いフォルムは自己満足の限りで、そのままにしておくのも勿体ないということで、雨樋やドアの靴摺りをプラ線で再現し、乗務員扉には手すりを付けてみるなどしてみました。



 そしていよいよ塗装開始……。手すりを付けたため、まずはメタルプライマーを吹いたのち、灰色9号を吹き付けて全体的な仕上がり具合を確認してみたところ……ぬほっ♪こりゃ可愛いぃぃぃ~(*^O^*)。
 今後は一応「お約束」通りにスカ色あたりを塗り、「昭和20~30年代に国鉄が、17m旧国の車体更新で支線用両運電車を製造したらこんな感じ」というイメージを追求して行きたいと考えておりますが、全てのキモは塗装が上手く行くかどうか。最近多忙もあってすっかりマスキング作業からは遠ざかっているため、果たして上手く出来るのかどうか……(ドキドキ)。


鉄コレ関鉄キハ2100新旧塗装をN化する

2015-10-09 00:00:00 | 超へっぽこ模型製作


 鬼怒川流域を襲った豪雨から間もなく1ヶ月となろうとしておりますが、とりわけ被害が大きかった関鉄常総線・水海道~石下一帯の復興はまだまだこれからということで、心よりお見舞い申し上げます。そんな中、関鉄は常総線の全線再開に向け全力を注いでおり、関鉄公式HPによりますと、明日 (10日) から通常の3割の本数で暫定的に全線営業運転再開!! 一介の鉄ヲタながら、沿線の復興のために捧げられたエネルギーには全く頭が下がるばかりです。
 そんな関鉄のキハ2100鉄コレですが、かねてから少しずつ増えつつあった関鉄鉄コレのラインナップに現役主力車両がついに堂々と加わるということで、かねてから待望の一品であり、私も発売日に予約品を引き取って参りました♪ しかし多忙やら何やらで、開封してN化作業をするのはしばらくお預け……(^^;)。ようやく時間を確保し、他のN化未施工鉄コレの一大山脈 (爆) を脇に置いて、突貫工事で新旧両塗装の4連を机上にて再現してみました☆



 しかしまぁ……造形の的確さはいつも通りに秀逸ですのでさておき、塗装についてはダメ工場(またはダメ生産ライン?)が担当してしまったようです……ラインのあちこちに欠損があるほか、新塗装の銀色屋根に至っては、ボッテリ塗りがたたったためか、塗料がスジになって流れた跡のようなものがある……(-_-メ)。ホント鉄コレは、実際の生産を東莞の何処が、誰が担当するかによって、出来映えが大きく変わってしまうのが惜しい……。そこで出来れば、ちまちまと調色・マスキングのうえ、ラインの欠損を補いたいものですが、微妙に調色が難しそうな色が多く、かえって下手に手を加えると凸凹な印象になってしまうかも知れませんので、当面は「まぁこんな非電化ローカル私鉄ヲタしか注目しなさそうな車両が大量生産品として発売されたこと自体を喜ぶしかなかろう」と割り切っているところです(←モロにカモ)。
 それにしても、常総線は通常4連がMaxですが、洪水からの疎開にあたっては堂々の6連が実現したことがネット上の画像から明らかになっています。かねてから、関鉄妄想6連を即席レイアウト上で実現して、マイクロやTOMIXの札沼線、あるいは国鉄JRタラコキハの長大編成と対決だ!と息巻いていたのですが、そんな妄想6連がこのような事態とからめて実現したというのは何だか微妙ですね・・・。このまま新旧塗装各2連を追加でN化し、6連化して遊ぶか、それともシンナーに漬けて妄想復活!常総筑波色(青白ツートン)または青キハにするか……(^^;;
 ともあれ、キハ2100が出た以上は、いずれキハ2400・5000、そしてキハ0・310なども出して頂けるのでしょうね……? 夜・露・死・苦! (沿線ヤンキー風のシメ ^^;)