八十八夜、茶摘みと茜だすき

昨日、5月2日は「八十八夜」だったそうです。(^｡^)

八十八夜は、立春から八十八日目にあたる日で、「夏も近づく八十八夜」で始まる小学唱歌の歌詞にあるように立夏も間近く、農事、殊に種蒔に適した時の到来を意味する大切な日、とのこと。(^-^)

古来、中国発祥とされる「二十四節気」とは別に、畑仕事の目安となる「雑節」というものがあります。(^_^)

雑節は、暮らしのなかから生まれ、長く積み重ねられた生活の知恵と経験に基づいた、大切な季節の目印と言えます。(^｡^)

その雑節のなかの一つに「八十八夜」がありますが、実はこの頃、来たる初夏を前に最後の冷え込みが夜、山間部を包むことがあるそうです。(^-^)

雨のあとのよく晴れた日、夜が更けるころになって急にぐんと冷え込んで霜が降りる。この、季節外れの遅霜（晩霜）は、桑やお茶、果樹などに大変な打撃を与えます。(^_^)

このことを「八十八夜の別れ霜」と表現することがあります。ほかに「忘れ霜」「霜の果て」なんて美しい言い回しもあるようですね。(°▽°)

ところが、八十八夜を過ぎる頃になれば、霜の心配もなくなり、安心して種をまいたり苗を定植することができる、というわけです。(^｡^)

八十八夜が過ぎれば、すぐに立夏。春の終わり、最後の寒気をしのいだら、やがて空は夏めいて田植えの季節が訪れます。(^-^)

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「八十八夜」と言うと、「夏も近づく、、、」と口から唱歌がこぼれて来ますよね。( ^_^)/~~~

♬夏も近づく八十八夜
　

　野にも山にも若葉が茂る
　

　あれに見えるは茶摘みじゃないか
　

　茜だすきに菅の笠♬

小学校の教科書にも掲載された唱歌『茶摘』は、5月の茶畑の美しい風景を歌ったものです。(^_^)

茜だすき、、、難しい言葉のように思えますが、写真を見ると、「あー、この格好のことか！」となること、請合い、、、(°▽°)

ちょっと芝居じみてはいますが、今も茶摘みの風景に欠かせませんよね。( ; _ ; )/~~~

「走り茶や茜だすきの唄恋し」　祖谷馬関

（注）お茶は年四回摘み取られるが、その年の最初に摘み取られるお茶を新茶、一番茶または走り茶という。四月の終わりから五月中頃までであり、香りはよく、おいしいお茶である。静岡茶や宇治茶が有名。