おれのジャガー

10. Jahrestag "Mein Jaguar"

自衛隊養成(後編)

2005-09-03 16:02:46 | 名作劇場
この日記は2002,10,5の日記です。


「私のする動きにあわせて動きなさい」と言って体の動きのテストをする自衛隊の試験官。手首、足首、首をまわすテストを終えた試験官はゆっくりと次の姿勢をとった。「じゃあ、これはできるかな?」そう挑戦的に言い放った試験官はおもむろに両手を首の後ろで組み、腰を回すというセクシーポーズを始めた!「ああ!いい年こいたおっさんがあんなになやましい動きを!」しかも、しているのはおっさんだけではない。自分を含めたパンツ一枚の若人が10人もいっせいにその動きをしている。しかも周りにはチェックシートを持った試験官が数人まじめにその光景を観察している。.....これはなにかの宗教ではないか?とさえ思える光景。ふと横を見るとクラスメートのO君の姿が!「なんてこった!いつもクールなO君があんなに恥ずかしい踊りを!」ついにふきだすおれ。つられてふきだすO君。二人が爆笑をこらえる中、裸体にパンツ1枚の男たちのセクシーな時間だけが過ぎていった....。

そんなこんなでお昼の時間になった。早めに食事をすませ、興味本位で覗く売店。はしゃぐおれたち。「自衛隊の売店だからさ、きっと武器とか売ってるんだよ!」「そんなわけねーじゃん」....そんな会話の中、棚に堂々と置かれた一発の手榴弾。一同興奮のあまり手にとってみる、しかし「あれれ?軽いぞ?...なんだ、偽者か」....そりゃそうでしょ。でもよくよく見てみると、ナイフや迷彩色のファンデーションなど、それらしきものがぎっしり。そんな中見つけた「自衛隊ストラップ」。陸、海、空の3タイプがあり、見つけるや否や陸タイプを購入しPHSにつけるおれ。後でわかったんだけど、ストラップを買った受験生などおれぐらいだったようだ。

最後にあったのは面接だった。試験官3人に対して受験者1人のスタイルで質疑応答がなされるこれは難関だった!

さっきのO君の場合、


試験官「自衛隊には陸、海、空の3つの部署があるけど、どれに所属したい?」


O「はい、陸軍です!」


試験官「.....あ~、今は『陸上自衛隊』っていうんだけどねぇ....」



で、こんな感じ。この発言は、「自分は自衛隊に入るつもりはありません!」って言ったのに等しい。
Jの場合、


試験官「たとえば君が希望した部署に入れなかったとするね。そんなときはどうする?」


J「........くやしいです


試験官「いや、そうじゃなくて、「自分の悪いとこをなおす、とかさ、そういう質問よ(汗)」


J「いや~、自分は悪いところはあんまりないと思うんで


試験官「........。」


.....すごいぞJ!この場合、what do you~?で聞かれた事に対して、how are you~?の答えで返してるあたりがたまらない。それにくわえて最後の言葉。....でも、自衛隊の人はこういう子が大好きなのかこいつは受かりました


でもほんと、このとき思ったのは、国を守るってのは大変なんだなってことでした。これだけ厳しい試験で厳選するあたり、特に。ほんとに感謝しなければいけない、と思いました。


ちなみに、珍プレーは試験だけではないようです。現在自衛隊に勤務する僕の友達は訓練生時代、「古文の女教師にHな発言をしたために体育教師に腕立て200回を命じられ」たり、「訓練中に頭に銃剣がサックリ刺さる」なんて珍プレーもしてくれました。

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