岩風呂

ラーメンを中心に食べ歩きとかレシピを乗せてます。そして時々猫が登場するブログです。

【ラーメンレポ】支那そば 小むろ

2015-01-07 23:45:47 | ラーメンレポ

美味しいラーメンが食べたい!

いつもそう思ってるはずなんですけど、今日は、なぜか今日だけは、そういう気分で絶対はずしたくない。
そんな平日の休日。

嫁はパートに、子供らは学校に・・・行ってしまえば独り者も同然!

そそくさとご近所の良さそうなところをネットでチェック!
こういう時に限って、美味しければ何でもいい、ってわけじゃなくなんか具体的なんだけどちょっと靄がかかった様な正解が頭の中で渦巻くわけです。
あっさりした醤油スープで、ちょっと煮干し、鰹節とかの和風の風味が強めで・・・小麦が香る自家製麺の・・・最近の流行で言えば「ネオクラシカル」。そして出来れば自宅からは30分以内のところで、さらに今まで行ったことがないところ。
でもさっきも言いましたけど、絶対、僕、外したくないんです。

という、結婚相談所やハローワークならそれだけで追い返されそうな希望の数々を並べ立てて探した結果引っかかってきた。



こちらの小むろ

閉店してしまった五反田のかづ屋出身のご主人が営むお店。
たんたん亭→かづ屋の系列と言えば伝統の支那そばライン。まず間違いないと見て良いでしょう。
ということで、たんたん亭にもかづ屋にも通じるシンプルな店構えを確認して入店。

こちらのお店、オープンして1か月くらいの新店なんですけど、珍しく食券制でありません。
とりあえず着席してワンタンメンをオーダー。
しばらく待ちます。

それにしても・・・。



製麺室も気になりますが、その手前のアイテムもなかなか気になりますなあ。
後学のためにじろじろかなり観察してしまいました。

それにしても店構えだけでなく、店内も非常にシンプル。
決して殺風景なのではなく、余計なものがない。という印象。
ここで作られるラーメンが食べる前から店の雰囲気を通して伝わってくる気がします。

オープンキッチンなのでカウンターからご主人がラーメンを作っているところが見えるわけですが、スープを注ぐところから麺あげするところまで、流れるような作業が本当に素晴らしい。
素人には到底真似できない、流れるような作業手順をかぶりつきで見ることが出来ます。
特に平ざるの麺上げのところはそれだけでお金が取れそうなくらいの名人芸です。

って、ずいぶん今日は講釈が長いですねえ。
さっさとラーメンの話に入りましょうか。

さて、かづ屋の時から見てるんですが、こちらでワンタンメンを頼むと~



平ざるで上げた麺を綺麗に片側に寄せて、くぼみを作り



そこに、ワンタンを泳がせるというにくい演出。
もう、このフォルムが見たくてワンタンメン!というのも大げさではありません。



小さ目のチャーシューは煮豚ではなく、たれやはちみつを塗ってじっくりと焼いたまさに叉焼。



ストレートでしなやかな麺。



テルテル坊主・・・ではなく、麺と同じ小麦粉、加水率で皮を作っているという餡が多めなワンタン。

まずスープは丸鶏から出た旨味と魚介系の香りが絶妙。醤油だれも凄く調整されていて、スープと引き立てあっています。
そのスープを壊さないようにかん水は抑え目で、加水率はやや多めなのかな?
チャーシューが・・・、メンマが・・・、ワンタンが・・・と出てきますが、これをシンプルに言うと

美味しい!

丁寧な仕事、丁寧な味。たんたん亭系かづ屋出身のお店はホント外れませんね。

って・・・そういえば。
インテリアやラーメンに夢中になっていましたが、目の前の卓上調味料をチェックしてませんでした。



胡椒、酢、唐辛子・・・これは



「揚げねぎです」と店主さん。
じゃあこの辺で味変え・・・



って実はもう麺残ってないけどな・・・ってこれでスープをいただきます。
これはこれでアリだけど、なくても十分美味しいですね。

麺とスープを同時に食べ進んで、最後の一口、二口の時に入れるのが個人的なベストタイミングだと思われます。



食べ終わって「ごちそうさま」って言った瞬間、店主さんが目を合わせて「ありがとうございました」の言葉がまた絶妙でよかったです。

・・・と席を立ち、出口へ・・・いや、ダメ!!
後会計なので、食券に慣れてると危うく食い逃げしそうになってしまいますぜ!お気をつけて。

それでは、改めまして!

ごちそうさまでした。
ではでは


【地図】千葉県市川市末広1丁目18-13 SATOMI-4番館





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