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トランプ氏の経営者としての商標意識

2016-11-21 | 日中以外にも関係シーン
諸報道では「会談」と言われているが、急いで次期米国大統領のトランプ氏に挨拶に行く必要があるのか、ないのか、また、会った成果があったのか、なかっのか、見解が多様のようである。ところで、いきなりではあるが、以下はトランプ氏の経営者としての商標意識はどれほど強いか?を知る話。

中国北京青年新聞の報道によると、トランプ氏は2005年から、中国で商標登録を出願しはじめて、いままでなんと82件の出願も。出願した商標の標識や分類によっては、既に中国出願者に先行登録され、これに対し異議申し立て、再審請求、行政訴訟までを起こして、結局負けたのもあるが、70件を超える有効商標も。

登録された中国商標は、TRUMPのほか、特朗普、川普、川普広場、川普国際酒店…など、実に豊富。なぜ2005年からなのか、どのような分類に出願・登録したのか、などを詳しく見ていければ、トランプ氏の中国進出を狙ったと思われる商標戦略や事業戦略の一部も見えるかもしれない。

ちなみに、「川普」もTRUMPの中国語発音でして、というか、こちらの中国語発音の方が「特朗普」よりも英語に近いである。 商標権の侵害判断に繋がる類似問題を考える際、発音類似も重要な判断基準の一つである。中国人によるトランプ商標の先行出願は、今後なくなるだろう。


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