近江肉牛協会 履歴、HPで公開
近江牛の履歴偽装事件を機に、近江肉牛協会(会長・国松善次知事)に対し近江牛の出荷自粛を求めていた東京都が受け入れを再開した。これを受けて、同協会は、協会加盟の生産農家や取引業者が扱った肉牛の履歴情報を独自にまとめ、ホームページ(HP)で公開し始めた。
県畜産課によると、事件後、協会独自に肉牛を登録し履歴を公開することを決めたことや、有識者らによる信頼回復チームを立ち上げてまとめた再発防止策を、協会が都に対して説明し、7月末に都から出荷再開の了承を得たという。都は8月26日から受け入れを再開した。
ただ出荷枠は1カ月に10頭とされ、事件以前の年間約600頭、1カ月50頭の出荷枠が5分の1に減った。
県畜産課は「いま責任を持って出荷できる頭数として、こちらから提示した。実績を積み信頼を回復する中で、徐々に出荷を増やしていきたい」としている。
HPでは8月29日から履歴の公開が始まっている。協会加盟会員の扱った牛で、県内で最も長く飼育された近江牛を公開の対象としている。10けたの個体識別番号を入力すれば、出生地、品種などのほか、肉の格付け、牛を取り扱った会員名、県内での主な飼育地などがわかる。2日現在、県内の5業者7頭の情報が公開されている。アドレスはhttp://www.ex.biwa.ne.jp/~oumiusi/
朝日新聞 2005年9月3日
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近江牛の履歴偽装事件を機に、近江肉牛協会(会長・国松善次知事)に対し近江牛の出荷自粛を求めていた東京都が受け入れを再開した。これを受けて、同協会は、協会加盟の生産農家や取引業者が扱った肉牛の履歴情報を独自にまとめ、ホームページ(HP)で公開し始めた。
県畜産課によると、事件後、協会独自に肉牛を登録し履歴を公開することを決めたことや、有識者らによる信頼回復チームを立ち上げてまとめた再発防止策を、協会が都に対して説明し、7月末に都から出荷再開の了承を得たという。都は8月26日から受け入れを再開した。
ただ出荷枠は1カ月に10頭とされ、事件以前の年間約600頭、1カ月50頭の出荷枠が5分の1に減った。
県畜産課は「いま責任を持って出荷できる頭数として、こちらから提示した。実績を積み信頼を回復する中で、徐々に出荷を増やしていきたい」としている。
HPでは8月29日から履歴の公開が始まっている。協会加盟会員の扱った牛で、県内で最も長く飼育された近江牛を公開の対象としている。10けたの個体識別番号を入力すれば、出生地、品種などのほか、肉の格付け、牛を取り扱った会員名、県内での主な飼育地などがわかる。2日現在、県内の5業者7頭の情報が公開されている。アドレスはhttp://www.ex.biwa.ne.jp/~oumiusi/
朝日新聞 2005年9月3日
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