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地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

京葉臨海50周年・DLの宴 (上) KD60記念HM姿

2012-04-09 00:57:00 | 貨物列車 (臨海・専用線)


 京葉臨海工業地帯と遠方を結ぶ鉄道貨物輸送、あるいは関東周辺の内陸部へ石油を送り込む輸送の大動脈として、遠浅の海岸線が埋め立てられた高度成長期に開業して以来地道な歩みを続けて来た京葉臨海鉄道は、昨年の震災に際して浜五井の製油所火災のため輸送量が一時的に大きく減少したのをはじめ、沿線各荷主の事業展開の栄枯盛衰によって輸送形態が様々に変化してきました。しかし、大きな比重を占める浜五井からの石油輸送は目出度く復活し、千葉貨物・玉前・京葉久保田を拠点とするコンテナ輸送も堅調に推移しているようで、沿線で撮るのみで荷主企業の関係者でも何でもない一介のヲタである私にとっても目出度い限りです。
 そんな京葉臨海鉄道がこのたび開業50周年を迎え、輸送上の拠点である千葉貨物駅にて昨日、DLの撮影会を中心としたイベントが開催されました! 普段一般人が足を踏み入れることが出来ない貨物駅にてDD13タイプのDLを思う存分撮影出来る好機到来!ということで、ここしばらく多忙のため成田空港への往復以外千葉県から足が遠ざかっていた私も、仕事疲れを押してムリヤリ早起きし、横須賀→総武線のロザで一路千葉へ向かい勇躍参加したのでした (^o^)。



 京葉臨海の沿線地図を繙いてみますと、千葉貨物駅近辺では大体午前11~12時頃が超ド順光。そして天気予報は文句のつけようのない桜満開晴れ。そこで、この時間に居合わせなければつまらん……と思いまして、早起きは三文の得とばかりに横浜7:48の千葉行に乗車、千葉にてちょうど目の前に入線した館山行に乗り換えて最寄りの浜野にて下車したところ……ぬおっ!同じことを考えているヲタ多過ぎ! 入場前にトイレを済ませておこうという大行列が突如出現したことは言うまでもありません (汗)。その後は、如何にも内房線沿線といった風情のまったりとし過ぎた住宅街ヲタラタラ歩くこと約15分、9時40分頃に千葉貨物駅に到着しますと、既に行列長し……(汗)。この日はどうやらJRでヲタ向け列車が走らないようで……10時の開門時点ではざっと目算で200人以上はいたでしょうか? 開門後は怒濤のような人波が、DLや貨車を撮影可能な位置へと押し寄せまくり、午前10時から11時台にかけては常時200~300人、あるいはそれ以上が必死にカメラを構えるという修羅場が現出したのでした (@o@)。幸いにして混乱はありませんでしたが……。
 もっとも、常に罐の動きを事前に読みつつ、美味しい立ち位置を確保しさえすれば、最高の光線状態のもと最高のカットを切ることが出来ましたので、いや~凄まじい人出を覚悟してでも訪問して良かったです (*^^*)。とくに昨日は50周年記念HMの御披露目がなされまして、最新鋭のDD604にHMが付いた姿は本当に「来て良かった……」のひとことです。そして……DD604の位置が変わっていることからお分かりの通り、時折入換が行われたのですが、その結果さらにお目当ての罐が好位置に出て来るなどしてくれましたので、その模様は改めて……。

 ちなみに、昨日の夕方はこのイベントに合わせ、某鉄道会社運転士・スパイダー様ご自宅にてたこ焼きの宴が開催されまして、超まったりとしつつ濃いぃ鉄談義に興じたのでありました♪ ブレーキが甘い電車も何のそのなハンドル捌きさながらにたこ焼き調理に腕を振るわれたスパイダー様、及び宴の言い出しっぺでありながら浮気して流山に行かれたあまのじゃく様をはじめ、ご参加の皆様どうもお世話になりました~m(^^)m


