goo blog サービス終了のお知らせ 

新古今和歌集の部屋

新古今増抄 巻第一 西行 去年の枝折の道変へて

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一 花の哥とてよみ侍ける。西行法師

一 芳野山こぞのしほりの道かへてまたみぬ方のはなを尋ん

増抄云。しほりとは、枝折と書也。山へ入る人道



のしるべに、木のえだを折ておくをいふなり。野べには

しるしに草をむすびておく也。哥のこゝろは

明也。こぞ山おくかへるしるしに枝折をして

入けるかたのみちかへて、この春はこぞみぬ方の

花をたづねんとなり。或説しほりは去

年花が面白さに又來春みんとてのしるし

共いへり。 

頭注
一所に心をとめず
こそとかへてみん
といへる。執着せぬ
ところ西行の
こゝろなり。かゝる
所に心をつくべし。

 

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「新古今増抄」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事