ジャムの散歩道

ウクレレ、フラ、時々波乗り。
仕事も遊びもそこそこに。
お気楽人生録。

あさ

2010-04-19 | 
朝起きた時にまずすること。

この季節、花粉症の私はまずくしゃみ(笑)
そしてガバっと起き上がって雨戸を開ける。
トイレに行って顔を洗って眠た目で食パンを焼く。

ほぼ毎日同じ行動。

だいたいの人がこんな感じじゃないのかなぁ?

でも、当たり前のように朝を過ごしているけど
こんな風に朝を迎えられない人だっている。


吉村和敏さんの写真とともに朝をテーマにした詩や文が書かれている
谷川俊太郎さんの『あさ』という本

その中ほどの「おはよう」という題で書かれている文章の中に
『でもこういう朝を迎えられない人もいるんだよね、戦争なんかしてると。』
とう部分がある。

そう、戦場にいたり病気で入院していたりすると
こんな風に朝を迎えられないかもしれない。






色んな「朝」の詩や文が載っているけど
どれも読むと清々しい気持ちになった。

くしゃみをしながらでも普通に朝を迎えられることは
ありがたいことだなぁと・・

でもだからと言って太陽に向かって手を合わせて拝むような
信仰じみたことはしようとは思わないけど・・(笑)

「おはよう」という朝の挨拶の言葉が
凄く素敵に感じるようになった・・


谷川俊太郎さん、ありがとう


あたりまえのこと・・

2010-04-15 | 
あたりまえのことをあたりまえにするって

難しい・・





ABCの法則とでもいうのでしょうか?(笑)

 あたりまえのことを

 ばかになって

 ちゃんとやる


こういうことを書いている本は沢山あるんだろうけど
なぜこれを選らんだかは自分でも不明(笑)

表紙とかタイトルとかその時の気分(直感)で選ぶこと多いから
この赤と黒の表紙にぱっと眼がいっただけかも(笑)

内容はそのタイトル通り
あたりまえのことを色々考えずにバカになってやれ!ということ
(説明を簡素化しすぎやろ~

まぁ、そうすることでその先に見えてくるものがある
ということでしょう


あたりまえのことをあたりまえに・・
言うは易し、だけど案外難しい

こういうことを考える時に必ず思い浮かぶ人がいる
それは阪神タイガースの金本選手

フルイニング連続出場の記録を更新中で
「鉄人」と言われているけれど
本人にとっては「あたりまえのことをあたりまえに」なのかも

シーズンオフにきっちりトレーニングして開幕を迎える
シーズン中はケガの痛みに耐え出場し続ける
そして結果も残す

プロなんだからあたりまえ

だけどやっぱり実行するのは簡単なことじゃない


凡人の私なんかは・・
三日坊主だったり実行できなかったり

なっとらんねぇまったく(笑)


さぁ次の本いいてみよ!


非常識会計学

2010-03-01 | 

 石井和人・山田真哉(著)


昨年簿記の勉強したものの、試験のための勉強だったし
簿記を学んだからと言って会計のことがわかるかというとそうではないし・・
『これではいかん!』と思い会計関係の本を見に行ったけれど、どれも難しそう。
なかば諦めていたところ、この本を見つけたのです。

非常識会計学、とはいったい何なんでしょう?(笑)

内容はいたって常識的で非常に分かりやすい。

会計学といえば普通は難しいものとされている、だけどこれはわかりやすい
という意味でこの本は『非常識』なのかも(笑)

まぁ会計学と言っても基本の『き』の部分で
イラストを使って説明してくれていたり
各章の間に『女子大生会計士の事件簿』という短編小説があったり
楽しみながら読み進めていくことが出来る。
初心者には最適の1冊ってとこでしょうか。


著者のひとり山田真哉さんと言えば
ベストセラーとなった『さおだけ屋はなぜ潰れないか?』を書いた人。
儲けのからくりというのがわかりやすく説明されていて
なるほどな~なんて思いながら読んだこと思いすけど・・

どうしてあんな風にわかりやすく説明出来るんだろう?
会計だけでなくその部分でも尊敬してしまいます~


さぁ、次の本いってみよぅ!

アロハ魂

2010-02-20 | 
『アロハ魂』
これは読まずにいられないでしょう~(笑)

 


女優・小林聡美さんのエッセイ

ハワイ島を訪れた時のことが日記風に書かれてあり
本人が撮影した写真なんかもあってブログ風と言ってもいいかも


小林聡美さんのイメージといえば、
自然体、個性的、色白(これはあんま関係ないか?
そしてあの三谷幸喜さんのハートを射止めたつわもの(どんな意味じゃ?

