ジャムの散歩道

ウクレレ、フラ、時々波乗り。
仕事も遊びもそこそこに。
お気楽人生録。

八日目の蝉

2009-01-07 | 
あっという間に正月休みが終わり、あっという間に仕事始って3日
なーんにもしないままの年末年始だったなぁ・・

掃除も片付けも中途半端なまま
やったことと言えば・・読書くらい


角田光代さんの名前を知ったのは「対岸の彼女」が賞をとった時
でもそのタイトルの響きになぜか拒絶反応してしまって・・
多分読むことはないだろうと思っていた

なのに、
最近新聞か何かで紹介されていたこの「八日目の蝉」
すごーく読みたくなってしまった
(何事も出会いというのは突然やってくる




前半は、
不倫相手の家に忍び込み、生後間もない赤ちゃんを連れ去り
周囲には自分の子供だと偽り逃亡を続ける話。
後半は、
その子供が実の親の元に戻り成長し大学生になってからの話。


それにしても・・・どうして他人の子供をあんなに懸命に育てられるのか?
愛する男の子供であると同時に受け入れがたいその妻が産んだ子供なのに。

目の前の自分に一生懸命抱きついてくることへの無条件の反応なのか?
緊迫した逃亡生活で唯一の心のよりどころだったからだろうか?

そんなことを考えながら読み進めていくうちに
「どうか逃げ切って欲しい」という思いでいっぱいになった。

すっかり物語に入り込んでしまったということかなぁ・・
逃亡生活の中の親子のやり取り。
本当の親子ではないけれど何故かほっとする部分があって・・
でもそれは長く続くはずがなく、やがて終りがくるわけだけど・・

もしあのまま逃げ切って二人で暮らしていたらどうなっていただろう?
もし誘拐されることなく両親の元でずっと育てられていたら・・?
と、物語を飛び出したところにまで思いを巡らせしまった。


うん、面白かった。
個人的には映画化してもらいたい。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
やっぱ読書やな~ (びわこ)
2009-01-09 08:15:20
ブログ読んでるだけでその本読みたくなったよ。

内容を的確に文章にできる、これ、本をたくさん読んでる証拠。

私は小さいときからマンガばっかりだったから文章力、解読力がゼロ。

いまだに忘れられないのが、小学校高学年のとき、図書室から全く本を借りていないってことで通知票に最悪の評価を受けたねん。

それから無理矢理何か借りねばと図書室に行くものの、何が読みたいのかも分からない。

で、選んだのが「シャーロックホームズ」。

マンガ的~!?シリーズがいっぱいあったから少しは続いたかなぁ。。。

あ、でも「あさきゆめみし」はマンガでもすごいためになったのよん。

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読書感想文 (jam)
2009-01-09 22:58:04
子供のころから苦手だった~
いつもあとがき書き写してた~
3枚と言われたら2枚と1行で提出してた~

今思うと、「読みたい」じゃなくて「読まされた」本だったから感想文書けなかったのかも・・なんて

シャーロックホームズか・・懐かしい
江戸川乱歩とかも読んだ気がするな・・

そういえば「あさきゆめみし」の放映がもすぐ始まるね~
※関西テレビ1/20(火)25:30~
めちゃ楽しみやわ~
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