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地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

鉄コレ京急700形初期高運非冷房をN化する

2016-02-13 00:00:00 | 超へっぽこ模型製作


 去る年末年始に、ある鉄道会社の鉄コレが通常販売と事業者限定の両方から出た事例といえば、東武3000/8000と並んで京急700非冷房/1000分散冷房がありますね……。このうち、1000形分散冷房車につきましては、既に事業者限定でも発売されて大人気を博したものですが、改めて台車違いの6両固定と2両固定が、最初から車番も印刷されて出たということで、「最初からこういうのを出してくれよ……」と思わなくもありません。それでも、台車違いにしてN化作業もラクラクということで、結局予約して増備してしまったのですが、出荷時期がこの年末年始の猛烈鉄コレ攻勢と重なったのは地味に痛いですね (汗)。
 実際のN化作業は、まぁパッパッと済みましたが、思うに最初から印刷された列車種別は快特よりも特急の方がイメージに合うのではないかと……。1976~79年に沿線に住んでいたガキとして、A快特に入る1000形は、なるべく新しい車両ということで、集中冷房車がほとんどではなかったか……と記憶しておりますので。



 いっぽう700形の初期高運非冷房車につきましては、かつて冷房車が発売された際に凄まじい人気ぶりであったのが一転、上大岡で売り切ることが出来ず、未だに大量に在庫しているという話を目にするにつけ、何となく寂しさを感じるものです。700形はそもそも地味でショボい車両ではありますが、そのショボさは非冷房時代において際だっていましたので……。ラッシュアワーにドアがズラリと並んだ長大編成で走るにせよ、あるいは普通用4連で地味に走るにせよ、600形や1000形とは対極的な華の無さに逆に興味をかき立てられたものです。
 というわけで、「嗚呼懐かしい……」などとつぶやきつつ (^^;)、バラバラにしてインレタを貼り、半光沢を吹いたうえでN化を推進したのですが、やたらと屋根が外しにくく、前照灯パーツも非常に外しにくかった(バキッと根元が折れてしまうこともあり)という印象があります。窓が農民工の指紋でベタベタなのも相変わらず……。ただ、何ともビミョーにダサい高運の雰囲気は大変よろしく (*^^*)、如何にも1960~70年代的な雰囲気を楽しむことが出来るのは大満足です♪
 今後も、70年代後半の全く華のない車両シリーズとして、釣掛400・500系列を鉄コレ化して頂きたいと熱望しております。とはいえ、700形非冷房で全然人気が出ないとなれば、これらの釣掛が鉄コレ化される可能性が限りなく低くなってしまうのではないか……と危惧しております (-_-;

鉄コレ東武3000系列をN化する

2016-02-11 03:00:00 | 超へっぽこ模型製作


 東武公式HPでは東上線のみならず野田線のダイヤ改正も発表されましたが (野田線とは一言も言わずアーパー線と執拗に書くあたり、何か苦笑混じりで泣ける ^^;)、やっぱ最大の注目は大宮~春日部間の急行運転でしょうか。8000系が急行幕で走るのかどうかが気になるところですが (2/12補記:既に七光台8000系の幕が「普通・○○」と種別入りに変更されつつありますので、8000系急行幕が仕込まれているのは確実でしょう♪)、個人的には大和田~岩槻間の直線で釣掛急行がもし走っていたとしたら、果たしてどれだけ飛ばしただろうか……と、思わず遠い目になってしまいます。
 というわけで、そんな野田線を走っていた車両の模型として、毎年恒例・東武商事限定鉄コレとして発売された3000系列をアップしてみましょう~。
 率直に言って、この車両をめぐっては人気が大きく二分され、欲しい人はゼッタイ欲しく、興味ない人はとことん興味ない……ということだったのではないかと思われます。かつて、野田線や北関東あたりで、一見すると日比谷線直通用2000系と同様ののっぺらな3扉車でありながらも、足回りを見ると千差万別で百鬼夜行の観を呈し、走り出すとまさに動く骨董品の如きデンジャラスな乗り心地であることに激しく感動した経験を持っていれば、手許に置いて激賞せずにはいられないことでしょう。いっぽう、そのような経験を全く持っていなければ、全く華も何もないただのボロでしかなく、恐らく30代半ば以下の世代はほとんど触手が動かなかったのではないかと思われます。



