JAHPON LAND( Pucci )

スケートファニチャーやステンドグラス作品などJAHPON.comとして活躍する作家 土屋隆亮(プチ)のメッセージ!

不可解な類似作品道徳

2008年06月06日 | Weblog
どこから話をしたら良いのか?哲学的に研究課題として投げかけさせて下さい。スケートファニチャーにも数種類の「ニセもの」が発見されています。安いけど酷いグレードの物から貴重な資料として買ってしまったナイスな物まで。当然イヤだな~って思うけれど、商品として永く現役販売するには相当の覚悟が必要な事を 実際に運営している おれ自身が知っているから、それ程のダメージはありません。パターンは知れていて 1番「安さを改良したパチモデル~当然デザイン性も落ちる」これは安い,格好悪い で笑えます。2番「デザインもオリジナルで高級仕様 本家を凌ぐグレード~当然高価過ぎで数は売れない」恥を忍んで思わず記念に買ってしまったタイプです!やるなあ~ってニヤニヤ!でも売れないから長期販売はされません。3番「デザイン丸パクリの成りすましモデル~犯罪者として訴えれる容疑者です!」本家の品位を落とす恐れがあるけど 堂々と売れない後ろめたさで やはり長期販売出来ません!パクリ側も人の子ですね。色々ニセにもスタイルがあって儲かると思った人や コストダウンに閃いた~とか、「商売」での大抵の人間心理は追う事が出来ます。さて、今日問題にしたいのは「作品」「芸術」の世界のニセもん問題です。親しくしている「HARVEST」ご存じ廃スケートボードを切り抜きアクセサリーにするブランドです。「大企業が強いパワーでアイデアを盗み 暴力的なコマーシャルで潰される災難は想像もしていたけれど、まさか芸術家と名乗る同世代の作品でパクられるとは 考えてもいなかった様です。」発表された時間的証拠や記事で訴訟になればハッキリ出来る程の真似疑惑でハーベストファンにとっては「いいの?放っといて~」と困惑の噂です!以前 松本零士 ケミストリーの歌詞訴訟の時 論じた「武士道ならぬ芸術道を」の再来!疑惑の当人は核真犯で 本家ハーベストを知っていて 会いたいそうです!?スケートファニチャーそのものの作品もやっているので、両パクリの驚き。「作品として世に出す時は 慎重に 誰かに被らない新しい物かを知っていなければなりません!本当に偶然とか 運悪く もしも被るのならば お蔵入り~か 本家への配慮や、オマージュ,アンサーソングだよ~ という明確なメッセージを明記する礼儀が必要」なのです。だって笑えないでしょ!不快にさせる作品って相当配慮しなければ成り立たないよ。軽々しく再構築と呼ぶカットアンドペーストやサンプリング するけど、相当な配慮があって成り立つ危険な行為です。どうしても プライドの無い様に疑える彼の行為の心理が解りません!儲けたいパクリ商品ならシンプルなのに、「何の為に発表するのか?どう成りたいのか?クリエイト願望?友達になりたいの?」不思議な感覚です。特に最近ピスト関連作品を発表して恐ろしい被り具合。とは言ってもモラルレヴェルの考えで、経典も法律も無い世界!あなたならどう考えますか?良い研究サンプルです。スケートファニチャーっぽい作品も良い出来なので おれは参考に買っても良いかと思う軽さだけど、ハーベストの心境を考えると苦しくなります。扱うメディア、展覧会ならキュレーターが「残念だけどニセ疑惑を呼ぶから取り扱い出来ない」と調整すべき事で、文化の流れを知っている評論家タイプの御意見番が一括していた時代には考えられないミスだと思います。出来が良い作品なだけに人間的な品位で傷がついて勿体無い事ですね。もう手遅れで和解も厳しいかもしれませんけど、親友になれるかも~なセンスやスキル!切ない話です。おれなら会ってみてもいいけど「ハーベストに あやまんなよ~」って馴れ馴れしく言っちゃうかもね。人間ってむずかしいね!みんなも作品比べて かんがえよう!

石渡 誠(芸術家)のサイト http://c-o-r-e.cc

ハーベストのサイト http://www.harvest-re.com