--Katabatic Wind-- ずっと南の、白い大地をわたる風

応援していた第47次南極地域観測隊は、すべての活動を終了しました。
本当にお疲れさまでした。

最後の夕餉?

2006-10-19 | ちょっと思ったこと
今朝送られてきた南極だよりを読んで、しばらく呆然としてしまいました。
そのあと、思いがけず涙が出てきて、自分でも驚きました。
本日の作業のところに、
「夕食後記念写真
36人全員揃っての夕食は越冬期間中はこれが最後
今度は2月上旬 しらせの中」
と、書いてあったのです。

ドーム隊が出かけたら、「しらせ」が出航する直前まで帰ってこないということは、今までの観測隊の行動から分かっていましたが、なんだかまだ私の中ではまだ先のような気がしていたのかもしれません。
そもそも私が涙をこぼすなんて、あつかましいというか、勝手に観測隊の一人になりきった気持ちでいたようで恥ずかしいのですが、なんだかとても寂しい気持ちになったのでした。
なんだかとっても名残惜しくて仕方ないのです。
次は「しらせ」の中?
それってものすごく先のような気もするし、もしかしてあっという間?という気もします。

ところが、どうやら先に出てしまうのは海底堆積物掘削のメンバーのようなのです。
沿岸組が帰ってくる前にドーム隊が出発してしまうというスケジュールになっていることを、隊員さんのブログで知りました。
もう出かけてしまったかな、と思っていましたがwebカメラを見ると、掘削用の橇セットがそろっていました。
天候が悪いので、今日は出発しないのだそうです。
海氷上での作業は夏に向かうにつれて氷が解けて危険になるため、なるべく早く出発したかっただろうな、と思いつつ・・
でもでも、もう一日みんなでご飯を食べることができる、なんて考えて、私が一緒に食べるわけでもないのに、なんだかちょっとうれしいのでした。
(海底コア掘削メンバーの皆様、こんなこと考えてしまってゴメンナサイ)

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