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漂着の赤潮で被害 韓国からか、日本海沿岸

2005年09月07日 11時08分06秒 | 漁業[Bad News]
 鳥取県の日本海沿岸で、8月下旬に赤潮で魚介類が大量に死ぬ被害があり、同県や独立行政法人「水産総合研究センター」などは6日までに、原因のプランクトンは韓国などから流れてきた可能性があり、今後も来る恐れがあるとして韓国側との情報交換などの取り組みを進めている。

 同センターは「この数年、韓国の沿岸部で赤潮が大量に発生、日本海側各県に漂着が続いているようだ」とし、今後遺伝子の型を比較するなど関連を詳細に調べる。

 鳥取県水産課によると、サザエ数千個が死に、死んだメバルなど数千匹が打ち上げられた。2002年9月には山口県で養殖ブリ約2300匹、03年9月に島根県の隠岐・西ノ島でカサゴ類約100匹が死ぬ被害があった。

 同センター瀬戸内水研(広島県大野町)の松山幸彦主任研究官によると、赤潮は植物プランクトンの一種、コクロディニウム・ポリクリコイデスで、活性酸素や粘液を出し魚介類のえらに炎症を起こして窒息死させる。

 山口県水産研究センターなどは03年8月から9月の赤潮の動きを、特徴的な色素を基に衛星写真で調査。韓国南岸で8月中旬に発生した赤潮が対馬海流に乗り帯状に流れる様子を確認、各県への漂着情報と一致した。

 今年もこのプランクトンで、同様に運ばれたのではないかという。

 このプランクトンは高い水温を好み、フィリピンなどに生息していたが、1995年ごろから韓国で発生、日韓の研究者が原因を調べている。

 松山主任研究官は「韓国の発生状況に応じ、迅速に対策を取ることが必要だ」と話している。

産経新聞 2005年9月6日

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