親友って『年月とともに変化するもの』です。独身時代には『親しく何でも話せる友達』だったのが、所帯持ちになると『生活環境』も変化します。時には『比較の対象』になったり『嫉妬』も・・・。
【写真:花は『受粉』のための『虫』が『勝友』かな・・・?】
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◆人間関係は、すべて『利害関係』で成り立っています。
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勝友とは『しょうゆう』と読みます。
これは『仏教用語』です。
意味を書いておきます。
ともに高い志を持って修行する仲間のこと。
善友とも道友ともいう。
冒頭に『人間関係は利害関係』と書きました。
幻滅しそうな話ですが、実際には『そう』なっています。
誰かが『CQ』を出しています。
誰かが『CQ』に『応答』します。
さっさと『レポート』を送って、
ファイナルにつなげる程度であれば、
QSLカードを交換したら、はいおしまい。
これで『イーブン』の関係です。
ニューカマー局がCQを出し、
OM局が、CQに応答します。
レポート交換が済んで、
ニューカマー局が、OM局に『〇〇について教えてください』と言いました。
アマチュア無線の交信には通信費が発生しません。
OM局も『親切な局』も多く『無財の施し』をしてくれます。
これを『当たり前』と思わないことです。
1,ニューカマー局が質問し、OM局がタダで教えてくれたら『利』
2,ニューカマー局の質問に、OM局がタダで答えたら『害』
利害関係が成り立っているでしょう(笑)。
OM局は『単に交信するだけ』が『目的』で、
CQに応答しただけとしましょう。
ところが『質問』や『答え合わせの会話』に発展したとしたら、
OM局は『貴重な時間を割いた=害』なわけです。
いくら『アマチュア・コード』で『~は親切である』と書いてあっても、
なんでもかんでも『タダで教えてもらう』というのは、
大人の趣味として『どうなのかな?』と感じます。
アマチュアは親切であること・・・建前論で『きれいごと』です。
せめて、きちんとメモを取って、
次の交信の際に『結果報告』くらいすべきでしょう。
仕事でやれていた『報告・連絡・相談』が、
どうして道楽(趣味)の分野になると『忘れてしまう』のか、
よくわかりません。
私は、夜勤のタクシー乗務員をやっています。
時々『運転手さん、急ぎでミナミに!。高速使って!』とか、
深夜に、大急ぎでミナミにタクシーを飛ばす若い人がいます。
理由を聞けば『親友からLINEが届いて、来いというので』とか言います。
普通なら『寝ている時間』に『叩き起こす』ヤツの、
どこが『親友なのかな?』と思います。
極端な事例ですが『親友?の間にも「利害関係」が働いている』のですね。
こんなことを言うと『興ざめ』ですが、
親子、兄弟、夫婦といった『一番小さな社会』でも『利害関係』。
あたりまえですが、学校、職場、課外活動、趣味のサークルや教室、
あるいは、飲み友達、遊び友達・・・すべて何らかの利害関係が働いています。
ここを『超越』するには『施しの気持ち』だと考えます。
スマホで電話をかけて『すぐに答えを求める』『答え合わせの会話』、
こういうことを続けていると、
大事なコトは、自分で考えない癖がつきます。
1,自分と向き合うことが少なくなる
2,自分で悩み苦しむ時間が少なくなる
3,自分軸を失いがち
私がTwitterと距離を取ったのは、
Twitterならではのレスポンスの良さが、
返って『インスタント過ぎ』になることにブレーキをかけたのです。
また『叩かれているヤツを叩いてやろう』という人たちが、
わらわら現れてくるのも、かなりうっとうしい存在です。
それも『フォロワーさん以外』の『わらわら』は迷惑千万ですね。
なりすまし防止の『監視用』にアカウントを取っただけ、これが本心です。
そもそも『会ったこともない人』と、
SNSで『つながる程度』で『30年来のマブダチ感』も、
どうにも受け入れ難いのですね。
SNS程度で、真の友達、親友は『できにくい』と感じます。
趣味に焦点を当てても、
親友神話や友達神話を捨てて、
勝友を真剣に探す。
こういう考え方、私は大事だと思っています。
宮本武蔵やイチローに『親友』がいたでしょうかね。
宮本武蔵やイチローに『飲み友達』がいたでしょうかね。
もし『親友』や『飲み友達』がいたら、
宮本武蔵もイチローも『ああはなっていなかった』と思いますヨ。
勝友・・・すぐれた友達。
飲みに行く必要もない友達。
なかなか見つけにくいですよ。
1年生になったら友達100人できるかな・・・より、
100人のゆるい友達の中に、1~2人も勝友が見つかれば『御の字』です。
いや、100人どころか1,000人に2~3人というところかも知れませんね。
毎度おおきに。ほんじゃーね!
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