まぁなんか変わっていて面白そう、という感じ。

そのイメージのまんまハワイでの出来事がおもしろおかしく書かれてある。
けれど、ただおもいしろいだけじゃなく風景や情景もきちんと伝わってくる。

まるで、小林さんのナレーションでハワイ島旅行番組を見ているような・・
そんな感じで読めたかな・・


ハワイにはもう20年以上前に行ったきり
フラやウクレレを楽しんでいる最近はよりハワイへの想いが強くなる毎日
とりわけハワイ島へ行きたい気持ちが強い

そんなところへこの本を読んだもんだから・・
ほんと困るわ(笑)


と、そんな時にフラ友の愛娘ポンちゃんが「ホノルルマラソンを走りたい」と言い出し
フラ友、ポンちゃん、私の三人でホノルルを走ろう!と大盛り上がり

まぁいったいいつになるのやら・・


ハワイへの色んな想いが駆け巡る毎日であります~

それでも仕事は・・

2010-02-13 | 
不況の風に吹き飛ばされ今だ着地点見つからず
こんな歳になって仕事でこんなに悩むとは・・

まるで、すごろくで「ふりだしに戻る」というのが出た気分

積み上げてきた20年に意味があるのか?無いのか?

そんなことをぼんやり考えていたら目にとまったのがこの本




仕事を「好き」で選ぶ?
何を今さら・・って話だけどね(笑)


著者は求人誌編集長から映画業界へ転職した人

私とはケタ違いのキャリアの持ち主・・
自分に置き換えて考えろってのは無理な話だよね・・

でもそう言ってしまうと話が進まないけど・・(笑)


やりたい事(好きな事)を仕事にしたいなら
ただ「~になりたい。~したい。」だけでは何にもなれない
心のスイッチを入れろ!てこと。

イチローは小学生の頃から「メジャーリーガーになりたい」と思って
毎日バッティングセンターに通っていたというから
なんと早くから「スイッチON」になってたんだこと・・凄い!

でも、大体の人が「~になりたい」なんて思わずに働いてるよね・・
私もそのひとりで、「好きなこと」って何だかわからないわけで・・

著者いわく、そんな人は「目の前のことを一生懸命こなしなさい」と。

結局はそういうことなんだよ、うん。
なんてとりあえず納得したりして・・(笑)

自分の位置・目的地がわかれば、その道筋がおのずとわかる。
というようなことも書かれてあり・・

まぁなんというか・・
悶々としていた就活生活にちょこっと刺激ありました。


さぁ、次の本行ってみよ~

きのうの神さま

2010-02-01 | 


映画『ゆれる』や『ディア・ドクター』の監督、西川和美さんの短編集


文体は難しいわけもなく簡単なわけでもなかったけれど
読んだことのない文章表現に最初はちょっととまどった。

特に比喩の仕方が独特な感じがしてしっくりこなくて
まるで椅子から少しお尻をはみ出して座っているような・・
でも読んでいるうちにその居心地の悪さがとっても気に入ってしまって
すっかりハマってしまった(笑)


映画も見てみようかな・・


そういえば・・
年頭に「週1冊読書」という目標をたてたけど・・
1月に読んだ本はこれ1冊だった・・

今日から2月。頑張って読むぞ~


仕掛けて売り切るヒット力

2009-11-25 | 
今さらユニクロ?って感じもするけど・・
黒地に赤字でタイトルというのに目がいき、つい手にとってしまいました
(商売してるのに赤字てどうなん?



まぁユニクロがどんな風に成功してきたか・・という内容
いくつかの失敗、ユニクロ独自の戦略。

安いから売れているということはもちろんあるんだろうけど
「品質を保ちながら安く大量に作り売り切る」
というのは難しいことなんだなぁと。


この本を読んだからというわけでないけど久しぶりにユニクロへ。
目指すはヒートテック売り場。
老いも若きもこのヒートテックを求めて凄い人だかり。
黒のMサイズは売り切れていて迷ったけど結局をLサイズを購入。




確か・・8分袖ってかいてたように思うが袖がしっかり手首まできてる・・
でも着るのに特に支障なし。
とっても暖かくて気に入ってます。

タイツも買おうかしら・・

あ、これって戦略にハマってる?(笑)


