室戸市室戸岬町の室戸岬新港に室戸岬東漁協(福元資俊組合長)の本所を兼ねた新荷さばき所が完成し、6日に落成式が行われた。現在の本所は27日に移転予定で、水揚げ場所も室戸岬漁港から同新港へ移る。
同漁協は、県漁連の「県内7漁協構想」に基づき、同市と安芸郡東洋町内の5漁協(甲浦、佐喜浜、椎名、高岡、室戸岬)が昨年4月に合併して発足。本所を旧室戸岬漁協に置き、旧4漁協を支所としている。
現在の施設は狭い上に老朽化したことから、県が整備を進める新港へ本所を移転しようと昨年6月に着工。同10月の台風23号による高波災害を考慮し、基礎を高くするなど施設設計を一部変更して建設を進めていた。
新荷さばき所は、鉄筋2階建て(延べ床面積約1000平方メートル)で1階が荷さばき所、2階が事務所と研修所。氷を自動製造できる3階建ての製氷貯氷施設も併設した。国や県市の補助を受け、総事業費は約3億8000万円。
同新港には、海の駅「とろむ」や麻布大のイルカ飼育施設などが整備され、泊地では国立室戸少年自然の家が海洋体験活動を実施。漁業と観光の拠点港として整備が進んでおり、福元組合長は「地域水産物のブランド化や流通販路拡大に取り組むほか、各施設と連携しながら県東部の拠点に育てたい。観光客向けの魚の朝市などもやってみたい」と抱負を語った。
落成式には関係者約80人が出席。神事やもち投げで完成を祝ったほか、鮮魚や貝類の販売も行われた。
高知新聞 2005年8月7日
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同漁協は、県漁連の「県内7漁協構想」に基づき、同市と安芸郡東洋町内の5漁協(甲浦、佐喜浜、椎名、高岡、室戸岬)が昨年4月に合併して発足。本所を旧室戸岬漁協に置き、旧4漁協を支所としている。
現在の施設は狭い上に老朽化したことから、県が整備を進める新港へ本所を移転しようと昨年6月に着工。同10月の台風23号による高波災害を考慮し、基礎を高くするなど施設設計を一部変更して建設を進めていた。
新荷さばき所は、鉄筋2階建て(延べ床面積約1000平方メートル)で1階が荷さばき所、2階が事務所と研修所。氷を自動製造できる3階建ての製氷貯氷施設も併設した。国や県市の補助を受け、総事業費は約3億8000万円。
同新港には、海の駅「とろむ」や麻布大のイルカ飼育施設などが整備され、泊地では国立室戸少年自然の家が海洋体験活動を実施。漁業と観光の拠点港として整備が進んでおり、福元組合長は「地域水産物のブランド化や流通販路拡大に取り組むほか、各施設と連携しながら県東部の拠点に育てたい。観光客向けの魚の朝市などもやってみたい」と抱負を語った。
落成式には関係者約80人が出席。神事やもち投げで完成を祝ったほか、鮮魚や貝類の販売も行われた。
高知新聞 2005年8月7日
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