OTA(Now On The Air)

JF3TBMの無線道楽雑記帳。その他、社会随筆も不定期に掲載。

●開局時の『3W運用』がイチバン楽しかった。

2023年01月11日 | アマチュア無線<全般>

IC-202(井上電機製作所)で開局した。ショルダータイプで、まるでバブル時代を彷彿とさせる『ショルダーフォン』のようなスタイルが特徴だった。単二電池を8本だか9本入れて『電池が一番重かった』のが思い出に残っている。この無線機は、無故障で実に35年も活躍してくれた。

【写真:シンプルながら必要にして十分。姉妹機にIC-502(50MHz)も人気だった】
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◆0.2W~3W運用って、やっぱり楽しい。
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IC-202のほか、Mizuhoの『MX-2』という0.2Wのも活躍してくれた。

IC-202もMX-2も『SSB・CW』対応で、

私に『QRP運用の楽しさ』を教えてくれた『名機』だ。

小出力だからこそ『アンテナ』に力を入れたり、

高いところからの『移動運用』の楽しさや『工夫』も学んだ。

 

今の『430FM・ハンディ』など『標準で5W』だから『QRO』だわ。

 

ハンディ機で開局というのは、今も昔も変わっていないようだ。

だが、多くの局が『ベランダに置いたモービルホイップです・・・』が多い。

まぁ、気持ちはわかりますが『地上高10m・5/8λ×2段GP』くらいにグレードアップすれば、

見えてくる景色が、かなり違ってくる。

 

5Wハンディを5Wで出すと、持てないくらい熱を持つ。

 

こうなると、ファイナルにもかなりの負荷がかかっている。

フルデューティで使い続けると、負荷がかかり過ぎ、

経年劣化も早まり、いずれ出力も落ちてくる。

 

MAX-PWRの『50%程度で使う』と『長持ち』するのだが・・・。

 

5Wハンディの出力を50%(MID-PWR)で使えば、

2.5Wから3W程度に下がるのだが、

資格はあれど『知識がない方』は、とにかくフルパワーで使いたがる。

 

まずは、5/8λ×2段GP(第一電波のX30とか)を買ったらどうだろう。

 

あるいは、5/8λ×2段のC-Loadノンラジアルホイップでも、

地上高さえ高く上げれば『固定用アンテナ』と遜色がない。

あるいは、軽量な釣竿の先に1/4λのGPでも自作してくくりつければ、

室内で『飛ばないなぁ、聞こえないなぁ』が払しょくできる。

 

では、どの程度『パワーを落としても交信が可能なのか』。

 

・相手局が50Wで、信号強度(Sメーター)が7を指している。

・Sメーターは、3dB刻みで表示されている

・7dB×3dB刻み=-21dBが『S/Nの閾(しきい)値』としたら、

・ざっくり-20dB(10の二乗=100倍→1/100→1%→)

・1/100が閾値と仮定したら『計算上は0.5W』まで下げても交信可

 

また、2.5Wで地上高10mのANTから運用して『RS51』のレポートがきた

 

もちろん『やっぱり、2.5Wだと「ショボイなぁ」』と感じるのは自然。

かといって、フルパワーの5Wにしたとて『3dBアップ』に過ぎないから、

返ってくるレポートは『せいぜいRS54~55』だろう。

同じRIGを標高600mの山の上に持って行って2.5Wでの運用でも、

たいてい『レポートはRS59+20dBです』とか言われるはずだ。

 

・地上高10mで『RS51』だったのが

・標高600mで『RS59+20dB』になるのだから

・Sメーター読みを強引にdBと電力比換算したら『30dBほどUP』になり、

・30dB=10の三乗≒1,000倍≒『2,500W(2.5kW相当』になる(のかも(笑)。

 

要は『山の上は「自然のリニアアンプ&受信アンプ』なのである。

 

10mWの特定小電力無線でも、

高地からの運用だと『100km超え交信』など『フツー』にできる。

 

3W運用が楽しかったのは『こんなことばかりやっていた「工夫」』が、

楽しかったのかも知れない。

 

また、50MHzだとEs反射も期待でき、

3Wの付属ホイップでも1,000km超えの交信なども『フツー』にできる。

市民無線に『変わらぬ人気がある』のも、

0.5W・ほんわかしたAM波にEsでスリリングな国内DXができるためだろう。

実際に資格不要無線の一番人気は、やはり『0.5W・市民無線』だ。

 

