JAHPON LAND( Pucci )

スケートファニチャーやステンドグラス作品などJAHPON.comとして活躍する作家 土屋隆亮(プチ)のメッセージ!

使えない遊園地

2007年09月04日 | Weblog
スケートボードに狂っている奴の感覚 目線は一般的には少し異常で難解に思われそうですが、実に納得のいくスジが通っています。普段スケートボードを持っていない仕事中、運転中、電車の中から、スケートに使えるものを常に目で探しているのです。特に道路の路面の荒さや傾斜、堤防や滑らかで立体的に盛上がったコンクリートのバンクなどストリートのスケートスポットは限りなく発掘されます。更には手すりや階段、飛んで超えたらいいだろうな~という消火栓やゴミバケツ等を含めると限りなく世界は遊園地です。さて、どうしても滑れないモノがたまにあります。原宿に みんな大好きなブランドSupreme原宿店がオープンしました。スケート用のボウルの構造をモチーフにした内装オブジェが置いてあります。スケートテイストをおしゃれに取り入れた訳ですが、スケート狂にとってはイライラする存在で「これ使えねーじゃん!意味ね~」と更には「滑れないのに 木がもったいないよ」と、どうしようもない事を言ってしまいます。ちょっとスケート感がちらついてしまったが為に事故の様な いいがかりです。ロスの店には本物のボウルがあるのも関係しますが、例え自分は滑らせてもらえないにしても 滑る事も出来るという想像だけでも嬉しいもので、その中途半端さが「内装創った奴は滑らないポーザーだよ」とがっかりさせるのです。この感覚はクレイジーではあるけれど、何か教訓的な大事な事が隠れ潜んでいると真剣に思うのです。世の中には何やら風!とか 何やらスタイル!とリアリティの無い表面的に商売に利用されてしまう事が多いものです!このスケート狂の世界でのリアリティは実質的に使えるか?だった訳です。Supremeへの期待が強過ぎて そんなブランドでは無い事を知っているが故に厳しく見てしまったのかもしれませんね。早く完成させてほしいです。

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