岩見太市の老いを活きる語録集

 豊かな高齢社会を創造するNPO法人「シーズネット」の活動を日記風に紹介。2010年がんを発病し、その闘病も紹介。

当事者の視点で

2009年04月19日 | Weblog
 私たちNPO法人シーズネットでは今年度の新規事業の一つとして高齢者対応の住まい相談・情報提供センター(仮称)のような機関の開設に向けて準備を進めていますが、17,18日の土日の2日間をかけてシーズネット会員への参加を求める説明会を開催しました。

 2日間で約25名程度の参加があり、内その活動に参加する可能性のある会員が12,3名おられるようなので、取りあえずはホッとしました。
 この事業はシーズネット単独で実施するものではなく、他の団体や企業との協働を前提としているだけに、新しい視点での活動として力を入れたいと思っています。

 何よりも当面は札幌中心ですが、介護保険外のさまざまな共同住宅の種類、内容などを一元的に相談し、情報を提供する公益的な拠点がないため、敢えてそのニーズに応えたいと思います。

 私たちのモットーは、「当事者の視点」です。
 何とか今年の夏頃には開設できるよう具体的な準備に入ります。

ジョギング開始

2009年04月18日 | Weblog
 雪解けが進み、豊平川の河川敷に堆積されていた雪の山も消えましたので、今日から豊平川沿いのジョギングをはじめました。
 まだ肌寒い風が吹いていましたが、ミュンヘン大橋から南21条大橋まで往復約1時間かけて軽いランニングです。
 藻岩山登山で足は鍛えられているのか、往路は殆ど休むことなく走り続けることができ、後半は体に汗が滲むようになって、満足なスタートでした。

 堆積されていた雪捨て場にはまだ石ころや砂の塊が残っていて掃除されていましたが、コースには既にぼくと同じようにランニングしている方やペットと散歩している方、中には歩くスキーの訓練をしている姿も見受けられました。
 これから気候が温暖になるに連れて、豊平川の河川敷は市民の憩いの広場になっていくのでしょう。

 いよいよ北の国にも春の訪れですね!

テレビ見てました

2009年04月17日 | Weblog
 昨日の事務所からの岐路。北大正門前の事務所から札幌駅バスセンターまで歩いて定てつバスに乗るのですが、丁度札幌駅北口を歩いていてひとりの中年女性とすれ違いざまに会釈をされましたので、ぼくも反射的に会釈を返しました。

 チラッと顔を拝見しましたが、覚えがありません。シーズネットの方か、どこかの地域でお会いした方なのか、それともテレビをご覧になっただけなのか・・・?

 その時、その女性が「今朝のテレビ、見ましたよ!」と声をかけ、そのまま振り向きもしないで通り過ぎて行かれました。
 道を歩いていて会釈をされる方は時折おられますが、そのような声をかけられたのは珍しいことです。
 大半の方はテレビを見られても、そのことは言わずに一瞥されるケースが多いのではないかと思っています。

 それにしても道を歩く時も周囲を気にしなくてはならないとは・・・。

人間関係づくりと居場所づくり

2009年04月16日 | Weblog
 朝UHBテレビのコメンテーターとして生出演した後、午後はシーズネットに3ヶ月内に入会された新入会員を対象にしたオリエンテーションが開催され、ぼくも参加しました。

 全員で17名の参加でしたが、今回は札幌シニア大学の卒業者の多いのにびっくりしました。大学を卒業した後の自分自身の行き場づくりもテーマになっているようです。

 テレビのコメンテーターとして視聴者からの声をお聞きしていると、相談相手もいない孤立した暮らしで悩んでおられ方が如何に多いかを実感しています。

 これからのシニア人生では孤立しないで「人間関係をつくること」と自分自身の「居場所をつくること」の大切を改めて感じました。
 
 新年度に入って4月半ばになりました。サラリーマン人生の終えた方で地域と関わっていない方、是非シーズネットでの活動を考えて下さい!