私の『無線の原点』は『0.5W・市民無線』に始まる。

 

さらに、3W機や0.2W機の『直接波』で遠方との交信。

それも『巨大な10エレスタック』とかではなく、

今も標準的な『5/8λ×2段GP』という『ありふれた設備から』だった。

 

今年は、FT8ばかりじゃなく『2.5W・430MHz帯FM』も遊んでみよう。

 

・アンテナは『1/4λ・GP』や『5/8λ×2段GP』を使い

・自宅や、近隣の小高い山からの運用

・HF(7MHz・FT8)も、1W運用が『けっこう、楽しい』。

・28MHz帯AMなんかも、3Wくらいで運用すると『めちゃ楽しい』。

 

どうしたら『飛ぶか』を『脳みそに汗をかいて考える』のも大事だと思う。

 

また『大枚はたいて買った、無線機』。

これを『長持ちさせる』には『定格最大出力』の『40~50%』で使う。

モノは、徐々にすり減らしていくのが『長持ちのコツ』だ。

何も、定格出力で使う必要はないのである。

 

とにかく『3Wで飛ばせられるコツ』をつかめば『意外と楽しい』のですよ。

 

毎度おおきに。ほんじゃーね!


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●元YL局のカムバックが少ないのは、なぜでしょうね。

2023年01月10日 | アマチュア無線<全般>

【写真:こういうラグチューが聞こえないのは『何か原因がある』】
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◆アマチュア無線界は『昭和の職場』と同じ。
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国会中継なんかで『女性活躍、うんぬんかんぬん』と聞くと、

『ホンマ、何もわかってないな』と感じます。

まぁ、政治の大舞台の『国会』ですから、

そこから『共感を得る』というのは難しいですね。

 

女性同士の会話は『共感を得るコト』のようです。

妻と、その友人の会話を聞いていても『全くオチがない』のです。

 

しかし『オチ』なんて『どうでもいい』のですね。

ネタを振って、それに反応して、話があちこちに飛んで、

あーだ、こーだ・・・。

 

これで『心が通う』のだ、そうです。

※私はオッサンなので『~そうです』『~ようです』としか表現できません。

 

無線雑誌を眺めていても、

YL局の連載は『ほんのわずか』しかありませんねぇ。

また、キャラクター的に登場されるYLさんも、

どういうわけなのか、連載が長続きした試しがありません。

まぁ、お仕事、ご結婚やご出産、子育て等々、いろいろあると思います。

そんな時期には『無線どころではない』のは当たり前でしょう。

 

加えて無線雑誌は『問題解決そのものだから』だと、私は感じます。

 

YL局は『問題解決なんて、そこそこでいい。

どこのスイーツが美味しいとか、そういう会話を無線でもできたら』とか、

潜在的にもそう思っている、元YL局が掘り起こせたらFBでしょうね。

 

私が就職した昭和50年代後半。

自動車ディーラーに入ったのですが、

当時は『バリバリ昭和。セクハラ、パワハラ、モラハラ何でもあり』でした。

その頃『自動車産業は頭打ち。もう車が行き渡り買い替え需要しかない』が定説。

 

・AT車の普及

・エアコン、パワステ、パワーウィンドウなど『装備品』の充実

 

何が起きたか・・・。

 

女性の運転者が増え『自動車産業を右肩上がり』に回復しましたね。

こういうのを考えるオッサンは『問題解決』として『5W3H』の思考が不可欠です。

しかし、買う側の女性客は『5W3H』なんて、考えないでしょう。

 

それこそ『いいね』で買っています。

 

オッサン脳だと『色は赤系』で女性に売れるとか、勘違いしていました。

色が赤でも『クラッチ操作が面倒で苦手』な女性陣。

女性陣の、特に若い女性陣の足元をみたらわかるでしょうに・・・。

 

今なら普通の装備でも、昭和の頃は『フル装備』とか値打ちこいでましたね。

 

当時は、ATの普及率が『30%程度』でした。

当然、同期入社や先輩にも多くの女性がいました。

ほとんどが『MT車の重ステ』を『逆手』で回す・・・。

 