 では個人的にはどうだったかと申しますと、何のかの言って3000系列には甘酸っぱく愚かな青春の思い出 (笑) がございます。80年代、半鋼製釣掛車命!な中坊をやっていた頃、消えゆく78系を求めて栃木エリアを訪れたものですが、宇都宮・日光線ローカルの半分以上の列車は3000系列で来るわけでして、撮るのも乗るのもこれに当たればハズレ扱い! しかし、後々で考えてみれば、あの昭和初期の下回りで奮闘する3000系列こそ、メカとしては昭和36・37年製の「超高性能車」7870系よりも断トツで貴重だったのです! そこで、90年代の非鉄時代を経て改めて深く考えてみますと、「目の前の3000系列をちゃんと愛でておかなかった自分は何と大馬鹿者だったのか……」という結論にならざるを得ず、穴があったら入りたい気分です。

 というわけで、如何にも青二才だった自分への甘酸っぱい悔恨と、それでも何のかの言って乗って撮ったことの懐かしさも込めて、セイジ旧塗装と現行塗装の両方をゲット致しました♪ そして、3000系列当時の野田線については結局、春日部や大宮で横目にチラリと眺めるだけでしたが、とりあえず見映えのする堂々の野田線6連を仕立ててみることにしました☆ いずれ5070系や、アーパー線仕様の8000系や10030系もゲットし、並べるニンマリとする日が来ること見据えて……(^^;
 今回のN化にあたる最大の問題は、インレタをどうするのかということ。以前GMクロポで3000系列が出たときに購入された方は、余りインレタを活用可能でしょう。しかし、「いずれこういうのも鉄コレで出るだろ?」と高をくくっていた愚民の私としては、今頃になってちょうど良いインレタが無いことに気付いてトホホ。7820・8000系用から数字を一つずつ拾うのは発狂モノですし、キレイな見栄えにはならない……。というわけで、いずれインレタのみ再販されることを希望しつつ、当面は同梱の車番ステッカーを貼ることにしました。この結果、車体とステッカーのテカリ具合が異なり、やや見苦しい状態となっていますが、テカリの差を抑えるために半光沢を吹くと、後でインレタを貼るわけには行かなくなりますので、まぁ仕方がなく我慢といったところでしょうか。
 あと、正面オデコのマーカーランプは別パーツで、個人で後付けすることになっていますが、このパーツが実に小さく、下手をすると何処かに飛んでいってしまいますので、取り扱いは十分に注意するのが宜しいかと存じます。

 こんな感じで完成したのを眺めていますと、思わず「うほっ……ボロい♪」と頬が緩みっぱなしになります。今後は是非、霜取り用の前パンを装備した3070とかも出ないかなぁ~と思うのですが、伝え聞くところでは、やはり今時の若者にはアピールしないためか、そして新旧塗装が同時に出て財布に痛いためか、未だに簡単にゲット可能だとか……。個人的には、3070に更新された5310系の2扉・3扉両バージョンとか、他の戦前製車両とか、是非あれこれ鉄コレ化してくれないものか……と思うのですが、昨今の鉄コレ高騰による「鉄コレ疲れ」現象が蔓延する中では、事業者側も余りにも古すぎる車両を鉄コレ化するのには二の足を踏んでしまうのでしょうか。

鉄コレ東武8000系復活ツートンをN化する

2016-02-10 03:00:00 | 超へっぽこ模型製作


 昨日、東武東上線の3月ダイヤ改正の概要が発表されましたが、神奈川県民からみて最大の目玉商品といえば、副都心線を挟んだ前後を特急・急行として走り続ける「Fライナー」であり、現在の日中東横線特急の終点が川越市から森林公園になるという点がとりわけ衝撃的ですね……。森林公園が国営武蔵丘陵森林公園を指すものであることを全く知らず、とりわけ東横線に最も近い森林公園といえば根岸森林公園を連想する神奈川県民は、これまで朝と夜間に僅かに設定された森林公園行を利用したことがなければ、「一体何処の森林公園に連れて行かれるのやら……」「渋谷・新宿に行くのに森林公園って何だそりゃ?」と動揺することでしょう (笑)。
 そんな東武東上線にからんだ最新の鉄コレといえば、81107Fの復活ツートン旧塗装4両セット! この師走には周知の通り、東武商事の事業者限定品として、超ウルトラスーパーヲッサンキラー (笑) な3000・3050系も発売されており、怒濤のように襲いかかってきた東武大攻勢に溺れそうな心地ですが、着実にN化を進めなければ他の車両と並べて楽しめませんし、何と言っても次はフライング東上塗装が控えています (こういうヲタキラーな一品は、予約したことは言うまでもなく……^^;)。



