本日も書き始める時間が今頃になってしまいました。さて、昨日の内容の続きです。1968年4月版のパーツリストには、左ハンドルのJ3,JC3には、J805783LHとJ805784RHが設定されていて、J3RとJ3RDにはJM04663LHとJM04664RHの設定があることをご説明しました。実は、もう6年ほど以前に遡ることができる資料がありました。1962年5月のJ3R,J3RD,J3(JC3は含まれず)用の整備解説書です。この資料によると、ナックル&アームにはベンディックスジョイント式が設定されていたと明記されています。ということは、その昔は全てこのJ805783LHとJ805784RHが設定されていたと考えられます。そして、先にも述べたように1968年4月版のパーツリストで、J3R,J3RDという右ハンドル車に専用の部品であるJM04663LHとJM04664RHが設定されたことになります。一つの考え方としてこのJM04663LHとJM04664RHが、バーフィールド形の等速ユニバーサルジョイントであったのかも知れません。1970年12月のパーツリストでは、JC3がドロップされJ3もJ805783LHとJ805784RHからこれら部品JM04663LHとJM04664RHに部品が統一されております。すなわち私の仮説は、1970年12月以前の三菱重工業で車両を生産していた頃までは、ベンディックスジョイントが設定されていたのではないかということです。また、ここまでのナックル&アームには例のブーツカバーの設定はありませんでした。師匠がよく車検場で検査官に『このブーツはもともとは設定がなかったんだ、不要な部品だ』と口癖のように言っていたのはこのことかもしれません。明日は、三菱自動車工業になってからの車種について再確認を行います。文字ばかりでは分かりにくいので、入間のおじさんの作成された有名な資料から私が加工した資料を添付しておきます。
★三菱ジープ互助会★
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塩井まで。