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コンブ海に捨てないで 羅臼漁協、漁業者を指導

2005年08月31日 22時49分30秒 | 漁業[Bad News]
 高級だし昆布の産地である根室管内羅臼町の羅臼漁協が、漁業者に対し、収穫したコンブの根を海に捨てないよう指導を始めた。七月に世界自然遺産登録された知床では、海の生産物の海中投棄が環境保全の面から問題となっていた。ただ、作業負担が増えるのを嫌う漁業者の間からは反発も出ている。

 同漁協は、今期の漁解禁を間近に控えた七月十三日、町内のコンブ漁業者約二百四十戸にあて、「コンブの根や切れ端は波打ち際に投げないで、乾燥させてごみとして処理してください」と要請する文書を出した。八月末の漁終了後、町の施設で処理してもらう方針で、堆肥(たいひ)化して有効利用する方法も探っている。

 これに対し、漁業者の間には「海のものを海に返して何が悪い」との声がある。商品価値が低いコンブの根の部分や傷んだ葉は、従来、加工せず波打ち際に放置するのが「常識」だったからだ。

 だが、羅臼漁協の要請には背景がある。雑藻やホタテ貝殻などの投棄が続いたことから、羅臼海保は五月、「いったん陸揚げしたものを捨てれば廃棄物処理法違反になる」と漁協に伝え、不法投棄防止に協力を求めた。同漁協はこれを受け、全組合員への指導を強化。コンブの処理に関する要請はその一環だった。

 羅臼海保は「毎年、サケの残渣(ざんさ)や貝殻などが大量に捨てられる悪質な事例も発生している。知床の世界遺産登録で各地から注目される中、漁業者の間で、環境保全の意識が高まれば」としている。

北海道新聞 2005年8月27日

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1 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (気づき丸)
2021-05-04 15:37:31
昆布根っこのゴミ処理は正解とは思えないのですが…

燃料を使って焼却処分するのですか?、それとも堆肥にするのですか?

昔から問題視したモノの一つに、貝殻のゴミ処分があります。燃料を使っての焼却処分の事です。堆肥にして肥料へと使える可能性を消しています。また折角アルカリ性の土壌に変えられる「自然の物」なのに、わざわざ化学肥料で、それをやっている愚かな問題があります。

昆布の根っこも、戻したら海底に根付かないのですか?
国際的に海産物が急激に減少している現状があります。

そして回遊魚「シャケ」は、川に遡上し、産卵した後に、川だけでは無く、その大地に帰り、大地を肥えさせてきた長いサイクルがあります。だから貝殻だって同じであり、昆布の根っこだって同じだと言えます。

循環型の取組みじゃ無ければ、これからの世界では排除される方向性にあります。

どうぞご検討ください。
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