松岡徹の「一生懸命」

日本共産党・熊本県議「松岡徹」の日々の体験・活動、「県政だより」などを発信します。

台風11号の直撃は、熊本は避けられたようですが

2014-08-09 17:42:35 | 日記

 孫・長男夫婦が、天草のの民宿の予約をしていると、我が家で一泊して、昼ごろ天草に向かいました。台風11号の直撃は避けられたとはいえ、風もかなり吹いていたので、心配しましたが、無事ついたようです。事故のないように願う「爺ジ」です。


アスベスト対策、熊本県に申し入れ

2014-08-05 06:54:34 | 日記

アスベスト対策について、蒲島熊本県知事あてに申し入れをしました。問題の重要性に対して、県の対応、対策の重大な立ち遅れを問題にしました。益田牧子熊本市議とともに。

申し入れ全文は、以下のとおりです。

熊本県知事 蒲島郁夫様

             2014年8月4日

                    日本共産党熊本県委員会

                    委員長      日高伸哉

                    県議会議員    松岡徹

                    熊本市議会議員  益田牧子

 

  アスベスト対策の全庁的強化について

 1、アスベスト対策の全庁的取り組みについて

①アスベストの用途は、3000種以上に上ります。厚生労働省の「石綿に暴露する業務に従事していた労働者のみなさんへ」のなかであげられている「作業例」として、建設産業以外で、歯科技工、調理作業、畜舎の管理、酒類製造、消防など、37例が挙げられています。

  政府の「アスベスト問題に関する関係閣僚会合」には、厚生労働省、国土交通省、環境省、経済産業省、文部科学省、総務省が参加しています。

  熊本県においては、2005年7月25日、金沢副知事(当時)を座長とする「アスベスト問題情報連絡会議」が設置されました。「連絡会議設置要綱」もつくられています。

「アスベスト問題情報連絡会議」および幹事会の開催、構成メンバー、各部の役割分担と実働、2005年から現在にいたる活動を明らかにし、現時点であらためて、アスベスト対策についての全庁的取り組み、各部の取り組みを明確にすること。

②アスベスト問題に係る相談窓口(総合窓口(環境生活部環境保全課環境審査班、アスベストに関する一般的な健康相談(健康福祉部健康づくり推進課・各保健所)、そのほか)での相談の整理分析(広報、内容)、窓口の機能状況、今後の取り組み強化の方針を明らかにすること。

2、アスベスト使用建築物対策

①県有施設、市町村施設、社会福祉施設等、その他の「未対策施設」対策

②床面積1000㎡以下の施設に調査と対策

③個人の住宅・店舗・工場などの対策

3、アスベスト被災者の掘り起しと救済対策

①肺がん罹患の建設産業従事者の約8割はアスベストが原因と指摘されています。ところが、たばこが原因とか、石綿肺の場合は、間質性肺炎、肺腺維症、肺気胸と診断されています。

アスベストを重視した医師の診察など、検診によるアスベスト被災者の発見、掘り起こしを強化すること。

②アスベスト被災者への県独自の支援策の拡充、強化を

4、国に、アスベスト対策の抜本的強化を求めること。

①「石綿による健康被害に関する法律」を、「石綿(アスベスト)対策基本法」とし、被害補償、予防を一体としたものに抜本改正すること。

②被害補償は、公害健康被害補償法による補償に準じて行うこと。

 

 

 

 

 

 

 

 


オスプレイの訓練基地―とんでもない

2014-08-02 11:01:57 | 日記

 オスプレイに訓練基地に、熊本県山都町の自衛隊大矢野原演習場を―産経などが報道しました。7月1日、蒲島知事に、「ノー」の表明を求める申し入れをしました。
 私(松岡徹)と益田牧子熊本市議、山本伸裕宇城地区委員長で。

申し入れ全文は以下のとおりです。

熊本県知事 蒲島郁夫様

                             2014年8月1日

                                  日本共産党熊本県委員会

                                  委員長       日高伸哉

                                  県議会議員     松岡徹

                                  日本共産党宇城委員会

                                  委員長       山本伸裕

 

 大矢野原演習場でのオスプレイの分散訓練中止を求める表明を

 

