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1.9MHz帯(160m Band) アンテナの調整

2022-11-27 07:37:06 | アマチュア無線
 当局の1.9MHz帯のアンテナは、20m高の3.5MHzのインバーテッドVアンテナの両端にトラップを入れ、その先に約6mのエレメントを追加したものです。

 この状態ですと、1.91MHz付近でSWRが2程度で、リグ(IC-756PRO)の内蔵チューナーでマッチングをとっています。しかし、現在コンテスト周波数として使われている1.801~1.820MHzでは、リグ内蔵のチューナーではマッチングがとれません。

 そこで、エレメントを伸ばして調整することにしました。では、どの程度伸ばしたらよいのか計算してみます。

 まず、波長の計算をし、次に1/2波長に短縮率(0.98としました)をかけた値を計算します。
 1.910MHzの波長は、300/1.91=157.07m 1/2λ×0.98=76.96m
 1.820MHzの波長は、300/1.82=164.84m 1/2λ×0.98=80.77m
その差は、3.81mで、各エレメントは2mほど伸ばせば良いことになります。

 実際にやってみると2mではマッチングがとれませんでした。そこで倍の4m伸ばしてみることにします。ここで問題があります。各エレメントを4mずつ伸ばすだけのスペースがないのです。そこで、4mのエレメントをペットボトルにまきつけ短縮コイルのようなものを作ってみました。


 これを各エレメントの先端に接続しました。


 これで、SWRを測定してみました。


 目的の周波数で、SWRは2程度で、リグ内蔵チューナーでマッチングがとれました。これでなんとか1.8MHz帯にオンエアできることになりました。

 さっそく夜、交信テストをしてみました。相手局に599のレポートを送り、帰ってきたレポートは579でした。なんとか飛んでいるようです。

 来週のFCWA CW QSOパーティから実戦に投入したいと思います。