--Katabatic Wind-- ずっと南の、白い大地をわたる風

応援していた第47次南極地域観測隊は、すべての活動を終了しました。
本当にお疲れさまでした。

海洋観測の練習(1)

2005-09-28 | 森と空と海のあいだに
渡井さんのサイト「森と空と海のあいだに」が更新されました。
先日出かけた「巡航(訓練航海)」のことでした。
話だけを聞いたときはあまりの専門用語の多さに、分かったような分からないような・・・。
写真付きで説明書きがあると、何度も読み返しながら少しずつ分かるという感じです。
この前、渡井さんから話を聞いたのはCPRのことだったのですが、その装置がお魚みたいだというのです。
「海水はCPRの口から取り込まれて、中に組み込んだフィルターを通り、CPRのお尻から排出される。・・中略・・このフィルターの間で動物プランクトンは濾される」
こう書いてある通り、その仕組みはお魚と一緒だということでした。
そして、「形もお魚に似せてあるんだよ、おしゃれでしょう?」と言うのです。
「そのお魚は細身なの?コロッとしてるの?何色なの?大きさは?」と質問すると「コロッとしていて銀色で、このくらい(手で大きさを示してくれた)の大きさ」ということだったので、「じゃあ、きっとカツオだね」と、私はすっかりカツオのイメージでいたのです。
その写真が6枚目の写真なのですが、どう見てもカツオじゃないです。
やっぱり見ると聞くとじゃ大違いでした。
確かにそれとなくお魚の形に似てはいますけれど。
こうやって、いろいろ分かるのは本当に面白いです。
一番たくさん説明してある係留系のことは、私ももう少し熟読してから書こうと思います。
たぶんここに例の線路が使われているはず!

この記事を読んで、海洋観測は「しらせ」乗員の力なくしては成り立たないのだということがよく分かりました。
特に昭和基地からの帰りは海洋観測にかなりの時間を割いていますので、その役割は半端ではありませんね。
現在、沖縄県の中城港から香川県の高松港に向けて航行中の「しらせ」ですが、10月はじめには横須賀基地に帰還し、本航行に備えることになります。
今まで、南極観測隊員のことばかり考えていましたが、「しらせ」の乗員の方も、無事に任務を終えられることを願っています。

第47次日本南極地域観測隊員出発まで、あと61日

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