2024年1月1日から1月31日にかけて、マルコーニ生誕150年を記念してWorld Wide Awardが開催されました。マルコーニはイタリア人なので、イタリア主催のようです。
WWAのホームページを見ると、特別コールサイン「II1WWA」が代表みたいです。またイタリアの各エリアに、特別局WWAが割り当てられています。
ルールの抜粋です。
①指定された局との交信がポイントになる。(画像は一部重複あり)
CW:10点、SSB:5点、デジタル:2点
ヨーロッパの局が圧倒的に多いですが、全大陸に対象局があります。しかし日本の対象局はありません。アジアは中国が10局で、オセアニアは1局です。(インドネシアの局が圧倒的にアクティビティが高かった)北米は5局で南米は2局が参加です。
使用バンド HF帯の3.5MHzから28MHz
HF: 80 - 40 - 30 - 20 - 17 - 15 - 12 - 10 mt
②同一局との交信は、同日中に、同一モード・バンドでは1回限り。重複のペナルティはない。
Each special station can be worked only once a day on each band and mode. A "dupe" QSO will not be considered as a penalty.
③モード:CW, SSB, DIGI (FT8,FT4,RTTY,PSK)
④交信が成立した瞬間に、自分の実績を確認できる。
➄100ポイント以上で、アワードが発行される。WWA終了後に、HPよりダウンロードが可能になる。DLは無料です。
MIXモードで279ポイント、順位は5454です。
15mシングルバンドで、102ポイント、順位は2594です。
全世界の、国別交信数です。1位:イタリア(さすが主催国)、2位ドイツ(ヨーロッパのアマチュア無線大国)、3位米国(アマチュア局数世界一)、4位ポーランド(頑張りました)、5位ヨーロピアンロシア(地の利とアマチュア局の多さ)、6位日本(特別局が無いのは残念)、7位インドネシア(意外とアマチュア局が多い)、8位中国(近年個人局が急激に増加)、9位イギリス(さすが大英帝国)、10位以下略。括弧内は、個人的な感想です。
バンド解析
多い順に、40m、20m、15m、10m、80m、17m 、12m、 30m
日本からだと、距離的にローバンドよりハイバンドの方が交信しやすいので、40mが最多というのは意外だが、ヨーロッパだと40mのSSBが主力なのだろう。
モード解析
多い順に、SSB、FT8、CW、FT4、RTTY、PSK
デジタルだと2点にしかならないので、CWやSSBで点数を伸ばさないと、100点は難しいかも。
アクティベーター(交信対象局)の順位も出てます。1位は、インドネシアの「8A0RARI」です。日本から交信しやすく、各バンドでいつでも聞こえていました。2位はイタリアのII3WWAで、主催国の意地を見せました。3位もイタリアのII5WWAです。
【参戦記】
①WWAをやっているのを気が付いたのが、月末の1月28日(日)である。なんかWWAという局が出ているなと思っていたが、調べてみたら全世界のアマチュア局が点数を競うアワードのことである。というのが分かって、遅ればせながら参戦することにした。なので、実質4日間のみ頑張ってやってみました。
②良くルールを読まなかったので、デジタルモードだけで交信したいたら点数が全然伸びず諦めかけた。CWが10点と分かってから、CWに軸足を動かして100点は達成。
③最後まで同一バンド・モードの重複交信は無効と思っていたので点数は伸びなかった。(同一日の、同一バンド・モード重複交信は不可)
④最終的にMIXと15mで100点を超えたので、アワードをダウンロードしました。
➄特に順位は気にしないので、おおむね満足でした。