 浜五井近辺であれば午前中から昼過ぎにかけてド順光で撮れそうですし、その他の区間でも日が長い季節の朝方でしたら順光となりそうですが、そういうときに出かけて行ってHM付き罐が来るかどうか分からないのが臨海鉄道というものでしょう (汗)。

東急車輌の秘宝・もと神奈臨DD5515

2012-02-26 00:22:00 | 貨物列車 (臨海・専用線)


 昨日の東急車輌イベントは、ふだん部外者立入厳禁・撮影厳禁の神秘境において保存ステンレスカーを撮影出来るというだけでも感涙ものでしたが、同時に……と申しますか神奈臨ファンにとってはより一層激しく感動的で、思わず鼻血が勢いよく噴出するが如き究極のシーンが待ち構えていました。それは……かつての神奈臨の主力機・DD5515の展示!! そしてもう1台のスイッチャー・D502も奥に展示されているではありませんか!
 一応、事前に発表されたイベント概要を見る限り、撮影可能な車両は保存車両のみで、工場本屋側は撮影を遠慮されたし云々が記されており。昨日会場に着くまでは「やっぱり入換用DLは撮影が叶わないのだろうか」と思っていたのですが、八景到着直前に京急車内から正門周辺をチラリと見やったところ、2台のDLがやけに撮りやすそうな位置に留置されており、「もしかすると……」という期待でワクワク (笑)。そして鉄コレ等の物販における購入作戦を済ませ、係員の方にDLを撮影可能か否か恐る恐る伺ってみたところ、なな何と!本当に撮影させて頂けるとのこと!!



 そこで、折からの降りしきる雨も何のその、むしろ完全にフラットな光線状態であればこそ、様々なアングルからDD5515及びD502の麗姿(?)を片っ端から撮りまくることが出来たのでした (笑)。シャッターを切ったコマ数は、2両のステンレスカーよりもこちらの2両のDLの方がはるかに多く……(^^;)。
 このうち、とりわけDD5515につきましては、個人的に激しく思い入れずにはいられません。何と言ってもこのDLは、神奈臨での現役時代に目の前で数々の名シーンを披露してくれた隠れた名優ですし、08年8月には神奈臨で廃車になったのちまさに金沢八景に送られる途中、神武寺にてしばし昼寝をしているという最初で最後のシーンを記録することに成功しております♪ また、兄弟機である12号機が遠くインドネシア・西ジャワ州の田舎に常駐しているところをわざわざ眺めに行った者として、新たに東急車輌入換DL塗装を纏って同じく第二の車生を送っている15号機の姿を心行くまで撮影することは見果てぬ夢だったのです……。そんな東急車輌の秘宝・DD5515をとにかく撮影出来、もう本当に予想をはるかに超える成果を得られた一日となったことは言うまでもありません♪
 今後は東急車輌のJREへの売却に伴い、少なくともこの2両のDLが東急子会社として堂々とこの社紋を掲げているわけには行かなくなるでしょうし、塗装変更や入換機そのもののDE10化なども十分に考えられます。神武寺へ新車を送り出す際に使用される7200系(上田から持ってきた編成)も含め、東急の置き土産はJRE化によって真っ先に消え去る運命にあるのかも知れません……(逆にしばらく残れば、それはそれで興味深いことですが)。もし金沢八景で居場所を無くしたら、2両のDL及び7200系は是非恩田にカモ~ン♪と愚考しているのは私だけでしょうか? (^^;)


 如何にもスタンダードな産業用DLという風貌が良いですね♪
 立派な「東急車輌」レリーフが剥がされる運命とは勿体ない……。

タキの楽園・根岸製油所の閉鎖計画浮上

2010-10-07 00:00:00 | 貨物列車 (臨海・専用線)


