JAHPON LAND( Pucci )

スケートファニチャーやステンドグラス作品などJAHPON.comとして活躍する作家 土屋隆亮(プチ)のメッセージ!

鬼ゴンズ教祖のバイブル

2007年08月18日 | Weblog
マーク鬼ゴンザレス大先生が2000年頃トランスワールドに載せた感動のコラムの話です。スケートボード新旧を対比して考察したもので、流石の奇才!滅茶苦茶そうで芯はマトモな的を得た傑作です。当時のスケートの流れはフラットトリックと呼ばれる、平らなパークでカーブボックスと呼ばれる箱形の障害物に細かい技でグラインドをかける等の「決められた場所で技の完成度を高めるトレーニング」的な流行りがありました。真面目な日本人らしい感覚でパークまでの移動時バックにボードをしまってる人をよく見かけた程です。鬼ゴンズ曰く「最近のスケートボードは直線的でコントロールし過ぎ」と表現し 彼好みの曲線的な乗りを誘発する様に「KROOKED」というブランドを立ち上げます!意味はグニャグニャだって!!その理論は最高に優しく 自分の好みを混ぜながら決して否定から入らない、人徳がにじみ出た美しい文章でした。「昔のボードは大きくて 飛んで行くボードにしがみついて乗っていた」そんなスタイルが大好きだったと。只 走行する道筋が直線か曲線かという話ではありません!これは もはやスケートだけの話では無いのです!テクノロジーの発達による人間の制御能力が進み過ぎる事への警告にも全く重ね合わせる事が出来るのです!コントロールする事に程良く挑戦し続けるバランスというのは難しいもので、時には道具も退化しながらでも 楽しもうよっていう遊び心が大切だという事です。このコラムに反応したスケーターも多かった筈だし、ホソイブーム復活やドッグタウンブームの技よりもスタイル重視の流れも重なり、予言者ゴンズの祈り通りに曲線的スケートボードが広まりました。あのコラムはバイブルで、ゴンズを崇める おれ等は信者だね。ちょっとしたポエムにも深く感動したりしてしまいます。読んでない信者はバイブルを探して下さい!必ず誰かが知っています!

最新の画像もっと見る

コメントを投稿