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加賀一帯、サザエ密漁横行 浅瀬の若貝ごっそり

2005年08月06日 13時31分23秒 | 漁業[Bad News]
 加賀市の海岸一帯で、サザエの密漁が横行している。同市漁協によると、狙われるのは浅瀬にすみ十分に成長していない若いサザエばかりで、中には二十キロ近くをごっそり獲っていく不届き者もいたという。関係者は、若いサザエの生存率が下がれば「数年後の漁獲に影響する」と危機感を募らせており、金沢海上保安部や大聖寺署と連携して悪質な密漁者の取り締まり強化に乗り出した。

 黒崎海岸付近では、夏場に入ってサザエの密漁が目立ち始めた。同漁協によると、今月一日にはサザエ漁に従事する潜水組合員が、黒崎海岸近くで密漁者を見つけ、七キロ(約百七十個)のサザエを没収した。同市漁協では、資源保護のため六・五センチに満たないサザエは捕獲を自主規制しているが、密漁者が獲った貝は、三―四センチのものがほとんど。未成熟のサザエは、プロでなくても潜れる程度の水深にすむため、密漁被害に遭いやすいという。

 漁協は、密漁に使われた網や浮輪などの道具を没収、注意を促す看板を設置するなどの対応をとっているが、潜水組合の十九人だけでは「監視の目が行き届かない」(組合関係者)のが現状。密漁者を発見して厳重注意しても、「自然にあるものを獲って何が悪い」と居直るケースのほか、料理店などに売りさばくなど、最初から換金目的で大量にサザエを密漁する事例もあるとされる。

 加賀市の海岸一帯は加賀市漁協が県から共同漁業権を与えられており、漁業権の侵害行為にあたる密漁は漁業法により二十万円以下の罰金が科せられる。同市漁協は「毎年稚貝の放流を行っており、十分に成長するには五年近くかかる。悪質な密漁は許せない」としている。

北國新聞 2005年8月6日

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