 昨日の午後、仕事をしながらチラリと『読売新聞』Webサイトをチェックしていたところ、心の底から激しい驚きと動揺がこみ上げて来ざるを得ない記事が……。今年に入って新日本石油と新日鉱ホールディングスが合併することで設立されたJXホールデングスは、日本国内最大級の石油精製能力を誇る根岸製油所を2020年までに閉鎖することを検討しているとのこと……。景気の低迷・省エネ技術の進展・化石燃料に代替するエネルギーの開発といった要因が、各地に散らばる製油所の閉鎖につながっていることは周知の通りですが、根岸にはいわば「規模の経済」で様々な部門を集約し、最新鋭の技術で効率良く大量生産を行っているものと素人目には見え、少なくとも根岸は将来にわたって日本の石油生産の一大総本山として君臨し続けるものとばかり思っていましたので、まさに寝耳に水です……。



 そして鉄道趣味者として当然のように真っ先に思い浮かべるのは、もし本当に閉鎖ということになった場合には膨大な発着量を誇る根岸線タキが全て消えてしまうのだろうか……ということ。古参のD504 (今回の画像) やNDD56といったスイッチャーが休みなく動き回り、ELに牽引された長大タキ編成が入れ替わり立ち替わり発着し、構内が無数のタキ1000・43000で埋め尽くされているという光景は、まさに工業国家日本を象徴する光景であるはずです。そして私の場合、親戚が根岸駅のすぐそばに住んでいることから、幼少時には親戚を訪ねるたびに線路脇の公園のジャングルジムにかじりつき、EF15が率いる黒タキの発着シーンを飽くことなく眺め続け……。根岸は私にとってまさに、鉄道趣味のかけがえのない原点のひとつです。それがなくなるかも知れないということは、単に「諸行無常」を痛感させるような原風景の消失を意味するのみならず、化石燃料に支えられた工業国家としての日本の近代がこれで完全に終わり行くことを意味しているのだろうか、と思います。
 もちろん、まだ決まった話ではありませんし、もしなくなるとしても今すぐの話でもないでしょうから、慌てて根岸線や高島貨物線のタキを撮る必要もないのでしょう。とはいえ……これは鉄道貨物界&趣味界を震撼させる話題であることは間違いないはず。かりに全ての施設が撤去されたあとには何を作るのか、ということも将来的には問題になるのでしょうが、超大型タンカーが停泊可能な条件を活かし、釜山にタメを張れる一大コンテナ港を建設するのか(鉄道をコンテナバースまでダイレクトに乗り入れ可とすればなお良し、でしょうか)、それとも最先端工業の誘致か、一大マンション開発か、砂浜の復活か……。鶴見線沿線が産業空洞化気味であることも含めて、京浜工業地帯の大幅なリニューアルを国策として推進する時期にさしかかっている、ということなのかも知れません (もしそうだとしてもM主党がそれを真面目にやるとはとても思えないのですが --;)。

【10.8注記】『日本経済新聞』朝刊に載っていたJXホールディングスへのインタビュー記事によりますと、減産計画はあるものの、首都圏に石油を供給する拠点である根岸を閉鎖することは全く考えていないとのこと。まぁそりゃそうだよな……と思いたいところですが、果たして今後は?

東芝府中・満開の桜とワイン色のスイッチャー

2010-04-04 00:44:00 | 貨物列車 (臨海・専用線)


 日本の春と言えば桜。桜と言えば花見鉄でありますが(んなこたぁないか ^^;)、最近は絵になる桜と絵になる車両の組み合わせが減ったためか、どこもかしこも人人人……であると伝えられるところです。そういうときは、むしろいろいろな路線の車窓から、のほほんと桜絵巻を眺める方がオツなのかも知れませんし、とくに桜が満開といえばヒノキ花粉が飛びまくることを恐れる身としては長時間の撮り鉄は例年ムリ (-_-;)。全く以て桜というのは人の心を千々に乱れさせますな……(笑)。
 というわけで「桜鉄」をするならば、撮り鉄の大集結とは無縁かつ短時間で最高の気分に浸れるような場所を選びたい……というひねくれ者の私が今年選んだのは東芝府中のスイッチャー。いやその……昨日アップしましたクモニ83を撮影した際、北府中駅のホームから余りにも良い感じで撮れそうだということが分かりましたもので……満開になるのを待って再訪してみた次第です。



