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岩見太市の老いを活きる語録集

 豊かな高齢社会を創造するNPO法人「シーズネット」の活動を日記風に紹介。2010年がんを発病し、その闘病も紹介。

安らぎの場

2013年01月16日 | Weblog
 抗がん剤を再開して6日目の今日、はじめてシーズネット事務所に行きました。腹部の痛みが緩和されており、痛み止めの薬を服用していなかったため、自分で運転して行きました。

 かなりのかすれ声でしたが事務所におられたスタッフの方は10名位でしたが、ブログを見てぼくの状態をご存じの方ばかりで、内心随分心配して下さっており、気を使って下さっている感情がヒシヒシと伝わって申し訳ない気持ちでした。
 さりげなく日常的な仕事を皆さんそれぞれの立場でされていましたが・・・。

 でも、ぼくにとってはシーズネット事務所は安らぎの場であり、気分転換の場になっています。
 かすれ声で話すと余計疲れるのは承知の上ですが・・・。
 
 今日は午前中1時間程度しかいませんでしたが、メールの対応や電話をしたりしているとすぐ時間が経ってしまった感じです。

 午後は副作用もあってやはり疲労感が強く出て今も荒い息遣いでこのブログを書いています。
 これからしばらく仮眠しますが、それでもこれからも可能な時は事務所に足を運ばせてほしいと願っています。
 仕事にはなりませんが、個人的な雑務の処理と安らぎや変化の場として・・・。

期待と覚悟

2013年01月15日 | Weblog
 今回の抗がん剤は今まで使用していたのと同じ薬で3月15日までに3回繰り返して投与を行い、3月15日にCTで抗がん剤の効果を調べ、腹部の痛みと合わせて評価されると思います。

 効果の程度によって次の段階をどうするか医師と相談することになると思いますが、今はとにかくあきらめないで辛い抗がん剤にも負けないよう体を動かし、こうしてパソコンに向かい、原稿を書いたり、とにかく何かをする意欲を失わないようにしています。
 3月15日以降、再び動けることに期待して・・・。

 万が一効果がなければ別の抗がん剤を使用すると医師は言っていますが、2種類以上の抗がん剤を使うと生活の質にも関係してきますので、2回目も効かなければ緩和ケアも考えなければならないようです。

 余命も聞きましたが、抗がん剤が効いても期間は限定されているようです。
 具体的な期間を書くのは避けさせて下さい。

 ただ、その覚悟だけはしておく必要があると痛感しています。
 
 でも生ある限りシーズネットから離れたくありません。

 今日は通院でしたが、帰宅してからも体調不良に悩んでいます。
 外は雪。

今ぼくにできること

2013年01月14日 | Weblog
 がんによる下腹部の激しい痛み、さらにがんの増幅を抑えるための抗がん剤の副作用の症状・・・特に辛いのは歩くと下腹部が痛くなって少ししか歩けないためバスや地下鉄に乗ることも出きず、痛み止めの薬を飲むと今度は車の運転ができません。

 当面は自宅から事務所までの移動手段をどうするか、大きな悩みです。
 移動できないことは何も活動がてきなくなりますね。

 そんなぼくに今できることは何か・・・。

 パソコンでワープロを使うことは可能なので、このブログやシーズネット通信の豊(宝)寿語録の原稿、機関紙ケアマネさっぽろのコラム、さらに近々スタートする介護新聞(北海道)の地域家族の必要性や具体策の連載記事、などを通じてぼくの思いやシーズネットの理念などを記事として発信することは可能です。

 原稿は体調がよく、精神的な集中力も必要なためいつでも書けませんので、できるだけそのチャンスを生かして原稿をストックし、いざと言うときにはそのストックでカバーして頂きたいと思っています。

 明日15日は通院のため事務所に行けませんが、16日以降早めに少しでも事務所の顔を出したいと思っていますが、声のかすれにびっくりしないで下さい。
 抗がん剤の副作用ですから、体調とは関係ありませんので。



抗がん剤投与再開3日目

2013年01月13日 | Weblog
 昨年の7月以降抗がん剤を半年以上中断していたためか、3日目にして早くも強い副作用に悩まされています。
 ①酷い声のかすれ・・・電話でその声を聞いた友人は内心びっくりしていました。
 ②激しい息遣い・・・脈拍は変わりませんが、激しいお腹呼吸に悩まされています。
 ③疲労感・・・室内運動に心がけていますが、少し動いたり、散歩をすると15分程度で疲労感に襲われてしまいます。

 今朝も快晴なので周囲を散策しましたがすぐ下腹部の痛みが出て歩くのが苦痛になり中断しました。

 歩くと下腹部の痛みやチクチク感はまだ消えません。
 医師からは常用の1日2回の痛み止め薬と今の薬を頓服にすれば痛み止めの併用になって痛みは緩和されると言われましたが、薬を飲むと一切車の運転はできず、一生できなくなってしまいます。
 その薬の投与は腹膜播種の緩和ケアになってしまうと感じます。

 そのため今回は従来通り短期間効き目のある頓服形式の痛み止めだけを処方して頂きました。
 次回は2月1日なのでその時までの状態で、改めて判断して頂くことになっています。

 いずれにしても半年以上の中断で寿命が縮まることになったのかも知れませんが、そのお陰で2年間抗がん剤投与の中でも講演などの活動ができたのだと思っていますので、後悔はしていません。

シーズネットを創った喜びと満足感

2013年01月12日 | Weblog
 今朝の北海道新聞生活欄一面に高齢者住まいの相談・情報センター長西原桂子さんのインタビュー記事が大きく掲載されています。

 西原さんはシーズネットに加入以来高齢者の住まいに関心を持ち、シーズネットの中に活動拠点を創って足で歩いて高齢者住宅情報誌をつくったり、独自の相談事業を行い、社会的にも認められてきた活動的な女性です。
 
 シーズネットをベースにして社会活動に取り組む彼女の姿を見て、シーズネットを創って良かった、と嬉しい気持ちになっています。
 西原さん、社会的に認知されて良かったね!

