中国産そば粉を使用した真空パックの生そば2種類で「国内産そば粉100%」と偽装表示していたとして、福島県は12日、製麺会社「黄金そば」(福島県猪苗代町)に対し、JAS(日本農林規格)法に基づく改善指示を行った。
県農林水産部によると、同社は昨年6月から今年4月まで、中国産そば粉3割と他県産そば粉7割で製造したパック入りそばを「国内産そば粉100%」「磐梯山ろくの玄そば使用」と偽装。さらに中国産そば粉47%、外国産と国産の小麦43.5%などで作ったパック入りそばを「国産そば粉8、小麦2の割合で作った生そば」などと偽って表示していた。
いずれの商品も「磐梯山水使用」「自家製粉製造」とパッケージに記載していたが、実際には水道水を使用し、他県の業者が製粉していた。
同社は2種類の商品計約5トン(4万5000袋)を会津地方を中心に土産品店や旅館など35店舗に納入したほか、インターネットでも全国に販売していた。
県は黄金そばに対し、(1)原因の調査(2)適正表示の徹底(3)他商品の表示チェック―を指示。1カ月以内に改善策をまとめ、報告を求めた。
同社の橋本裕彦社長は「生産設備の不具合などがきっかけで外部に製造を委託するようになり、原料が変わったが、パッケージを変えるのを怠ってしまった。消費者や観光客の信頼を裏切り反省している」と話している。
河北新報 2005年7月12日
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県農林水産部によると、同社は昨年6月から今年4月まで、中国産そば粉3割と他県産そば粉7割で製造したパック入りそばを「国内産そば粉100%」「磐梯山ろくの玄そば使用」と偽装。さらに中国産そば粉47%、外国産と国産の小麦43.5%などで作ったパック入りそばを「国産そば粉8、小麦2の割合で作った生そば」などと偽って表示していた。
いずれの商品も「磐梯山水使用」「自家製粉製造」とパッケージに記載していたが、実際には水道水を使用し、他県の業者が製粉していた。
同社は2種類の商品計約5トン(4万5000袋)を会津地方を中心に土産品店や旅館など35店舗に納入したほか、インターネットでも全国に販売していた。
県は黄金そばに対し、(1)原因の調査(2)適正表示の徹底(3)他商品の表示チェック―を指示。1カ月以内に改善策をまとめ、報告を求めた。
同社の橋本裕彦社長は「生産設備の不具合などがきっかけで外部に製造を委託するようになり、原料が変わったが、パッケージを変えるのを怠ってしまった。消費者や観光客の信頼を裏切り反省している」と話している。
河北新報 2005年7月12日
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