運転技術は、高かったですが『靴、履き替えるんが面倒やねん』とか、

まぁ、いろいろ言っていましたが、メーカーは頑固でMTを主力に作っていました。

当然ながら、ATを増やし『靴の履き替え』から解放されるメーカーの車は、

構造が『チャチ』なくせに『よく売れていた』のを思い出します。

 

AT化にコストがかかる分、他の部分を『安物』や『手抜き』して、

安価で、デザイン的にも『いいね』な車が売れるのも当然でしょう。

要は『エモーショナル・マーケティング』な、わけです。

 

ヒール高5cmの靴でも『運転できる』のは『画期的』でしたよ。

 

無線雑誌の中身は『ほとんど企画書と同じ』です。

確かに、5W3Hの考え方は大事だと思います。

とはいえ、道楽の分野で四角四面な5W3Hが必ず必要ですかね?。

これで『どうやって、シュリンクしたパイ』を戻せるのかな。

 

無線雑誌で、YL局の記事は『とても読みやすい』と、私は感じます。

 

技術的なお話であっても『エッセイ風』で、とっつきやすいです。

男性局(OM局)の記事も『わかる人にはわかる』でOKだとは思います。

とはいえ、同じテーマでも『何かが、どうも違うんだなぁ・・・』。

※OM局の記事を否定しているのではありません。念のため。

 

例えば、CW(電信)のマスターの連載を見て見ましょう。

 

概念的には、OM局の理路整然が受け入れられますが、

実際にCWをやっている局は『わかっている話』です。

YL局の記事は『まずは「共感」』から入っています。

狙いは『まだCWに躊躇している人への後押し』が見て取れます。

書いていらっしゃる内容は、OM局もYL局も『同じような焼き増し』です。

 

実際にCWをやるのにハードルが高いのは『最初の一歩』です、ホンマに。

 

確かに、いろいろな壁が待っていますが、

それをどう克服していくか・・・、

これは『自分で経験を積んで、練習あるのみ』です。

 

音楽(楽器演奏)と、同じじゃないでしょうかね。

 

私が、45年間も飽きずにアマチュア無線を続けてきたのは、

仲間に恵まれ、家族の同意も得られ、カネはあまり持っていませんが(笑)、

そこに『自分なりの遊び方』を身につけられたからだ、と実感しています。

 

AWARDを頑張る。

私は、これしか『遊び方のルール』を設けていません。

 

CW、Phone、Digitalモード・・・、

こういうのは『戦術(武器)』に過ぎず、

AWARDは『戦略(将軍の知恵)』だと思っています。

 

これだけを家族に説明し『ふーん、そうなの。ま、ほどほどに頑張りや』です。

 

3級的運用を推進していますが、

これって『子供の頃に身につけた遊び方』みたいなもんです。

 

例えば、釣り。

 

子供の頃、テキトーにデタラメな『仕掛け』を作ってでも『釣れた!』。

大人になって、職場の『釣りクラブ』とかに誘われて、

釣りに出かけたとしても『なんか、ちゃうなぁ。おもろない』。

プロがこしらえた『仕掛け』の方が、何かうまく釣れない。

別に『カネ払って釣れないから腹が立つ』という類のものでもないのです。

 

三つ子の魂百まで・・・といいますよね。

 

私は『開局3年までが大事だ!』と実感しています。

この3年間に『無線の基礎ができた』と思っています。

それを、ただ続けてきただけ・・・。

 

どこにも共感を得られるような気の利いたことは書けませんが。

 

かつての50MHz帯は『学生バンド』と呼ばれ、

YMもYLもごちゃ混ぜの時代がありました。

ラグチューのグループにも、

必ずYLが何局かいて楽しい思い出があります。

 

彼女らは、今、どうしているのかな・・・、とか、ふと思います。

 

そんな視点を持った、

エモーショナル・マーケティングが必要なのだろうな、と、

私は感じます。

 

毎度おおきに。ほんじゃーね!


