魂のロードマップはあなたの中にあります

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いつだって限りない可能性の光が満ち溢れている

①魅惑のコピ・ルアク

2017年09月23日 | 講座&セッション受講
昨日、9月22日。行ってまいりました。


幻のコーヒーとまで言われるほど、非常に珍しいコーヒー「コピ・ルアク」を味わいに!

講師は焙煎体験でもお世話になった岩崎泰三先生(その時の記事はこちら💛)。
予定時間を大幅に越えて熱く盛り上がってしまいました。


コピ・ルアクは、インドネシア語で、kopi=コーヒー、luwak=ジャコウネコ。

一杯、7000円〜10000円と言われています。
東京にある某老舗有名ホテルでは、一杯2500円で提供していたとか…。


貴重な「コピ・ルアク」をいただく前に、まずはインドネシア式のコーヒーをいただきながら、
先生のお話しと、撮ってこられた数々の写真を拝見。


岩崎先生は、稀有な人物S博士との出逢いをきっかけに、2014年、2015年と2年続けて
自らロンボク島に足を運び、博士と現地の人たちの協力を得て天然のコピ・ルアクを入手。

その貴重なコピ・ルアクを、先生が心を込めて焙煎して下さりお持ちになったものを、
今宵味わうことが出来るとあって、始まる前から皆さんワクワクドキドキでした。


講座は、そもそもなぜ、コピ・ルアクが世に出るようになったのか…という事を知るところから。

そこには。

インドネシアが過酷な植民地支配下で峻烈な搾取があった、という時代背景が大きく関わっていました。
真実を知って一瞬…言葉を失い、「知らない」ということは「罪」だと激しく感じました。

高値がつくようになってからは、狭いケージに乱獲された野生のジャコウネコたちが押し込められて、
無理やりコーヒーの実だけを食べさせられているというのが実態。

それでも、インドネシア政府の鑑定書がついて輸出されているわけですから、
天然のものと巡り会うのがいかに困難かということが理解できます。

また、パパイヤの酵素に漬け込むと似たような香りになるとか、
科学的に作られた成分を使った偽物も多く出回っているそうです。

なので、コピ・ルアクを扱っているというサイトを見ると、
わざわざ「本物」を…と強調して紹介しているのもうなずけますね。

もっとも、どこまでが「本物」なのか?ということもありますが。



さて、岩崎先生がロンボク島に行くきっかけになったのが、植物学者のS博士。

前インドネシア大統領専属の博士で、政財界にものすごく太いパイプをお持ちの方。
御年80歳でいらっしゃるそうですが、この博士が同行してくださったおかげで、
様々なことがスムーズに運び、現地の方からも大きな協力を得ることが出来たようです。





(この写真の方がS博士)



もともとジャコウネコは夜行性。ですから、日中はその姿を見ることは出来ません。

彼らは、真っ赤に熟した甘くて美味しいコーヒーの実だけを選び口にします。

皮だけを上手に吐き出したような形跡もあったそうで、
甘い実を食べた後は、未消化な種子の部分を排泄物として出します。

ジャコウネコの口から入ったコーヒーの実が外に出るまでの間に、
体内で色々な作用が働き、独特の香りを持ったコーヒーが生まれるという仕組み。


調べたところ、あの「シャネル N°5」と同じ香りの成分だったとか…。


どんなところに彼らの排泄物があるかは、現地の子供たちがよく知っていて、
皆で手分けをして探し出してくれたようです。

実際に現地で「ナマ」の「それ」を見て触れた岩崎先生いわく。

本当に未消化の種子の部分だけが塊になってスルリと出ていて、糞の臭さもなく、
素手で触ることに全く抵抗もなかった…との事。


先生のお話しを聞きながら、次々と映し出される写真を見ていると、
その世界に引き込まれ、まるでタイムトリップしているような感覚になりました。

続く…。

MISS DIOR – The new Eau de Parfum

2017年09月22日 | 日記
先ほど、TVのCMで流れている曲に「あ!」と身体が反応。

ナタリー・ポートマンが出演しているディオールのCM、
既にご覧になった方もいらっしゃると思います。

素敵ですね♡

MISS DIOR – The new Eau de Parfum



使われている曲が、Siaの代表曲「Chandelier」。


2014年5月6日にYouTubeに公開された動画は、
2017年9月現在で16億回以上再生されているそうです。


私も見ました。


歌詞の内容と、スレンダーな…この少女・MaddieZiegler(当時11歳)との
組み合わせのギャップに最初は驚きました。

あらためて見ると。

地を這うような踊りと、飛び立とうとしている動きが交互に出てきて、
綺麗なだけじゃない…人間が抱えている葛藤や怒り、
そこから逃れようとする苦しみや哀しみを感じました。


時間を置いて、また見るのもいいですね。

Sia - Chandelier (Official Video)

和のアフタヌーンティー・重陽の節句

2017年09月18日 | お出かけ
菊の花 若(わか)ゆばかりに袖ふれて花のあるじに 千代はゆづらむ  紫式部

重陽の節句について、宮中の行事を紫式部が書き残したものです。


9月9日。

和のアフタヌーンティー。テーマは冒頭の歌にある「重陽の節句」。

暦の上で節句は五回巡ってきますが、私たちに一番馴染みの少ないのが重陽の節句。
菊の節句ともいわれる行事について、学び…楽しんできました。


お茶会の場に入って、まず目につくのが、サビーノのガラス器を花器に見立てた美しい菊。
帯をテーブルランナーに使うという贅沢な演出にもため息。



どうして、白い綿を被っているのか?
それは、会の後半の座学で明らかになりました。


珍しい菊がメインのこちらは、バカラの花器に。
花器本体にも菊のような模様が描かれています。





また。今回の掛物は、前大徳・三重・玉龍禅寺・戸上明道筆「清風払明月」。




ウェルカムドリンクは、菊の花びらが入った炭酸水。
オールドバカラ「ラティス」の繊細な器でいただきました。



さて。美味しいお食事が始まります🎵

巻き寿司は、飾り寿司の資格を持っていらっしゃる方の作。
見た目も綺麗ですが、何と…だし巻き卵が入っていて美味しい~!




白玉(月に見立てて)のお吸い物。
お椀は、歴史を感じさせる古い年代のものです。



蓋を開けると、柚子の香りが広がり、同時に蓋裏の美しい蒔絵に感嘆の声が。
それぞれに模様が異なり、1人1人が見入っていました。
私の絵には、丸いお月様が。




たっぷりの菊のお浸しは、モーゼルの器で。
この器、ひとつひとつが「手ふき」でつくられている貴重なもの。
実は、現在はこの手法でもう作ることが出来ないそうです。




美味しいお食事をいただいた後は、いよいよお菓子とお薄♡

ラリックの器で登場した主菓子は、鶴屋吉信の「御園菊」。



綺麗ですね…。




お干菓子は、亀屋良長の「菊づくし」と「京半月」。



淡い色目が何とも言えず…。




薄茶は、山本山の「延齢昔」。この日のテーマにピッタリ!
それにしても、自分で点てたお茶の美味しいこと(笑)。幸せ♡








座学では、古(いにしえ)の人々の生活を通して、
その想いや背景に触れることが出来る貴重な時間となりました。


今年は、この回で終了。
来年は、さらに楽しい企画が用意されているとの事。

内容の一部をお聞きしたところ…絶対参加します~!という濃いもの。

どんなお会になるのでしょう✨
せっかくだから、和服で伺いましょう(*^-^*)
楽しみが広がります。