東京奇譚集

2009-03-04 | 



私にとって「村上春樹」といえば「ノルウェイの森」

学生の頃に「ノルウェイの森」が流行っていて、
同級生の大半があの赤と緑のハードカバーをバッグに入れていた。
本の内容がどうとかいうことではなく、
そういうのがとても嫌で読む気になれなかった。

それ以来なんとなく村上春樹が嫌いだった。


でも、歳とともに食の好みが変わるように読みたい本も変わってくるのかも・・

どちらかというとタイトルに惹かれて読みたくなった本。
それがたまたま村上春樹だった。という感じだけど・・


不思議な話の短編集。

「偶然の旅人」
「ハナレイ・ベイ」
「どこであれそれが見つかりそうな場所で」
「日々移動する腎臓のかたちをした石」
「品川猿」


どれも面白くて一気に読んでしまい、もっと村上春樹を読みたくなった。

個人的には「品川猿」がよかったかな。
名前を猿に盗まれるというお話。
え?そんな展開なん?て感じで、それがよかった。



う~ん。「村上春樹」は、いわゆる「食わず嫌い」だったってことかなぁ・・
とすれば・・「村上春樹」は私にとっての「らっきょ」と同じ?

今度、機会があったら「らっきょ」食べてみようかな・・なんて
(本と全く関係ない話や~ん


食堂かたつむり

2009-02-28 | 


何かの雑誌で紹介されて読みたくなった1冊。

さらっと読めました。


ストーリーはというと
同居していた彼氏に家財と貯金を持ち逃げされてしまい
行く宛て無くしょうがなく大嫌いな母親が暮らす実家へ戻り
その敷地の一角で食堂を始める
そこで起こる出来事いろいろ・・


食材を調達する、料理する、食べる、そんな場面が沢山あり
読んでいてお腹が空いてきて、料理したくなりました。
(実際は料理なんてほとんどしない私ですが・・

まぁそれ以外にも色々あって、最後には思わぬ展開になり
不覚にも2回ほど目がうるうるしてしまいました・・


全体的には絵本っぽい感じで、実際にはこんな食堂は無いんだろうけど

一日一組限定。
シェフとの事前面接により決まる「おまかせメニュー」。
お客さんのことを思いめぐらせながら心をこめて作る。

作ること、食べつこと、を大切にしている
もしこんな食堂があるならちょっと行ってみたいかなぁ


ん?この「この食堂に行ってみたいかなぁ」って感じ・・
映画「かもめ食堂」を観た時も思ったかも~・・
料理は苦手ですが食べるのが大好きな私です


てことで、料理好きな人や食べるの好きな人にはオススメの本かもね~


八日目の蝉

2009-01-07 | 
あっという間に正月休みが終わり、あっという間に仕事始って3日
なーんにもしないままの年末年始だったなぁ・・

掃除も片付けも中途半端なまま
やったことと言えば・・読書くらい


角田光代さんの名前を知ったのは「対岸の彼女」が賞をとった時
でもそのタイトルの響きになぜか拒絶反応してしまって・・
多分読むことはないだろうと思っていた

なのに、
最近新聞か何かで紹介されていたこの「八日目の蝉」
すごーく読みたくなってしまった
(何事も出会いというのは突然やってくる




前半は、
不倫相手の家に忍び込み、生後間もない赤ちゃんを連れ去り
周囲には自分の子供だと偽り逃亡を続ける話。
後半は、
その子供が実の親の元に戻り成長し大学生になってからの話。


それにしても・・・どうして他人の子供をあんなに懸命に育てられるのか?
愛する男の子供であると同時に受け入れがたいその妻が産んだ子供なのに。

目の前の自分に一生懸命抱きついてくることへの無条件の反応なのか?
緊迫した逃亡生活で唯一の心のよりどころだったからだろうか?

そんなことを考えながら読み進めていくうちに
「どうか逃げ切って欲しい」という思いでいっぱいになった。

すっかり物語に入り込んでしまったということかなぁ・・
逃亡生活の中の親子のやり取り。
本当の親子ではないけれど何故かほっとする部分があって・・
でもそれは長く続くはずがなく、やがて終りがくるわけだけど・・

もしあのまま逃げ切って二人で暮らしていたらどうなっていただろう?
もし誘拐されることなく両親の元でずっと育てられていたら・・?
と、物語を飛び出したところにまで思いを巡らせしまった。


うん、面白かった。
個人的には映画化してもらいたい。