自民党が夫婦別姓の議論を再開するそうだが

少し前の話になりますが，元オリパラ組織委員長の森さんの女性蔑視発言がとんでもないところに飛び火しました。
森さんの後任となった橋本さんに代わって五輪相に就任した丸川氏が野党から攻撃を受けました。
男女共同参画相を兼務するところに共産党がかみついたんです。
丸川氏は就任前に夫婦別姓に反対を呼び掛ける文書に名前を連ねていたということはボクも知っていました。
そういう人を担当大臣にしてもいいのかという野党の突っ込みもわかる気がするけど。
でもさ，夫婦別姓を進めるのが男女共同参画相の仕事ではないよね。
議論して公平に結論を出すのが仕事であって，大臣が持論を持つことは当然のことでしょう。
名前を連ねたのは担当大臣に就任する前の行動であって，今は立場上賛成，反対を述べることはできないという丸川さんの発言は間違っていません。
そこに，部外者の小泉環境大臣が「僕は賛成です」なんて馬鹿なことを言うからおかしくなる。
そもそも，「夫婦別姓」を議論する前に「皇位継承」の議論をするべきです。
と思っていたら，政府は国会から検討を求められていた安定的な皇位継承の在り方を検討する有識者会議を設置したと発表しましたね。
来週から始まるそうです。
でもさ，現在は，憲法第2条，皇室典範第1条・2条で，「皇統に属する男系の男子たる皇族が，これを継承する」とされています。
女性，女系天皇を国民が望んでいないということです。
なぜなんだろうね。
そこを議論すれば「夫婦別姓」も答えが出てくると思うのだけど。