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●無線界は『官民結託電波法違反天国』だった。

2023年01月09日 | 社会の考察

にわか局が『卒倒』しそうな話をしよう。アマバンドに出没する『ダンプ屋の雑談無線集団』など『かわいいもの』だ。真面目で真っ直ぐさん(くん)には『にわかに信じがたい』ことだが、かつて無線界は『官民結託電波法違反天国』だったのだ。

【写真:コマンド改造(P改)で、オフバンド送信が可能になったIC-251】

 ※アマからみたらオフバンドだが、業務ニーズがあったのだ。
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◆IC-2Nの改造機は『警察に大量納入されていた』時代もある。
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京都府警にIC-2N改が大量納入されていた時代がある。

 

まぁ、アナログFM波時代のことで、

受令機だけではレスポンスが悪く、

ハンディトーキーとかいい『フツー』に警察無線の通信が行われていた。

 

※グリコ・森永事件で警察無線が悪用され、大至急でデジタル化が進んだ。

▲そのハンディトーキーこそが『IC-2N改』だ(写真はIC-3N)

 

とりわけ『機動捜査隊』では『重宝』したと聞く。

大量納入なのだから、アマバンドしか送信できないIC-2Nでは値打ちがなく、

IC-2Nをベースに『警察無線仕様』に改造した無線機が納入される。

当時の発注担当者も『とっくの昔に退職している』から、

信じたくない人は、信じなくて結構(笑)。

 

『機捜1から機捜』

『機捜です、どうぞ』

『こちら機捜1ですがぁ~(略)』

『機捜了解、しばらく待て』

『機捜1了解』

 

ってな感じで、IC-2Nが活躍した。

 

別にIC-2NやIC-251が警察無線で使えたとか、

ヴィンテージRIGの『思い出話』をしたいのではない。

 

要は『アマ機をメーカーが改造したもの』が納入されていたのではなく、

京都府警が販売店に『〇〇台頼みます』と発注し、

オーダーを受けた販売店は、メーカーに台数発注し、

納品されたIC-2Nを販売店が『P改する』・・・という仕組み。

 

当たり前田のクラッカーだが、

メーカーがIC-2Nを警察仕様に改造して納入するなんて、

アホなことはやらない。

 

すべて、警察と販売店の間の『商行為』に過ぎない。

 

そもそも『警察仕様』の無線機などは、

業務用無線の中でも『超堅牢』にできているものだし、

その分『アマチュア無線の機械とは比較にならないくらい高価である』ということ。

それが、何十台も必要だというのだから、

予算ありきの行政機関の警察も例外ではなく、

稟議を通さないと、予算が下りない。

そんな事情からか、IC-2Nが重宝された、ということである。

 

当時の郵政省・近畿電波監理局が把握していたかどうかは知らない。

 

まぁ、知っていたとしても『見て見ぬふり』だろうし『黙認せざるを得ない』。

 

さらに、報道各社の記者も『腰にIC-2N』をぶら下げていたし、

レッカー屋もIC-2Nはじめ『P改(警察無線が聴ける改造機)』を、

事務所やレッカー車に搭載するのは『フツーのこと』だった。

 

いち早く『事故現場に急行する』ためである。

 

暴走族の連中もIC-2Nを持っていたし、

週末の暴走族の取締り(交通指導部の専用チャネル)をIC-2Nで、

情報を得ているチームもいたくらいだ。

 

・警察無線のハンディトーキーにIC-2Nが多用された

・新聞記者の警察担当も、腰にIC-2Nをぶら下げていた

・レッカー車や、その事務所も、現場急行のためにP改機は常設

・大物政治家の国政選挙の街宣車や誘導車もIC-2Nで連絡を取り合う

・消防団も大量にIC-2Nの改造機をフツーに使っていた

 

総通が『ダンプ屋摘発に消極的』なのもわからなくはないのだ。

 

・日教組や全教の大会に押し掛ける右翼の街宣車もIC-2N搭載

・海外VIPがやってくる京都御所の皇宮警察の予備機もIC-2N

・イベント屋、展示会・・・連絡用トーキーもIC-2N

・鈴鹿サーキットのレースでも世話係の連絡用にIC-2N

・学校の運動会でもIC-2N

 

もう挙げだしたら、キリがない。

 

にわか局の、真面目で真っ直ぐさん(くん)は杓子定規過ぎる。

 

気持ちはよくわかるが、

アマチュア無線界も『清濁併せ吞む度量』くらいないと、

こんな世界で『長続きさせよう』などと思っても、

やればやるほど『理不尽さ』が見えてきて、

いずれ、時間とともに、無線界がイヤになって辞めてしまうのがオチ

 

昔から『水清ければ魚棲まず』(諺)というではないか・・・?。

 

真面目で真っ直ぐさん(君)には、

こういう世界は『ごみ溜め』に映るだろう。

だが『ごみ溜めのあるところには銭がある』(諺)。

 

それが『世の中の仕組みのひとつ』でもあるのですよ。

 

毎度おおきに。ほんじゃーね!