 府中本町駅からトンネルと堀割のあいだを突っ走って来た205系が北府中駅に到着し、いざホームに出てみますと、いや~約一週間前のつぼみの段階で思い描いた通りに東芝府中構内の桜が実に見事!(^O^) 電車がひとたび去ってしまえば余計な花見客の喧噪なども一切なく、ホームから花見鉄をするのには上々な雰囲気です。そして……美しいワイン色を纏ったスイッチャー君も無事に工場内に取り込まれておらず、まばゆいばかりの満開の桜に囲まれて眠っていました。春の光に照らし出されたボディーの色と桜の色の調和が何とも言えず眺める者を幸せな気分にさせてくれます(*^^*)。強いて言えば、前面窓が破損していなければ最高なのですが……。そして、いきなりブロロンと煙を吐いて動き出してくれればありがたいのですが、ただでさえ出入りの動きが超レアな東芝府中だけに、それは望むべくもなく……むしろ偶然表に出て来ているというだけでもありがたいと思わなければならないのかも知れません。
 ※なお、このシーンの撮影は、背が高く腕も長い人間が、35mm換算で300~480mmにズーミングしたレンズ(手ぶれ補正つき)を装着したカメラを思い切り高く差し上げ、モニタを下から見上げながらノーファインダー撮影するという方法によっていますので、そう簡単には撮れません。悪しからず……(^^;


 いやはや、僅か8日前の派手派手塗装ハゲハゲ姿とは一変! やや明るい色ながらもオレンジ単色に姿を変えるとは! 形式こそ違えども、あたかも秩父1011Fの魂が乗り移ったかのような……(→そんなわけはない ^^;)。はぁ……また表に出て来てくれないものかなぁ、と。(※この画像も公道から、カメラを高く差し上げてノーファインダー撮影しております)

川重工場にて大量に生まれる桃太郎

2009-11-06 01:08:00 | 貨物列車 (臨海・専用線)


 JRFの機関車といえば、六甲道にてEF66を撮影する前に、神戸にある川重の工場をはじめて訪れてみたところ……ぬおっ何と! EF210「桃太郎」100番台が大量に製造されている光景を目撃してしまいました。その数はパッと見で少なく見積もってみても7~8両。2枚の画像はいずれも公道からの撮影であり、出来ればスイッチャーを撮れればなぁと期待していたのですが、肝心のスイッチャーは撮りづらい位置に。その代わりに「桃太郎ゴロゴロ」シーンとは……(^^;)。



 そして横にはN700系の姿も。京急の車内から見慣れた東急車輌とは異なり、通勤電車から機関車・フルサイズ新幹線に至るまで様々な車種が生産され、しかも撮影不可ではない(でもサッと撮ったらすぐに帰る方が良いと思います。守衛氏にダメ出しされた場合には素直に従われますよう) というところが川重の魅力なのだなぁ~と思った次第ですが、ゴロゴロ並んでいるのがE233やその亜流の類ではなくて良かった♪ (笑)。しかし……これだけ大量に「桃太郎」が量産中ということは、EF65激減の危機が迫っていることを同時に意味するわけで、何やら複雑な気分ですね……(だからこそこの後撮り逃したEF65 0番台のことは痛恨……-_-;)。


 成田エクスプレスの亜流?! いやどうやら……サイドビューの雰囲気からみますと、アメ向け車両っぽいように思われます。船積みが容易なだけに海外向けの車両が量産されるのもここの優越性や魅力でしょうか。