JAHPON LAND( Pucci )

スケートファニチャーやステンドグラス作品などJAHPON.comとして活躍する作家 土屋隆亮(プチ)のメッセージ!

INTO THE MILD 35

2011年02月06日 | INTO THE MILD
 屈託の無い明るさで社交的な彼女の友人は、みんな素敵な面白さでワイワイ賑やか!類は友を呼ぶ~流石「趣味は飲み会」と公言するだけあって、楽しみ方を知っている「アガれる」奴らが大集合!緊張する彼女を笑顔でひやかす愉快な様子を見て 改めて惚れ直し 信頼出来る人間性を確認するのです。もしも おれが東京で式をして友人を全力で集めたとしても、こんなにも本気で祝ってくれる友人がいるだろうか?自分が如何に人との関わりを怠って 自分の創作世界に かまけていたかを思い知らされて、身震いする程 彼女が神々しく輝いて見えたのです。
 何度も選んだ衣裳と キッチリ仕上げて臨んだダイエットは、やっぱり女性の人生最大の大舞台の迫力を感じるもので、実際 見たことの無い美しさで輝いていました。
 神社での大集合の記念写真を撮ると披露宴会場へ大移動。大広間には三列の長い長い机が配され 音響演出に 琴の生演奏を お2人招いて、きらびやかな音色が響いています。
 音楽って記憶に欠かせないもの!と、琴用の編曲をプロの琴アーティスト「てみ」さんに依頼して 珍しい琴バージョンのリクエスト曲を用意したのです。結婚行進曲や てんとう虫のサンバ、MJの ヒールザワールド なんて聴いてみたいでしょ。おれの中での一番の結婚テーマソングは「The ROSE」和訳された「愛は花、君はその種子」のジブリの方では無くオリジナルのジャニスに捧げたBette Midlerのやつなんだ。式や2人の奇跡を想い出すと 必ず今でも 頭の中ではスライドショーと共に流れるんだ!勿論、琴の音色で!多くのファンが それぞれに当てはまり 人生をしみじみさせる名曲なのだけれど、おれの中でも「孤独の渇きから細く伸びた芽で スレスレに掴む事が出来た彼女との家庭 それこそが故郷」と、オーバーなファンタジー気分に浸れる 人生最大の名曲なのです。
 学生時代、共通絵画と呼ばれる科目で樹根をデッサンする課題の時に、この曲をテーマに作品を描いた19のおれがいたんだ。一対の ひからびた樹根から伸びた芽が一つに絡まって 両足から繋がり 双葉頭の光り輝く人間になっている~という、蒼く童貞の おれのファンタジー!遠い目をしてから「英語の詩を和訳する際の 解釈は、正にアンサーソングとして新しい作品が産まれるものだね。」なんて クールに呟きながら 主演男優のおれの映画を一時停止して カメラ目線で振り返る おれの人生劇場。戦場カメラマンばりに肩をすくめてみたりするんだ~ノイローゼ?マジやで~つづく


The Rose / Bette Midler

愛は花、君はその種子 / 都はるみ