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●メーカーや販売店、電装屋は『責任逃れ』だ。

2023年01月08日 | アマチュア無線<全般>

何かと『目の敵(かたき)』にされる『ダンプ屋』の『アマバンド』に出てくる『雑談無線』。私は『そもそも、メーカーや販売店に大きな責任がある』と確信している。叩くなら、そっちを叩けと強く思うのだ。

【写真:なにが問題なのかといえば『識別信号不送出』『使用区分逸脱』】
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◆ダンプ屋の多くが、4・3級持ちなのだが・・・。
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要するに『出庫から入庫まで識別信号不送出』が問題なわけで。

 

まぁ、使用区分(バンドプラン)逸脱で『バンド内オフバンド』もあるが、

そこらは『アマチュアバンド内に開設された雑談無線集団』が問題。

 

彼らはアマチュア局ではなく、単なる『雑談無線集団』なのだ。

 

30年ほど前のダンプ屋のような『完全なアンカバー(無資格者)』は激減、

おおかたが『講習会』で『資格』は取っているし、

その中でも、ほとんどが『局免』も持っている。

 

中には、昼間は『まるまるやで~』とか言いながら、

夜には自宅で『FT8』をやっている『1アマ』もいたりする。

かなり少ないけれど、両刀使いも『いる』のも事実だ。

 

『運用の中身を資格が担保できていない』ということに尽きるが。

 

では、彼らが『自分の頭で考えてアマチュアバンドに出てきたのか?』。

 

<ダンプ屋無線問題の背景を箇条書きしてみると・・・>

 

1,メーカーが、販売店に『奨励策』を提示する

2,販売店は『奨励策』で提示された『インセンティブ』目当てに無線機を売る

3,正統派のアマチュア無線家だけでは『パイが小さい』

4,業務ユースとわかっていても、とりあえず『養成課程講習会』で『資格』は取らせる。

5,ついでに『局免』も、販売店が申請代行(おいおい行政書士かいな)

6,販売店は、ダンプ屋に直販したり、大型車専門の電装屋に業販をかける

7,見事に、奨励策を達成したら、メーカーは販売店にインセンティブを与える

 

こんな流れが、延々と続いている。

 

1,奨励策の中身は『バックマージン』や『海外旅行』

2,かといって、海外でペディションも、やっていない!(スキル不足で、できない)

3,所詮は、オッサンの世界。飲む・打つ・買う、でおしまい

 

昔の『農協の旅行』と、なんら違いがない

 

ダンプ屋が、アマチュア無線を使ってきたのは、

デジタル簡易無線等ができる『はるか昔から』のこと。

 

では、事実上廃止になった『パーソナル無線はどうだったか?』といえば、

これまた『反社系の兄さん』が『オレンジトップのANT装着車』を停めて、

おい、どこのクラブや?、無所属?、ならウチのクラブに入れ!』とすごみ、

反社系の下っ端が集めてくる『組への上納金』の集金先だった経緯もあり、

身内に当たるダンプ屋がパーソナル無線を搭載することは、

ほとんどなかったのである。

 

ここでも『裏社会の棲み分け』が行われていたわけだ。

 

従来の簡易無線は『同一組織(会社)単位』で周波数が割当られるが、

『〇〇建材』『〇〇興業』『〇〇建設』など『それぞれが別会社組織』で、

簡易無線の制度では許可が下りず、下りたところで別会社との通信は、

周波数が『異なる』ので『通信できない』という事情があった。

 

一応、80条の2項報告というのも、数百枚提出したが、

単に『受理されただけ』で『総通(旧電監)からの問合せ』は、

残念ながら『一件もなかった』のだ。

 

結果的に『必要悪』で片付け、

直接責任範疇ではなく、

ダンプ屋とは無関係のハムは『無視』してきた、

というのが実際のところ。

 

実際に『業務ユース』されるのは『現場』だけで『あとは道中の雑談』。

 