地域福祉と住まい

2009年04月15日 | Weblog
 北海道医療大でコミュニティワーク論を担当して来ました。
 今日のテーマは地域福祉の重要性と高齢者の住まいの関心度が高まっているという内容の話でした。

 話をしながらフッと思ったのは札幌市内で高齢者共同住宅の類が急増している現象と地域福祉の弱さ(共助の力)が比例しているのではないかとの思いでした。
 今住んでいるところに愛着があり、人間関係があれば、多分今住んでいるところで人生を全うしたいと思うのが普通ではないでしょうか?
 それが希薄なために住み替えが大きなテーマになっている、と感じました。

 明日は新年度最初のUHBテレビ(北海道)のトークで北海道のコメンテーターとして出演予定です。
 住まいの問題がテーマです。

研修の持ち方

2009年04月14日 | Weblog
 新年度が動き始めてさまざまな講演や研修依頼が来るようになってきましたが、大きく分けると一方的なテーマに基づく講演依頼と、受講者も参加できるようなグループワークなどを採りいれた研修依頼に大別されます。

 ただ最近の傾向として一方的な話だけではなく、受講者の参加できるような手法を採りいれた研修がだんだん増えてきているように感じます。

 今日も札幌市が主催するシニア大学のカリキュラムでグループワーク導入の可能性について打診があり、200余名の参加者でグループづくりの大変さもありましたが、とにかく試みとして実施することになりました。

 特に地域活動を呼びかけるような研修については、随分中身や手法が変わりつつあることを実感しています。

サンシャイン総合学園

2009年04月13日 | Weblog
 札幌でぼくが顧問として2級ヘルパー養成研修の講座を担当しているサンシャイン総合学園の事務所がサンシャインビルから北5西6の道通第二ビルに引っ越ししたため、今朝新しい事務所に行ってきました。

 不況の中で介護関係の職種が脚光を浴びており、サンシャイン総合学園もハローワークの委託で2級ヘルパー養成研修に力を入れているようですが、単に知識だけではなく現場に密着した訓練に定評があるようです。

 介護の質を少しでも高めるために単なるヘルパー養成だけではなく、人間として尊厳してもらえるような介護の在り方を現場から発信し続けたいと念じています。

 覚知取締役と教育だけではなく、質の良い介護保険外のサービス提供の事業展開についても意見交換をさせて頂きました。

どっちが多い?

2009年04月12日 | Weblog
 今朝も標高531メートルの藻岩山に登ってきましたが、いつもすれ違う登山者の大半は単独登山者ですが、今日はすれ違った男女どちらのひとり登山者が多いか数えてみました。

 年代はシーズネットと同じ50~70代程度で単独登山者が圧倒的に多いと見受けられます。

 時間は7時半開始、8時半に展望台着、5分の小休止の後下山をはじめ9時20分に登山口に到着しました。
 その間にすれ違った単独登山者の性別です。
 さて、どちらが多かったでしょうか?

 僕自身の予想では70%が男性ではないかと思っていたのですが・・・
 結果はすれ違った単独登山者人数61名で男性33名(54%)、女性28名(46%)という結果になりました。
 日曜日の早朝登山としては以外と女性が多いと感じました。
 この結果に対して、どうお思いですか?

春先の体調 

2009年04月11日 | Weblog
 一昨年の今頃は突然の動悸や声が出なくなるなどの体調不良に悩まされていましたが昨年の春先は大過なく過ぎ去りホッとしたものです。

 今年は体調のことを意識しませんでしたが、4~5日前から時折動悸が再発したり、一寸した吐き気を感じたり、そして何より前進に気だるさを感じるようになっています。
 最近は寒暖の差が大きく、温度の変化が暮らしに与える影響は大きいと言われていますが、加齢によってより敏感になるのでしょうか?

 今日は朝から雲一点もない快晴の札幌の町。
 藻岩山展望台から市街を眺める心地良さは最高でしたが、今となっては気分や環境、さらに生活のリズムを変えながら変化に対応できるようにしなければならないのでしょうか。
 横たわっているには、あまりにも勿体無い気候です。

雇用創出

2009年04月10日 | Weblog
 最近いろいろな助成事業や委託事業の中身を見ると共通するのが、「雇用創出」につながるかどうか、が基準になっているように感じます。

 ある面で雇用形態の変化はそのまま社会構造の変化につながることになり、明らかに少子高齢社会に対応する新たな価値観と仕組みの中での雇用システムの構築が求められる時代背景になっているように感じます。
 雇用の仕組みの変化はそのまま新たな時代に適応できるかどうかが問われそうです。

 私たちNPOはどうなのでしようか?
 NPOも雇用、雇用と叫ばれていますが、そんなに簡単に雇用が創出できるようなら、なにもNPOにしないで会社組織でやっていけますね。
 最近は非営利と営利の区分さえファジーになってきているように感じます。