三菱ふそうトラック・バスは7日、大型トラックの後輪部品のリコール(回収・無償修理)作業でミスがあり、先月30日に三重県亀山市の東名阪自動車道のパーキングエリアで1台が走行不能になったことを明らかにした。この部品のリコール作業ではミスが続出しており、今回で6件目。
問題の部品は後輪の車軸を車体に固定するサスペンション部分。ボルトが外れて車軸がずれ、タイヤが車体とこすれて走行不能になったり、タイヤから出火したりするとして同社が4月、リコールした。
同社によると、作業は静岡三菱ふそうが静岡県沼津市の協力工場に委託したが、部品の取り付けに必要な専用工具を貸し出さなかったため、規定通りに固定されず、パーキングエリアで左に曲がった際にボルトが抜け、後輪の車軸がずれて走行不能になったという。
三菱ふそうは7日、一連の欠陥車問題で、隠蔽(いんぺい)・放置してきた98件の欠陥すべてのリコールの届け出を今月中に終えると発表した。問題が発覚した昨春以降、修理ミスが続くサスペンション部品を含めすでに92件を届け出ており、残り6件の対策もめどが立ったという。
◇
三菱ふそうは同日、小型トラックなど約16万9000台(01年11月~05年6月製造)を対象に3件のリコールを届け出た。エンストなどの不具合が55件起きているが、事故はないという。
朝日新聞 2005年9月7日
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問題の部品は後輪の車軸を車体に固定するサスペンション部分。ボルトが外れて車軸がずれ、タイヤが車体とこすれて走行不能になったり、タイヤから出火したりするとして同社が4月、リコールした。
同社によると、作業は静岡三菱ふそうが静岡県沼津市の協力工場に委託したが、部品の取り付けに必要な専用工具を貸し出さなかったため、規定通りに固定されず、パーキングエリアで左に曲がった際にボルトが抜け、後輪の車軸がずれて走行不能になったという。
三菱ふそうは7日、一連の欠陥車問題で、隠蔽(いんぺい)・放置してきた98件の欠陥すべてのリコールの届け出を今月中に終えると発表した。問題が発覚した昨春以降、修理ミスが続くサスペンション部品を含めすでに92件を届け出ており、残り6件の対策もめどが立ったという。
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三菱ふそうは同日、小型トラックなど約16万9000台(01年11月~05年6月製造)を対象に3件のリコールを届け出た。エンストなどの不具合が55件起きているが、事故はないという。
朝日新聞 2005年9月7日
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