さて、「麦当労」をご存知の方は少なくないだろう、そう、あのハンバーグ帝国のマクドナルドの中国名である。が、「金拱門」を知っている方はどれほど居られるかなぁー? ある写真を見ると、マクドナルドのロゴマークがそのまま使われている。もしかして、これはマクドナルドのブランド力を悪用したニセモノでもあるのか。答えは「ノー」。実は、2017年10月12日に、「麦当労(中国)有限公司」が「金拱門(中国)有限公司」に名称変更された。これは、中国マクドナルドは、中国の国有複合企業「中国中信集団」と米国投資ファンド「カーライル・グループ」によって買収されたからである。1990年に中国深センにオープンされた最初の「麦当労」から30年近く経ったところでの出来事であり、いまのところ、必ずすべての「麦当労」の看板が「金拱門」に変わるとのことでもないようである。が、「金拱門」となった本社が管理する「麦当労」店舗は中国大陸だけでも2500にものぼる中、今後、中国風の独自のメニューやサービスが出て来る可能性もあろうと推測。これでさらなる拡大を目指されるのは可能だろうか。異文化経営や経営イノベーション、またはM&Aの一事例としても興味深く思う。
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