JAHPON LAND( Pucci )

スケートファニチャーやステンドグラス作品などJAHPON.comとして活躍する作家 土屋隆亮(プチ)のメッセージ!

ケニーの兄貴と現場探し

2007年08月11日 | Weblog
芸術家を本格的に志すきっかけになったのが「キースヘリング先生」ですが 生きて継承している大好きな作家がいます。「KENNY SCHARF」という名のやんちゃな奴で、純粋に楽しんでいる感じがたまらなくイイ バランスなのです。作家をしていたら美術館やビッグビジネスを目指したくなりますが、創作活動というものは純粋な楽しみを基本と考えたいので そんな初期衝動を失なわずマイペースに活動する ケニーシャーフに憧れるのです。こんな話の時に頭に浮かぶのは「ピーターマックス先生」です。美術館をにぎわす実力を持ちながら、ビニール製品やバッチなどの安い仕事を沢山したので格が上がらず美術館入り出来なかった残念な作家...と言われがちです。おれは本人は解っていてPOPを追求した結果選択した道だと思うし、そんなに美術館が偉いのか?と強がって言いたいです。正直、憧れは永久に振り切れないでしょうが 美術館の裏のしくみを知ると それを目的に活動する程バカバカしい事は無いと思ってしまいます。アートの現場として、おれが感じるリアリティあるコミュニティはホットロッドカルチャーの世界で カーショーやギャラリーでのイベントでイラストや彫刻、車そのものに職人技術のピンストライプ、さらにタトゥー、シルバージュエリー等まで様々です。全てちゃんと買う人がいて成り立っている現実感のある世界で無駄がありません。アート出身で職人に向うタイプと職人出身でアートに向うタイプ、対極するタイプが上手く融合したらいいのにと長年夢見ていますが、アート出身の洗練され過ぎるセンスには職人の作品が中途半端に見えてしまったり、職人出身のテリトリーを出ずに活動が成り立つ恵まれた環境が活動を籠らせてしまったりで、なかなか混ざりません。ホットロッドの世界はヲタクそのものなので、おれのヲタク気質にもピッタリで アート界にいる浮ついたセレヴ野郎や甘えた坊っちゃん嬢ちゃん蘊蓄メガネよりも、居心地がいいんだわぁ。そんな憧れのいいバランスに「ケニーシャーフ先輩」がいるんだよね!勝手にヘリング門下生の兄弟子としてライバル視して精進しようと思います。ナイスなサイトも要チェック! www.kennyscharf.com (16日までお盆休みです)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