 さらに、シーズネットにはいろんなサークルやイベント、事業が会員主体で活動していますが、会員の方々からシーズネットのお陰で楽しみができた、シニア人生が充実している、新しい居場所ができた、中にはシーズネットが生きがいだ、シーズネットのお陰でうつ病を克服することができた・・・などの声を聞くことがよくあり、その度にシーズネットを創って良かった! とぼく自身喜びを感じています。

 北海道で940名の会員さん、そして京都や三重、山形の会員さんの中にも同じことを思っておられる方がおられると思います。

 少しはシニアの方々のお役に立てたかな!

治療と緩和ケア

2013年01月11日 | Weblog
 今日の診察で即今まで使っていた抗がん剤を再開しました。3月上旬までかかります。

 腫瘍マーカーが大幅に上昇しており、腹膜播種が下腹部の痛みの原因であることがはっきりしました。

 今回の抗がん剤が効かなければぼくのがん症状は末期に近くなり、効けば一定の生存期間にはなる、とのことでした。
 いずれにしても厳しい病状です。

 腹部の痛み止めは緩和ケアで、がん細胞への治療は抗がん剤の効力に期待するほかありません。

 いよいよ・・・ショックで混乱状態。
 これ以上書けません・・・。

シバレル北海道、そして明日・・・

2013年01月10日 | Weblog
 今冬の北の大地は札幌でも-10度になるのは日常的で、異常な低温です。
 そのため寒さによって外出を控えざるを得ない状況で、歩いても凍結による転倒、マイカーもスリップや渋滞・・・とにかく外に出るのが大変なシーズンに入っています。

 ましてやぼくのような病気を抱えていると風邪を引くことが命取りになる危険性があり、細心の注意が必要です。

 下腹部のがん症状で痛みが出て、明日の診察で体力があれば抗がん剤の再開、体力が低下して抗がん剤が再開できなければ入院による調整になるかも・・・と前回加藤主治医から言われています。

 何とか抗がん剤が効いて下腹部の痛みが緩和され、がん細胞の増幅が止まって縮小してくれることに期待しています。

 何れにしても厳しい状況で、場合によっては今後の生き方も問われることになるかも知れません。

 お陰さまで今日も事務所に来ることが出来ました。
 午後は帰宅するつもりですが、来週以降も貴重な居場所であるシーズネット事務所に週2~3回は来られることに希望を持って明日の診察に向き合いたいと念願しています。

男性事務スタッフの増加

2013年01月09日 | Weblog
 今月から元札幌市高齢福祉課係長の頃に大変お世話になり、最近まで札幌市老人クラブ連合会の事務局次長としてもご活躍されていた青木基成氏が同職を退職してシーズネットの事務局スタッフとして活動して頂けることになりました。
 特に孤立死問題を担当して下さるとのことですが、今まで仕事上で世話になっていた方がシーズネットの仲間として新しい人生を歩んで頂けることはぼくにとっても大きな喜びです。

 他にも最近シーズネット事務局を担って下さるシニア男性が増えており、常勤理事を加えれば10名程度になります。
 しかも事務だけではなく、渉外活動や地域活動を担って下さる方も増えており、シーズネットの輪が広がりつつあるのではないかと期待しています。

 これにサークル活動がもっと増えて会員の活動エリアも拡大すれば申し分ないのですが・・・。

 ぼくはシーズネット事務局の篠塚氏に自宅から事務局までマイカーで送って頂き、残務処理やコラムの原稿をケアマネ連協に送ったり、手紙を書いたり、それなりに雑務があるので助かります。
 いつものことですが今日も篠塚さんのお陰で事務所に来ることが出来、感謝です。
 明日も下腹部の腹痛が緩和されておれば事務所に来たいのですが・・・。

 来年度の研修会での講演依頼も来ており、受けるようにしています。
 体の状態はわかりませんが、意欲と希望だけは持ち続けたいと思いますので・・・。

新年初事務所

2013年01月08日 | Weblog
 今朝今年初めて事務所に行きました。

 今朝も腹痛があり痛み止めを飲んだため自分で車の運転ができず、家内に送迎してもらい、久しぶりの事務所訪問になりました。
 
 八木事務局長はじめ主だった方々に今後の活動についての打ち合わせをしましたが、気分的にはやはり「明けましておめでとうございます」との言葉は使いたくない心境になっていました。

 急ぎの処理だけして、1時間ほどで帰宅しました。

室内運動

2013年01月07日 | Weblog
 相変わらず腹部の痛みと気だるさ感があって、シーズネット事務所に行くことができず1日在宅で過ごしました。

 とにかく運動不足で体力低下になりますので、ラジオ体操や簡単なストレッチ、さらに室内での小走りなどをしましたが、余計お腹が痛くなってきます。
 1日家にいるのも精神的にまいってしまいそうです。

 10日までには事務所に行かなければなりませんので、何とかしたいと思っていますが・・・。
 がん症状が出てくると本当に辛いものですね。
 いろいろ悪いことばかりを考えてしまいます。

 貴重な日々を大切にしたいのに・・・。