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Blog☆HiloⅡ

女たちの壬申の乱:水谷 千秋著


皇位継承の在り方などをめぐって議論が続いていますが,なかなか結論が出せない現状があります。
政府は有識者会議がまとめた報告書を国会に提出しましたが,報告書には「悠仁さまの次代以降について具体的に議論するには機が熟していない」としたうえで、皇族数を確保する方策として、女性皇族が結婚後も皇室に残る案と、旧皇族の男系男子を養子に迎える案の2つが盛り込まれています。
しかしこの二つの案も憲法に抵触するおそれがあるという見方があります。
では過去の皇位はどのように継承されてきたのか。

そうした視点からこの本を読んでみました。
カバーの折り返しには
「大友皇子(弘文天皇)と大海人皇子(天武天皇)の争いとして知られる壬申の乱。しかし,そこには知られざるドラマがあった。持統天皇,額田王,倭姫皇后など,激流の中で自らの運命を生きた女性たちの活躍を描く。」
という概要が記載されています。
本文を読み進めていくと,現在の倫理感からはかけ離れているあり様が見えてきます。
天智天皇は兄妹間で深い中になったり,天武天皇は天智天皇の娘を后にしたり。
この時代は何でもありだったんですね。
そして,持統天皇という有名な女帝も存在します。
こうした強い女帝も存在するし,一方豪族の娘が天皇の后として差し出されていたりもします。
そして,弘文天皇も天武天皇も9~10人の妃を娶っているんです。
だから現在とは比較のしようがないですね。
それにしても,現在にふさわしい継承方法を早急に考えないと皇室だって落ち着かないでしょう。
一応悠仁さままでは皇位が決まっているようだけど,彼は帝王学を学ばれているんだろうか。
秋篠宮さまが父親では心もとない。
愛子さまを女帝にするべく幼少から帝王学を学ばせるべきだったのかもしれませんね。

「女たちの壬申の乱」から離れてしまいましたが,この本を読んで久しぶりに歴史を振り返ることができました。
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