 というわけで、既に車番は印刷済みであることもありますので、パッパッと無心で指先を動かしてN化作業を進めることにしました。今回のブツに関して言えば、他の鉄コレと比べて塗装が安定し、如何にも昔の東武っぽい雰囲気が炸裂しているのは良い感じです! 時空を超えて7300系鉄コレと並べてみますと、大いなる満足感で思わずニヤけてしまいます……(*^_^*)。これであとは、窓パーツの塗装乱れが無く、農民工のドロドロ指紋べったりが無ければ文句はないのですが……(綿棒にOAクリーナーを染み込ませて汚れを拭き取る作業でそこそこキレイになりますが、結構面倒)。
 今回の作業で唯一まずかったのは、屋根のアンテナをクーラーカバーに合わせて灰色9号に塗ってしまった点ですが、これはまぁ後でまた引っこ抜いて、もっと濃い色を塗ることにします……(塗った後で改めて車両を並べて記念撮影するのはチト面倒臭い ^^;)。

 思い出してもみれば、東武8000系鉄コレ第一陣として原型顔が発売された当時は、「本来8000系は先頭車にせよ中間車にせよバリエーションが豊富であるにもかかわらず、何故クハ8100とモハ8200だけなのか……」ということで相当ヲタの不興を買い、人気車種であるにもかかわらず在庫が捌けるまで相当時間がかかったものです (そして私も未だにN化せず放置中……^^;。モハ8300の床下については、その後出た中間増結セットをゲットして用意済みですので、早く作業にかかりたいところ)。しかし、その後はどうやら東武商事・トミーテックの方々も学習されたようで、買えば必ず然るべき編成になっているというのは嬉しいことですね♪ 

鉄コレ相鉄新7000系現行色をN化する

2016-02-09 03:00:00 | 超へっぽこ模型製作


 小田急江ノ島賎民と相鉄賎民の流れが交錯する神奈川県大和市は、交通が便利ということ以外大して取り柄のないただの田舎です。米軍のヒコーキもうるさいですし。しかし、こんなところがA大臣の政治献金問題に伴い突然世の中の注目を集め、発覚直後は「大和駅前で街頭インタビュー」などというニュース映像が流れているのを目にして、「いや~世の中何がどうなるか全く分からん」という印象を強く抱いております (^^;
 そんな土地柄を通る相鉄は、最近また新たなCI戦略に伴う塗装変更を打ち出したところですが、折角相鉄車両に似合うと思っていた現行塗装が意外にも短命に終わってしまうのは些か寂しさを禁じ得ません。昨年の9月に旧塗装が発売された新7000系鉄コレが、昨年末に新塗装も記念撮影会つきで発売されたのも、相鉄社内における漠然とした現行塗装への思い入れを反映したものなのでしょう。あるいは、新旧両塗装を出して稼ごうという算盤勘定もあるのでしょうが (笑)。



 しかし、ネット上で見かける状況証拠からして、本来は新旧塗装を同時発売するつもりだったのかも知れません(旧塗装の展示用レールに新塗装と印刷されたものがうっかり混入 ^^;)。そして実際に新塗装をパッケージから取り出してみますと、相鉄CIロゴが印刷された車体中央部のみが厚塗りされ、車体のテカリ具合が他の部分と全然異なるという……。
 恐らく、CIロゴを印刷する位置をうっかり間違え、全数上塗りするのに時間を要し、旧塗装との同時発売には間に合わなかったのでしょう。そこで、約半年後のボーナスシーズンにまた改めて発売し、客寄せで撮影会も開催しよう……ということにしたのだろうと推測しています。
 
 何はともあれ、購入時のままでは車体中央部のみ余りにもテカって不自然なため、今回のN化における最もキモとなる作業として、同梱の車番ステッカーを貼ったうえで車体全体に半光沢を吹き、テカリ具合を平準化することにしました。独自フォントの車番インレタが別メーカーから発売されるとは思えず、ステッカーを永久にコーティングで固定してしまっても良いかな、ということもありますので……。
 その後は、窓をOAクリーナーで丁寧に拭くという作業を経て (綿棒の先が真っ茶! -_-;)、屋根パーツも装着して再び組み立てました。以上の作業の結果、懸案のテカリの差も解消し、う~ん♪満足な雰囲気です……(*^^*)。種別は、幕板の青ラインに合わせて快速とし、手持ちの鉄コレではまだ貼ったことがなかった湘南台行きにしてみました。
 なお、最適な動力であるTM-09は再生産が途絶えて久しいため (TM-17に役目を譲って絶版?)、前回の新7000系旧塗装のときと同様、第9弾のボディにTM-17を突っ込むことでTM-09を捻出しております。
 作業終了後はマイクロの8000系と並べ、ナウな相鉄の雰囲気をひとしきり机上で楽しんでみましたが、こうして見てみるとマイクロはかなり青っぽい色ですね……。かっちり組み上がっている雰囲気は流石マイクロの方が上ですが、今後もし9000系がマイクロから出たら、一体いくらするのか……(-_-;;)。