それ以外は、道中の『暇つぶしの雑談』ばかりで、

興味のないアマチュア無線の識別信号でやりとりしても、

誰が何というコールサインなのか、よくわかっていない彼らは、

『〇〇ちゃん』『〇〇くん』といったニックネームで交信をする。

 

まぁ、そこが『電波法違反』になるのだが。

 

出庫から入庫まで、識別信号不送出、使用区分逸脱なども、

『ガイダンス局』の注意対象ということになっている。

ただし、バンドエッヂのオフバンドに関しては、総通も対応が厳しい。

とはいえ、バンドエッヂ運用するほど、ダンプ屋もアホではない。

大方が、使用区分内に収まっている。

 

また、おおかたの正統派ハムが『9時~5時の仕事』に就いており、

テキトーに『棲み分け』ができているのも実情だ。

 

ならば、ダンプ屋の彼らがトークボタン(PTT)を押したら、

必ず識別信号が送出されるようなデジタルモードに限って許可を出し、

なおかつ『二次業務運用使用区分』も決めてやれば、

彼らも『無意識な電波法違反』も『なくなる』上、

総通も『余計な監視業務』から『解放される』のだ。

うまくいけば『非営利のアマ局から吸い上げる「電波利用料」』も廃止だ。

 

どうせ『社会貢献無線』とか『わけのわからん制度』もあるのだから。

 

1,正統派アマチュア無線は『一次業務』

2,ダンプ屋無線は『二次業務』(識別信号は自動送出)

3,ダンプ屋無線は、アマチュア業務を妨害してはならない

 

こうやれば『済む話』だ。取締りで絶対に追いつかない台数が出回っている。

 

要するに『法律が追い付いていないだけ』。

これまで『30年以上「事実上放置」してきた』のは、総通(旧電監)だ。

 

その原因を作ったメーカーの奨励策や、呼応した販売店にも『罪がある』。

販売店は、実装のために電装屋に外注したり、

あるいは『自分らの手を汚したくないから電装屋に業販』したのも罪作り。

 

おもしろいなぁと思うのは『主な摘発は「地方」ばかり』だということ。

 

仮に『大阪万博関連の工事業者を摘発したら「公共工事が止まる」』。

あるいは『高速道路の緊急工事を止めてまでやれるのか』だ。

そんなことをしたら『財務省』『国交省』『府』や『市』が動き出す。

 

加えて、違法とされる彼らの所属会社の大方は『正業に就く反社系』でもある。

 

違法行為を現認したとて『現行犯で常人逮捕(一般人にも逮捕権がある)』できるか?。

 

せいぜい『80条報告だぁ!』と『チンコロする』のが関の山。

結局は『必要悪』で片づけられてしまう。

責めるなら『メーカー』『販売店』『電装屋』も詰めたらどうだろう。

こうなれば、彼らの『保身』が働き『法律まで変えてしまう具申』があれば御の字。

 

A社が『D型なになに』という無線機を探す『広告』を長期間打っている。

 

これは、かつて違法改造を容易くしたA社に業を煮やした総務省が、

A社へ監査を行い、改造資料や対象機種の大量廃棄、技適申請の不受理等、

総通に『睨まれた経緯』から『総務省へ「そんたく」した広告』を続けている。

 

その証拠に、A社から販売される無線機が激減した。

 

また、『探しています』という『D』という無線機の大方が、

東北の震災で、海底に沈んでいる。

知床遊覧船同様、船舶に積まれていたのである。

 

A社に限らず他社製品も、ちょっとした改造でアマ機が漁業無線機になった。

 

高価な漁業無線機や業務用無線機より、

安価な改装アマ機を買うのは、

裏ビジネス界なら至極フツーに行われている話じゃないか。

 

かつて『消火器代わりに積んどきなはれ』で大量の無線機が売れた

 

こんな背景も考慮していくと、

当事者だけ『叩く』というのは『フェアではない』。

 

私は『どっちの肩も持つつもりはない』のである。

 

1,何かを得れば(ダンプ屋を排除したら)

2,何かを失う(無線機のロット数が減り、価格転嫁されて高い買い物になる)

 

それだけのことで『事実を述べる』というスタンスである。

 

1,メーカーの奨励策

2,インセンティブに乗った販売店

3,実装の作業に加わった電装屋

 

みーんな、同罪である。ダンプ屋だけが悪いということはあり得ない。

 

このブログ記事を読んで『気分が悪い』という方もいらっしゃるだろう。

だが、私は『事実を述べているだけ』で、

叩くのは、私ではなく『メーカー』『販売店』『電装屋』が対象だ。

 

これが、昨今話題の『ダンプ屋道中雑談無線問題の実情』である。

 

毎度おおきに。ほんじゃーね!


