本日、師匠の会社にJ55に装着されたパノラマトップ幌の寸法等の確認に行って参りました。このパノラマトップ幌について、机上では明確にできなかったことが一つクリヤになりました。図面だけではなく、実車を前にして意見をかわすことがいかに重要かを再認識致しました。それは何かというと、垂直方向に立てる幌骨ですが、実は使用されている方によって2種類の位置決めがなされているということです。パノラマトップの図面がなく、これまでやや不明感があった点です。パノラマトップの正式な取り付け方法では、基本的に純正の対面式リアシートは装着ができません。純正後席対面シートの進行方向側にある方の背もたれの金属支柱が、幌骨を垂直方向に立ち上げるためのパノラマトップ専用部品の障害となってしまうからです。つまりこの専用部品と純正リアシートは同時に成立させることができないということです。このため、普通の方はリアシートを外して2シーターとして利用されています。
一方で、両方を成立させたい方は、業者に依頼して、垂直方向に幌骨を立ち上げる支点となるL型の部品を後方に移動させてしまうやり方を行っているようです。師匠の会社にあるJ55は、実はこの後者の取り付け方法でした。専用の割ピンを入れて、2本の幌骨が垂直方向と右斜め後方へと装着されていました。実に素晴らしい仕上がりです。
このL字形部品にあけられた後方への3か所の穴は、ぴちぴちにちじみ上がった幌を、ホックで止められる地点まで幌の上下方向の距離を微調整するための物でした。しかしながら、よくよく考えてみると、いずれの方も使用しているパノラマトップは、ワンサイズで共用です。つまり、正規位置に位置決めを行なおうと、リヤへずらして使用しようが、どちらでも対応することができているのです。つまり、私達が幌の寸法を固定する際に、この垂直方向の幌骨固定部品については、考慮する必要がないということです。師匠とともに車両の採寸を行っていた私としては、少しばかり目からウロコ状態でした。
その他、師匠からもらったコメントは、幌固定用ストラップの数は、リア5カ所本でサイドは6カ所。ロイドサイズは、50系の純正最終型でよかろうというものでした。
皆様から頂戴した要望に、今回の師匠からの推奨内容を全て盛り込んだ仕様でもって、幌屋さんに見積もりを取って頂くようにします。日本人職人による日本製生地を使用した専用の幌製作プロジェクトは、最終コーナーを曲がり始めています。後は、師匠の会社からどの程度の価格で販売することが可能かに焦点が絞られます。引き続き、ご協力をよろしくお願い致します。
★三菱ジープ互助会★
代表発起人J57改@日野市
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