JAHPON LAND( Pucci )

スケートファニチャーやステンドグラス作品などJAHPON.comとして活躍する作家 土屋隆亮(プチ)のメッセージ!

INTO THE MILD 49

2011年11月14日 | INTO THE MILD
 宇宙キター!病院に到着すると、ポーやんは「こんなにいたいとわ」と のたうちまわっています。机の上には 陣痛のタイムが なぐり書きされ、最後の文字は読めない程!分娩室に移動したポーやんの声を廊下で聞きながら祈ります。~そして平井 堅 似の先生の見込み通りの時刻に 全てが整い、中に呼ばれました。医者エプロンやらフル装備で入ると 汗だくのポーやんが 一休み中!汗を拭き 水を一口飲ませると最後のいきみで、どど~ん!「アギャーアギャー」元気に暴れるツルツルピンク!足はバタバタ走り、手は犬掻きの様に激しく泳ぎ掴む物を探してる!真っ赤な金玉 デカく、青い へそコードは長く メインチューブの周りを正確な螺旋状にサブコードが巻いてあります!あらゆるディテールが鮮やかな色と精密な形で輝いています!驚いた!宇宙すぎる!やばい、宇宙すぎる!おれの頭は真っ白で カラフル過ぎる事や精密過ぎる事を眼に焼き付けながら「うわあぁ~」ばっかり言ってテンパってました。綺麗に拭かれて初オムツを履かせる頃には落ち着いて来て、「これが胎盤やで~」と高く掲げて見せてくれる面白い先生に、すげぇ~って笑っていました。あれはまるで配電盤!プレデターのリュックサックか?てな感じに 何故か電気系のイメージに見えて「何だってこんなにコードを色分けしてあるんやろ」と不思議だらけ。ポーやんも ホッとして想像もつかない達成感に満ちています!胸に乗せて御対面する頃には「痛かった事もう忘れかけてる」と。何より かわいいんや!「自分の子は特別って よく聞くけど、これは本当に一般的にかわいくないか?」と親バカを疑りながらの親バカ発言をし続けてるんや。
 2011年11月10日 6時48分 2880g
 名前は「土屋 野依人」「のいと」 です。由来は「野原に帰依する人」帰依って仏教とかで悟り後に行く平原なんやけど、大抵 真っ白な地平線だけのイメージで 野原の方がいいのになぁ~って事です。二人共、素朴な名前にしたいね~ってプランから 野原のイメージが出て、学生時代に教わった尊敬する評論家の恩師「椹木 野衣」先生の ノイ の音が候補に!将来 読み間違われない事を条件にしていた事、のい だけでは女の子と間違われやしないか?で人が加わり呼びやすく完成したのです。映画、荒野へ「INTO THE WILD」も大きく影響しているね!
 野原には「野」の偉大な適当さがあるよ!雑草が適当に生えたり、たまに花咲いたりとか。毎日の日課になっている 山羊の太郎兵衛を田畑さんちの畑に連れて行くんや。何も作って無い畑は素敵な野原で、ポーやんも おれも 当然 タロちゃんも大好き!休みなく適当に食べ続ける様子を のんびり眺めていると時間は止まり宇宙に浮かんだ野原の惑星のイメージに飛んで行くんだ。国や誰かの所有物ばかりの この世に本物の野原なんて無いけれど、今「野」こそが宇宙やと思うんや。そして出産の宇宙に接触した今、大いなる生物の大義 人類の種族繁栄に関わった時、おれ等は本当の意味でPファンクのジョージ クリントンが言う「ユナイト」したんだぜ!
 人智の及ばない超越が同時にフラッシュ!中から外へ、子が父へ、めり返り 反転 転換。文明がほんの宇宙の一部である事を 拒絶するかの様に人智が宇宙の支配を錯覚する。「わけわからない事をわけわからない事として受け入れる」不思議なコトは不思議なママに!知識の放棄を促す素晴らしいイニシエーション!立ち会い出産まじでオススメやで~ ポーやん本当にお疲れ様!11日は おれの誕生日、1日早く最高に素敵なプレゼントをもらったよ。ありがとう!父ちゃんがんばるぜ!





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