JAHPON LAND( Pucci )

スケートファニチャーやステンドグラス作品などJAHPON.comとして活躍する作家 土屋隆亮(プチ)のメッセージ!

INTO THE MILD 14

2009年06月06日 | INTO THE MILD
 東京のギャラリーから個展開催のオファー。売られた喧嘩は買う!って喧嘩じゃ無いけど、男なら勝負でしょ~と、東京への復讐リベンジ気分で受けてしまったおれ。マイルドにホームベースを築こうとしている おれの中に反動的に「強い怒り」ワイルドが煮えたぎっているのは知っていたんだ。自分の歴史の中に 同じ様な時期があった事を おれは思い出していた~25歳の頃、ああ厄年!あるね~厄!裏切り挫折、荒れていたのか とびきりのヤンチャ時代「FUCK」ばっかり叫んでいた若い瞬間!誰にでもあるよね。その時の平面作品で 当時遊び場になっていた電脳DISCOショップ「BINARY」で商品のプリントデザインとして発表した「FUCKY NICE」という指、ハンドサインを思い出していた。「強く激しい否定は一瞬にして反転 強い肯定 賛美になり得る」と 悲しみや怒りに火をつけて爆発させて笑う様な前向きさを再確認。この「着火」こそが「生命の輝き」そのもので「パゥワーの色」なんだ!ってね。どんな事でも超越して反転する瞬間のフラッシュ感って、宇宙に飛ばされる無重力な感覚で、たまらないんだ!「テンカン テンカン」って逆転逆転 ちかちかしてさ。んで気分が高まって、先ず 漫画「あしたのジョー」を読み返したんだ。出た言葉は「愛も暴力」流石に展示タイトルにはボツりましたが 裏テーマです。
 そして勃ち上がって!今のおれは あの時とは違う!懐にダイナマイト みたいな肉弾戦の古い戦法では無く、もっとクール!感情に暴れる内部のマントルなぞ 電子制御して抽出したプラズマで レイザービームだぜ。この感覚はホームベースあっての力、根の張った土台あってのレイザー砲だからね。
 そんな訳で自己反芻セルフフィードバックで「FUCKY NICE」を立体のステンドグラスランプで発表します。6月19日~30日 原宿 ギャラリーROCKET です。サイトのBLOGボタン時のポップアップに案内を入れておきました。滅多に個展なんぞやらない人間なんで、この際ぜひぜひ体感して見て下さい。
 そしてこれが「FUCKY NICE」当時の解説です。若いパワーって恐ろしいね!と自分なのに感心!「ライバルは過去の自分です!」って事で、自分大好き大嫌いなおれです。よろしくおねがいします。


FUCKY NICE / ファッキーナイスとは?

僕らの大好きな スケートやロックの世界では「FUCK」は攻撃的で卑猥な喧嘩文句なだけでは無く、褒め言葉としてテンションが上がった時に使います。「FUCKなくらい最高!」「FUCKなくらいナイス!」と言う気持ちを込めて「FUCK!」と叫ばれたなら、嬉しくて「FUCK!」と答えて叫ぶでしょう。両極に位置する物事は 超越して同じ意味になり得るのです。悪いとされる物事を 偏見で差別,分裂させてしまったら本来の宇宙が備えた神秘の力を封じてしまいます。
「良い」だけでも「悪い」だけでも無い言葉「FUCKY NICE」とは、そんな力を解放する呪文です。「OK」と「FUCK YOU」を併せた様なハンドサインと共に、明るく 仲良く使いましょう。 PUCCI 1996