 さて、こうして旧6000系・新旧7000系の鉄コレが出たということで、今後は是非、2100系や5100→5050系を出して頂ければ嬉しいですね。とりわけ、アルミ車体技術初期の雰囲気を濃厚に漂わせ非常にドン臭い風貌の、2100系二段窓車を激しく待望したいと思います……。いやいやその前に、折角モニが良い感じである以上、その元である2000系(2100系に足回りを譲って廃車)も是非出るべきではないかと……。これが出れば大雄山線や三岐、そして幻の銚子電鉄=犬吠の放置車体など、いろいろバリ展も出来ますし♪。しかし、先日発表された第23弾は、地方私鉄の電車で攻めるという予告にもかかわらず、どうやら相鉄2000系ボディは含まれないらしい……(真ん中のシルエットは張り上げ屋根ではないため、少なくとも2000系末期ボディではないと思います)。う~む、相鉄ボディの鉄コレがこの先、何時どんな車種で出るのか、引き続き煩悩は尽きません。

鉄コレ東急8000系をN化する

2016-02-07 20:17:00 | 超へっぽこ模型製作


 この週末開催されていたヨコハマ鉄道模型フェスタの目玉といえば、鉄コレ東急8000系。しかし売れ行きの方は、昨今の中国賃金爆騰を反映した大幅値上げのためでしょうか、それとも既に相当量の鉄コレが発売されて、ヲタの皆様の自宅に鉄コレがあふれ、財布とN化作業の両面で疲労感が生じているためでしょうか、3日間とも即完売!とはならなかったようで……。初日の朝7時台に並んだ私としては何だか損した気分ですが (^^;)、まぁいいんです。確実ゲットを目指して並ぶこと自体、幼い頃毎日飽くことなく自宅の窓から眺め続けた8000系への無限の愛の表現なのですから!
 ともあれ、待望の東急8000系鉄コレをゲットした以上、何はさておき実際に自走出来るようにしなければいけません。そこで、突貫工事で6連 (狭い自宅のキャパに対応。汗) を仕立ててみました。とりあえずパッと見は、8500系のときと同様、精緻なモールドでムフフフ~ン……♪



 しかし、そんな気分はあくまでパッと見だけの話。実際に仔細に眺めてみますと、最も落胆させられたのは、屋根のハマり具合の悪さ……。8500系のときは気になった記憶がないため、単に今回の8000系のみの現象と信じたいのですが、屋根内側にあるボディ本体にハメ込むためのツメが今ひとつ薄いためか、どうしても車端部の屋根が浮き上がってしまう個体があるという……(2枚目の画面左 -_-メ)。中間車ならさておき (それでもイヤですが)、先頭車ですと鬱な気分にならざるを得ません。また、窓パーツも基本的には8500系のそれを踏襲しているのですが、鉄コレ8500でも悩ましかったのは、窓パーツがポロッと外れやすいこと。一旦台枠を外して、ウェイトを挿入して再びハメ込む際、上手くやらないとすぐに窓パーツが外れ、何時まで経ってもカチッとハマりません (苦笑)。トミーテック様、東急8000系列鉄コレの内部基本設計を根本から変えて頂けませんでしょうか……?!
 一方、「これは良い」と思った点もあります。アンテナがGM板キットと同じ程度の大きさとなり、よりリアリティが増したように思います。あと、窓パーツの乱れが少ないのも、他の鉄コレと比べてマシな点でしょうか。

 とまぁこんな感じで、いろいろと問題もありますが、最早時代がかっているとすら言えるGM板キット+ク○動力ではなしに、精緻なモールドと安定の動力の組み合わせによる東急8000系のN模型を楽しむことが出来るというのは幸せなことなのかも知れません♪ そして今後は……歌舞伎、そして正面1本赤帯、さらに伊豆のなつ8007Fの発売に期待したいと思います。あと、伊豆急は確実に出ることでしょう☆ 運転台増設バージョンやら前パンバージョンやら、そして銀一色やトランバガテルなど、これもこれで種類が多いわけで、とにかく財布の中身と置き場所を何とかしなければ……(汗)。インドネシア版は……やっぱり出ないか (^^;)。