1、沖縄県の米軍普天間飛行場のオスプレイ(垂直離着陸輸送機MV22)の訓練分散と称して、その対象の一つとして、熊本県内の大矢野原演習場があげられていると伝えられています。これが事実であれば、県民の安心安全にとって重大な危険を及ぼすことになります。

オスプレイについては、7月18日、神奈川県厚木基地に飛来、陸上自衛隊東富士(静岡県)・北富士(山梨県)演習場での訓練が計画されています。また11月6日から9日までの東北6県の防災訓練に参加することが明らかになっています。

既成事実を積み重ね、日本本土をオスプレイが自由に飛来し、基地化をすすめようというものです。

知事として、大矢野原演習場でのオスプレイ訓練を認めないとの表明をされることを、強く求めます。

 

2、オスプレイの分散訓練は、大義も道理もないものです。

①政府は、オスプレイの沖縄県外への飛来・訓練を増やし、名護市辺野古への新基地建設が最大争点となる県知事選(11月)へ向け、「基地負担の軽減」をアピールすることを企図しているとの指摘がなされています。

また、今後5年間で、17機のオスプレイを陸上自衛隊に導入・配備する計画であり、分散訓練によって、オスプレイ訓練に国民を慣れさせる意図もあります。

  こうしたことを動機として、熊本の空の安全、県民の安心安全が脅かされるなどということは、断じてあってはなりません。

②小野寺五典防衛大臣は、「沖縄の負担軽減のために、本土での訓練移転を検討していきたい」と、7月6日の記者会見で述べていますが、政府は一方で、東村高江に新たなヘリ着陸帯を建設するなど、沖縄でのオスプレイ訓練場を逆に増強しようとしています。

  沖縄の米軍嘉手納基地では、F15戦闘機の訓練が県外へ移転しましたが、別な戦闘機が米本土から飛来し、爆音総量は大幅に増加しています。米軍や日本政府の「沖縄の負担軽減」というのは、「真っ赤なウソだった」と沖縄では批判が高まっています。

③オスプレイは事故を繰り返しており、オスプレイが、大矢野原演習場訓練に伴い県内上空を頻繁に飛行することは、県民の安心安全を極度に脅かすものです。

 オスプレイの最近の主な事故

【2012年】

4月11日 アフリカ北部モロッコで訓練中に墜落。2人死亡、2人重傷

6月13日 米南部フロリダ州で空軍仕様機が墜落。5人重傷

9月6日 米南部ノースカロライナ州の市街地で緊急着陸

【2013年】

6月21日 米南部ノースカロライナ州で着陸中に機体炎上

8月26日 米西部ネバダ州で「ハードランディング」、機体炎上

 注 昨年8月26日に米ネバダ州で発生したオスプレイ着陸失敗事故は、後になって機体が炎上し、修復不可能な事故だったことが明らかに。

④オスプレイの被害は、事故だけではありません。オスプレイが発する低周波音が基準値を超えることを沖縄防衛局は認めており、琉球大の渡嘉敷健准教授の測定でも、離着陸時の深刻な低周波騒音が確認されています。

  また、オスプレイは離着陸時に激しい吹き降ろし(ダウンウオッシュ)を発生させ、周囲の人間を吹き飛ばす事故を起こしています。離着陸時に排出する高温の排ガスにより火災を起こす危険も指摘されています。人口密度が高く、森林面積も広い日本での救援活動に、そもそも適しているのか―との指摘があります。

 

3、安倍内閣は、憲法9条を内閣の解釈変更によって、180度変えて、日本を「戦争をする国」にしようとしています。

  そうしたなかで、佐賀空港へのオスプレイの配備、大矢野原演習場でのオスプレイの訓練、地対艦誘導弾(SSM)の西部方面隊への集中配備など、九州、熊本の軍事化が急速に進行しています。

  政治にかかわるものは、今こそ、69年前に終わった戦争と、それに突き進んでいった歴史の教訓を想起し、心に刻み、勇気と決断を示すときです。

  大矢野原演習場での危険なオスプレイの分散訓練には、「同意できない」「中止を求める」との知事の勇気ある発信を求めるものです。

                                 以上