JAHPON LAND( Pucci )

スケートファニチャーやステンドグラス作品などJAHPON.comとして活躍する作家 土屋隆亮(プチ)のメッセージ!

ソロモンと老子 ご対面

2007年09月06日 | Weblog
対極する事のバランスを調整する方法でパワーを引き出す白魔術に対して、そもそも「無為自然の世界にはそんな対立は無い」と根底から覆す「道 (TAO)」は 老子に始まる思想で、興味深い挑戦をしています。この自然はネイチャーの事では無く「自ら然る」という意味で、万物が元々内在させている道の根源に力を預ける事によって調和が成り立つという思想です。例えると、世の中に「黒」という色が一色だけなら「色」である必要も「黒」である意味も無くて「黒」という存在は「白」や他の色の存在無しにありえない と同時に他の色も「黒」によって他の色として成り立ち、人間も同じ様に自分は他の人の存在によって自分であり、自分によって他の人も他の人として成り立つ!という「相対性は存在の必然で存在の本質的な要素」と説くのです。仏教ではこの相対観に「諸行無常」と虚しい諦めで否定的なのに対して、クールで楽観的なイメージです。そんなクールな雰囲気はソロモン王の魔術に共通する感じがします。天使も悪魔も両方使い分けられる感覚は完全に均等なバランスで強いパワーを得ていた訳です。この感覚は おれがフリーメイソンに興味を持った最初の衝動で、悪魔も天使も讃えている事にリアリティを感じたのです。変にダークサイドを隠している無理矢理に明るいモノって、ちょっと気持ち悪い薄っぺらさを感じて警戒してしまいます。強いパワーを求めて極端に強い悪と極端に強い善をわざわざ ぶつけてハレーションの様に光るパワーを楽しんでいるのが今の強さを求めるグローバル社会の構造で、実際に魔法術が実用されている事は明らかな事実!もはや手段を選ばない力強さは恐らく黒魔術に属する巧妙な技術です。とりあえずしようが無いから 今は白魔術に頼ってバランスを取戻す必要がありそうで、極端に傾いたシーソーは ひっくり返して楽しむべきです「正義じゃなくて、面白いから揺らしちゃえ!」てね。

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