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和のアフタヌーンティー・重陽の節句

2017年09月18日 | お出かけ
菊の花 若(わか)ゆばかりに袖ふれて花のあるじに 千代はゆづらむ  紫式部

重陽の節句について、宮中の行事を紫式部が書き残したものです。


9月9日。

和のアフタヌーンティー。テーマは冒頭の歌にある「重陽の節句」。

暦の上で節句は五回巡ってきますが、私たちに一番馴染みの少ないのが重陽の節句。
菊の節句ともいわれる行事について、学び…楽しんできました。


お茶会の場に入って、まず目につくのが、サビーノのガラス器を花器に見立てた美しい菊。
帯をテーブルランナーに使うという贅沢な演出にもため息。



どうして、白い綿を被っているのか?
それは、会の後半の座学で明らかになりました。


珍しい菊がメインのこちらは、バカラの花器に。
花器本体にも菊のような模様が描かれています。





また。今回の掛物は、前大徳・三重・玉龍禅寺・戸上明道筆「清風払明月」。




ウェルカムドリンクは、菊の花びらが入った炭酸水。
オールドバカラ「ラティス」の繊細な器でいただきました。



さて。美味しいお食事が始まります🎵

巻き寿司は、飾り寿司の資格を持っていらっしゃる方の作。
見た目も綺麗ですが、何と…だし巻き卵が入っていて美味しい~!




白玉(月に見立てて)のお吸い物。
お椀は、歴史を感じさせる古い年代のものです。



蓋を開けると、柚子の香りが広がり、同時に蓋裏の美しい蒔絵に感嘆の声が。
それぞれに模様が異なり、1人1人が見入っていました。
私の絵には、丸いお月様が。




たっぷりの菊のお浸しは、モーゼルの器で。
この器、ひとつひとつが「手ふき」でつくられている貴重なもの。
実は、現在はこの手法でもう作ることが出来ないそうです。




美味しいお食事をいただいた後は、いよいよお菓子とお薄♡

ラリックの器で登場した主菓子は、鶴屋吉信の「御園菊」。



綺麗ですね…。




お干菓子は、亀屋良長の「菊づくし」と「京半月」。



淡い色目が何とも言えず…。




薄茶は、山本山の「延齢昔」。この日のテーマにピッタリ!
それにしても、自分で点てたお茶の美味しいこと(笑)。幸せ♡








座学では、古(いにしえ)の人々の生活を通して、
その想いや背景に触れることが出来る貴重な時間となりました。


今年は、この回で終了。
来年は、さらに楽しい企画が用意されているとの事。

内容の一部をお聞きしたところ…絶対参加します~!という濃いもの。

どんなお会になるのでしょう✨
せっかくだから、和服で伺いましょう(*^-^*)
楽しみが広がります。