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●FT8の国内QSOで『Tx1』送出は、ほどほどで・・・。

2023年01月07日 | アマチュア無線<FT8>

FT8でDXとのQSO時、『Tx1』は省略しています。かといって『UR GL?』などと問われたことは『一度もありません』。特にコンディションが不安定な時季などは『簡潔に交信を成立させたいもの』です。いくらPCが自動で交信を進めるFT8だからといっても『ほったらかし運用』で『時間の浪費』は芳しくありませんね。自動と手動、適宜、切り替えて『スマートな運用』を心掛けたいものです。

【写真:1月3日、今年初のEU。もちろんTx1は省略で呼んだ】


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◆GLの確認方法は『いろいろある』ので、Tx1に固執せず・・・。
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何回もTX1(GL)を送ってくる局が多くいらっしゃいます。

 

国内の通常交信ならば『TX2』からスタートしても問題ありません。

TX1を1回送出するだけで『15秒』かかります。

これを『何回も送出されると「うざいやっちゃなぁ」』と思われがちです。

 

★うざい呼ばれ方(いつまでもTX1でGLを送ってくる局)★

1,GL付きで呼ばれる(15秒)

2,こちらは『レポート(写真では『-15dB』)』を送出(15秒)

3,また、GL付きで呼ばれる(15秒)(耳悪いんかい!)

4,こちらは、相変わらず『TX2』を送り続ける(15秒)

 


不毛な送信を『合計60秒』やるわけです。

 


★スマートな交信★

1,いきなりレポートを送られる(15秒)

2,こちらも『R-15』のレポートを返す(15秒)

3,相手は『RR73』を返してくれる(15秒)

4,こちらも『73』でファイナルを送って終了(15秒)

 


いかがでしょう。同じ60秒で『交信終了』するのです。

 


DXのF/Hモード等では『TX1』からスタートし『GL』は必要ですが、

国内同士の交信ならば、eQSLやhQSL、もちろん紙カードも含め、

何らかの交信確認証で『ログを埋めるのが可能』です。

DXも、LoTWに対応されていれば『Cfm』データで確認ができます。

 

私は、JARLのAWARD『WASA-HF』もやっているので最終的にはGLは必要です。

 

LoTWで『南米・チリ』の局との交信確認。GLの詳細も記載されています。


特に、HFのコンディションのアップダウンが激しい時間帯や時季等、

なるべく早く『交信を進めて成立させたい』のがホンネです。

DX相手に『ちんたらぽんたら』と『セオリー通り』に『TX1』を送り続けると、

せっかちな局は『JAのバカ野郎』と思いながら、

無視して『CQ』を出し始めることも多々です。

 

通常の交信なら『TX2』から進めても、特に問題はありません。

 


また、JAの局でハムログ・ユーザー登録されていれば、

相手局がハムログ・ユーザーのデータにGLを入れていることも多く、

そちらで確認することも可能ですし、

QRZ.com等で『見たければ見られる(GLが実態と合っているかは別です)』(笑)。

 


TX1をパスするには『TX1』を『ダブルクリック』すれば、

呼び回りでも、TX2から交信スタート可能です。

 


CQを出す側は、通常のコールサインで送出する場合は、

自動的に設定したGLが送出されます。

CQを出す際に『GL』が送出されていないと、

pskreporterに反映されませんので、

通常は『CQ JF3TBM PM74』で送出しています。

 

CQ側がGLを送っているからと、GLを返してもらう必要はあまり感じません。


尚、JF3TBM/QRPのように『ユニーク・コール』の場合は、

CQ送出時に、GLは省略されます。

GLが入らないため『pskreporter』には反映されず、

自分のCQがどこまで届いているのかは確認できません。

私は、/QRPを入れる前に『CQ JF3TBM PM74』を送出し、

どこまで届いているかの目安を『pskreporter』で確認しています。

 

まずは『何のために?』を、自分の頭で考えるのが大事ですね。


毎度おおきに。ほんじゃーね!


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